CA Spectrum での CPU およびメモリ使用率の計算方法
CPU およびメモリの使用率のソースを算出するために読み取られる MIB オブジェクトは、個々のデバイス モデルでカスタマイズすることも、指定したモデル タイプのデフォルトとして設定することもできます。これは、CPU およびメモリの使用率のソースが sp で識別不可能な場合、または別のソースを使用したい場合にのみ必要となります。
casp1032jp
CPU およびメモリの使用率のソースを算出するために読み取られる MIB オブジェクトは、個々のデバイス モデルでカスタマイズすることも、指定したモデル タイプのデフォルトとして設定することもできます。これは、CPU およびメモリの使用率のソースが
CA Spectrum
で識別不可能な場合、または別のソースを使用したい場合にのみ必要となります。CPU とメモリの使用率をカスタマイズするには、以下のいずれかを実行します。
- テストするソースの順序およびタイプを変更します。
- 属性リダイレクト タイプによって使用されるソース属性を変更します。
属性リダイレクトとは、周知の属性を、固有の属性を指すポインタ(すなわち、リダイレクタ)として使用するプロセスです。たとえば、AirespaceSw モデル タイプ上の周知の属性である NRM_CPUUtilAttr (0x12e2d)は、Airespace 固有の CPU 属性である agentCurrentCPUUtilization (0x4b605ae)の属性 ID を保持します。
属性リダイレクトを使用すると、デバイス モデルまたはモデル タイプごとに、汎用コードで一意の属性を参照することができます。さらに、属性リダイレクトを使用すると、
SpectroSERVER
を再起動しなくても、ソース属性を変更することができます。デフォルトでは、ほとんどのモデル タイプの場合、属性リダイレクトがテストされる最初のソース タイプとなります。このため、ほとんどの状況では、属性リダイレクトで使用されている属性を変更するだけで済みます。注:
属性リダイレクトに使用できる属性タイプは限られています。標準化された CPU およびメモリのインテリジェンスに変更を加える前に、
CA Spectrum
によって CPU およびメモリの使用率が計算される方法を理解します。CA Spectrum
では、以下を実行して CPU とメモリの使用率を計算します。- CA Spectrumは、CPU とメモリの使用率を計算するのに使用されるソースを識別します。CA Spectrumは、デバイスが再設定される場合にソースを識別します。新しい基本設定属性に、可能性のあるソースのリストが指定されます。ソースはそれぞれ順番にテストされます。有効なソースが見つかった場合、ソース インテリジェンス、使用される属性、および属性のモデル タイプは、使用率の計算時に再利用できるように格納されます。これにより、ソースが再設定されるまでソースが変わらないよう保証できます。ソースのリストが空か、または無効である場合、機能しているソースは識別されず、ソース タイプは「なし」に設定され、これ以上デバイスの読み取りは行われません。一般的に、ソースは以下の順にテストされます。
- 属性リダイレクト
- CA 固有のインテリジェンス
- 標準的なインテリジェンス(RFC 2790 とネット SNMP)
- CA Spectrumは、識別された正しいソース、属性 ID およびモデル タイプ ハンドルを使用して、使用率の実際の計算を実行します。実行属性 ID リストおよび実行モデル ハンドル リストは、同じ属性が確実に読み取られるように、毎回計算メソッドに渡されます。
このセクションには、以下のトピックに関する情報が含まれています。