これらのエレメントから、障害などのステータス情報とパフォーマンス データが収集され格納されます。 

CA Spectrum

 は、この情報を継続的に分析し、コンピューティング インフラストラクチャ内の状況を追跡します。異常が検出された場合、この製品は異常を隔離してユーザにアラートを表示し、考えられる原因と解決策を提供します。

CA Spectrum

 の設計はクライアント/サーバ モデルに基づいています。そのプライマリ サーバである SpectroSERVER は、データの収集、格納、および処理を行います。SpectroSERVER は、帰納的モデリング技術（IMT： Inductive Modeling Technology）を使用してこれらの機能を実行します。IMT は、オブジェクト指向型データベースと推論ハンドラのインテリジェンスを組み合わせます。オブジェクト指向型データベースには、各管理対象エレメントの表現を定義するモデル タイプと、特定の管理対象エレメントを表すモデルが含まれます。さらに、オブジェクト指向型データベースには、モデル タイプ間で可能な関連付けを定義する関係も含まれます。推論ハンドラは、CA Spectrum または管理対象エレメントが生成するイベントに対応することにより、このシステムに追加の機能を提供しています。

SpectroSERVER は、モデル タイプ、モデル、関係が定義されているナレッジ ベースにデータを格納します。SpectroSERVER は、管理対象エレメントをポーリングし、コンピューティング インフラストラクチャからアラート情報を受信します。SpectroSERVER はこの情報を分析してナレッジ ベースに格納し、クライアント アプリケーションがこの情報にアクセスできるようにします。

CA Spectrum

 には、多くのクライアント アプリケーションが含まれます。その主要なクライアント アプリケーションは、OneClick です。 OneClick は、ネットワークを監視し、他のクライアント アプリケーションを起動するためのグラフィカル ユーザ インターフェースを備えています。 OneClick コンソールは、ネットワークのさまざまなエレメントを表すアイコン、テーブル、グラフが含まれるビューを備えています。 これらのグラフィカルなコンポーネントによって、ステータス情報が示され、表されている管理対象エレメントに固有の管理機能にアクセスできます。クライアント アプリケーション データはすべて SpectroSERVER から取得されます。