ナレッジ ベースは SpectroSERVER の主要なコンポーネントです。ナレッジ ベースには、コンピューティング インフラストラクチャを管理するのに必要なデータと手順に関する情報の両方が含まれます。

ナレッジ ベースには、モデル タイプ、モデル、関係、イベント、および統計情報を格納するコンポーネントが含まれます。モデルおよびモデル間の関係の複雑なシステムを使用することにより、ナレッジ ベースがネットワーク エレメントに関する情報を表現および格納することが可能になります。モデルおよびその関係のこのシステムは、単一の論理エンティティとして表示された場合、コンピューティング インフラストラクチャの物理および論理トポロジを示します。CA Spectrum は、この基盤上に

根本原因解析

機能を構築します。

ナレッジ ベースのすべてのモデルは、

モデル タイプ

として知られているテンプレートに基づいています。モデル タイプでは、インスタンス化されたモデルを構成するプロパティを定義します。すべてのモデル タイプは、ナレッジ ベースのモデリング カタログに格納されています。

また、ナレッジ ベースには、モデル タイプに何らかのインテリジェンスを提供するプロセスも含まれます。これらのプロセスには、推論ハンドラとアクションが含まれます。プロセス データは、SpectroSERVER の実行中にメモリに格納され、ナレッジ ベースの一部となります。

ナレッジ ベースはアーカイブ マネージャおよび分散データ マネージャ（DDM）を使用して、特定のモデルに関する履歴イベントおよび統計情報を格納します。この情報は時間と共に蓄積され、CA Spectrum は管理対象のコンピューティング インフラストラクチャに関する広範な知識を得ることができます。