情報を管理するポーリング間隔

内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum
 は、管理情報を取得するため、デバイスをポーリングします。チューニング方法として、各デバイスのポーリング間隔を変更できます。ただし、以下の事項に注意してください。
  • ポーリング間隔を広げた場合、管理トラフィック用に必要な帯域幅は減少します。ただし、デバイス ステータスは、それほど頻繁に更新されません。
  • ポーリング間隔を狭めた場合、デバイス ステータスはより頻繁に更新されます。ただし、管理トラフィックに必要な帯域幅は増加します。
デフォルト ポーリング間隔
デフォルトでは、
CA Spectrum
 は 60 秒ごとにいくつかのデバイスをポーリングし、300 秒ごとに他のデバイスをポーリングし、統計をログ記録しません(ログごとのポーリングの回数は 0 に設定されています)。多くの場合、この頻度のポーリングは不要で、ネットワーク トラフィックを生成し、その結果遅延を発生させることで、パフォーマンスが低下します。
推奨される経験則は、60 秒ごとにクリティカルなバックグラウンド デバイスのポーリングとログ記録を行い、180 ~ 300 秒ごとにそれほどクリティカルでないその他のネットワーク デバイスをポーリングすることです。多くの場合、ワークステーションなどのエンド ノードのポーリングとログ記録を無効にすることで、ネットワーク トラフィックと
SpectroSERVER
の作業負荷を縮小することができます。
注:
デフォルトでは、デバイス モデルの Poll_Log_Ratio 属性は 0 に設定されます。この設定では、ネイティブ
CA Spectrum
ログ記録が実質的に無効になります。デバイス、属性、およびポート統計をログ記録するには、ネイティブ メソッド(アーカイブ マネージャ データベースに情報を書き込む方法)の代わりに、SSLogger を使用することを推奨します。SSLogger は、ASCII ファイルに統計を直接ログ記録する
CA Spectrum
 コマンド ライン アプリケーションです。このタイプのログ記録では、アーカイブ マネージャ データベースの負荷が軽くなり、データをエクスポートする必要がなくなります。SSLogger はまた、ログ記録されるデータのタイプと頻度に関するコントロールが向上します。
SSLogger の詳細については、 を参照してください。
SpectroSERVER
 の作業負荷を軽減するためのポーリング間隔の不定化
ネットワーク管理トラフィックを削減し、作業負荷を分散して、
SpectroSERVER
障害管理を強化するポーリング間隔の不定化を設定できます。次の図に例を示します。
Polling.png
例のすべてのデバイスのポーリング間隔がデフォルトの 60 秒の場合、それらはすべて
SpectroSERVER
 リソースを 60 秒ごとに使用します。
SpectroSERVER
 リソースの使用率は、ルータのポーリング間隔を 60 秒に設定するか、その他のすべてのデバイスのポーリング間隔を 600 秒に設定することで、減少します。ただし、ポーリングの不定化を実行しても、管理機能が損なわれることはありません。ルータからダウンストリーム配信されるデバイスで障害が発生した場合、ポーリングは中断され、アラームが生成されます。