標準化されたメモリ使用率の計算

使用率がデフォルトで計算されないデバイスについて、または使用率が自動的に計算されていないデバイスについて標準化されたメモリ使用率を計算できます。また、デフォルトでは使用されない属性を使用してメモリ使用率を再計算できます。個々のモデルまたは選択したモデル タイプに、さまざまな属性を使用できます。モデル タイプごとに異なる属性を使用するには、Attribute Editor または Model Type Editor を使用してモデル タイプのデフォルト属性値を変更します。
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使用率がデフォルトで計算されないデバイスについて、または使用率が自動的に計算されていないデバイスについて標準化されたメモリ使用率を計算できます。また、デフォルトでは使用されない属性を使用してメモリ使用率を再計算できます。個々のモデルまたは選択したモデル タイプに、さまざまな属性を使用できます。モデル タイプごとに異なる属性を使用するには、Attribute Editor または Model Type Editor を使用してモデル タイプのデフォルト属性値を変更します。
注:
Model Type Editor の詳細については、「」を参照してください。
デバイスの標準化されたメモリ使用率が計算済みかどうかを判断するには、[しきい値とウォッチ](コンポーネント詳細画面の[情報]タブ内のしきい値サブビュー)の[ソース]列を表示します。
注: 
CA Spectrum
 では、無効な結果の調整は試行されません。たとえば、属性が 110 パーセントの使用率を返す場合、
CA Spectrum
は 110 パーセントの使用率をレポートします。値が算出されたら、属性でレポートされる値が正しい使用率を示しているかを常に確認します。負の値が返される場合、しきい値を超過していなくても、しきい値違反が示されることがあります。
以下の手順に従います。
  1. デバイスが指定の要件を満たしているかを確認します。
  2. メモリ使用率をレポートする属性があれば、それを識別し、NRM_DeviceMemoryUtilizationAttr にこの属性のハンドルを設定します。デバイスがメモリ使用率をレポートする属性をサポートしない場合は、以下の 3 つの属性の 2 つを識別します。
    • 使用済みメモリ
    • 空きメモリ
    • 合計メモリ
    関連する属性 NRM_Memory
    XXX
    Attr に値を入力します。ここで、
    XXX
    は Free (空き)、Used (使用済み)、または Total (合計)となります。必要以上に属性が指定されている場合は、そのすべての属性が同じモデル タイプに存在する必要があります。
    注:
    これらの属性は、同じ単位(たとえば、バイト、キロバイト、メガバイト、ギガバイト)でメモリ使用率をレポートする必要があります。ただし、
    CA Spectrum
    は、各属性が同じ単位をレポートするかどうかを確認しません。
    必要以上の属性数が指定される場合、
    CA Spectrum
    は、使用する属性を決定するために基本設定を以下の順序で使用します。
    1. NRM_MemoryUtiliAttr
    2. NRM_MemoryUsedAttr と NRM_MemoryTotalAttr
    3. NRM_MemoryFreeAttr と NRM_MemoryTotalAttr
    4. NRM_MemoryFreeAttr と NRM_MemoryUsedAttr
    有効な値セットを返す最初のインスタンスが使用されます。
  3. これらの属性の起源を識別します。これらの属性の起源がアプリケーション モデルにある場合、NRM_DeviceMemoryUtilizationNameAttr にアプリケーション モデルのモデル タイプ ハンドルを入力します。そうでない場合は、この属性を空にしておきます。
    NRM_DeviceMemoryUtilizationNameAttr が空のままにされている場合、
    CA Spectrum
    は指定された属性をデバイス モデルから読み取ることを試みます。NRM_DeviceMemoryUtilizationNameAttr に値が入力されている場合、
    CA Spectrum
    はそのモデル タイプ ハンドルに関連付けられたアプリケーション モデルを検索することを試みます。指定したモデル タイプ ハンドルに関連付けられたアプリケーション モデルが見つからない場合、またはそのモデルに属性が存在しない場合、属性リダイレクトは使用率を計算するための有効なソースとして見なされません。
  4. デバイス モデルを再設定します。
    属性リダイレクトが失敗した場合、
    CA Spectrum
    は他の使用可能なソースのテストを試行します。有効に機能するソースが識別されなかった場合は、[しきい値とウォッチ](しきい値サブビュー)のソース列に「なし」が表示されます。パフォーマンス グラフは「使用不可」をレポートし、デバイスの読み取りは、これ以上行われません。有効に機能するソースが識別された場合、ソース列には正常なソースが表示されます。