ポリシー タイプ

内容
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カスタム ポリシーを作成する前に、監視する対象(ウォッチ対象の属性およびそのステータスの値)、および監視に使用する方法について明確に理解しておく必要があります。以下のような 2 種類のサービス監視ポリシーが利用できます。
  • ステータス ポリシーでは属性マップを使用して、ルール セットで示された監視対象属性のステータスが比較されます。これらのポリシーでは、
    すべて
    任意
    、または
    割合
    のルール セットが使用されます。
  • 統計ポリシーでは、集約ルールを使用して、監視対象の属性値と、各ルールで計算された値セットが比較されます。統計ポリシーでは、監視可能な属性を指定するために属性マップが必要です。しかし、マップされた値は無視され、代わりに属性の純粋な値が採用されます。属性値は、平均、最小、最大などのいくつかの方法で要約できます。次に、要約された値はルール セット内で指定された数値しきい値と比較されます。
たとえば、ステータス ポリシーによってインターフェースの稼働ステータスを監視し、統計ポリシーによってインターフェースのエラー率を監視することが可能です。
ポリシーの作成
標準およびユーザ定義の属性マップとルール セットの組み合わせを使用して、ポリシーを作成できます。ポリシーを作成すると、Service Manager の他のユーザが、そのポリシーを使用できるようになります。既存のポリシーに一意の名前を付けて保存し、新しいポリシーを作成することもできます。
以下の手順に従います。
  1. [ポリシー]タブをクリックし、[作成]をクリックします。
    [ポリシーの作成]ダイアログ ボックスが表示されます。サービス マネージャによって、[作成者]フィールドに CA Spectrum のユーザ名が自動的に示されます。
  2. [ポリシー]フィールドにポリシーの一意の名前を入力します。
  3. 属性マップを選択します。
    選択したマップのプロパティが表示されます。使用できる属性マップが要件に合わない場合は、属性マップを作成するか、またはユーザが作成した既存の属性マップを編集できます。
  4. ルール セットを選択します。
    選択したルール セットのルールが表示されます。ルール セットには、サービスのステータス(ヘルス)が、サービス リソースのマップされたヘルス値に基づいていることが指定されています。ルール セットは、サービスのヘルスがリソース ヘルス値の集合的なセットに基づくものであることをアサートする条件ステートメントから構成されます。
    使用できるルール セットが要件に合わない場合は、ルール セットを作成するか、または既存のユーザを編集することが可能です
  5. (オプションであり、状態属性マップを選択した場合にのみ適用できます)。 
    ポリシーに対してアラーム タイプの除外を指定します。このオプションは、アラーム タイプ セットと、適用方法として包含的([次の原因で発生])または排他的([次の原因でない])な適用から構成されます。
    ポリシーが複数のサービスによって使用されている場合は、ポリシー レベルでアラーム タイプ除外を指定できます。アラーム タイプ除外設定が単一のサービスにのみ適用される場合は、その設定はポリシー レベルではなくサービスそのものに対して定義することをお勧めします。
    ポリシーで許可または禁止のアラーム タイプ リストを指定する前に、以下の項目を考慮してください。
    • ポリシーで設定されるアラーム タイプ除外は、ポリシーを使用していて固有のアラーム タイプ除外を定義していないサービスにのみ適用されます。ポリシーを使用するサービスが後で編集されて、そのサービスにアラーム タイプ除外が設定されると、それ以降、ポリシー設定は無視されるようになります。
    • ポリシー用のアラーム タイプ除外設定に変更を加えると、そのポリシーを使用するすべてのサービスが影響を受けます。
    以下の手順に従って、ポリシー用のアラーム タイプ例外を指定します。
    1. ポリシーの作成/編集ダイアログ ボックスで、[設定]をクリックします (設定ボタンが無効である場合は、指定された属性マップが状態属性を対象にしたものでなく、状態ベースのポリシーでしかアラーム タイプ除外を指定できない可能性があります)。
      [対象または除外のアラーム タイプの設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
    2. [次の原因で発生]または[次の原因でない]を指定します。
    3. 適切なアラーム タイプを選択して、[OK]をクリックします。
    4. [ポリシーの作成]ダイアログ ボックスに、指定したアラーム タイプの対象または除外リストが表示されます。
  6. [Create]をクリックします。
    [サービス ポリシー エディタ]ダイアログ ボックスのポリシー リストにポリシーが表示されます。
カスタム状態ポリシーにアラーム タイプを追加する
アラームに影響を与えるリソースは、ユーザによって作成され状態属性を使用する任意のポリシー内に指定されているアラーム タイプのリストに追加することができます。OneClick コンテンツ画面の[アラーム]タブで[アラーム]を選択すると、このオプションを使用できるようになります。
以下の手順に従います。
  1. ポリシーに含める 1 つまたは複数のアラーム タイプを、OneClick アラーム ビューで選択します。
  2. 右クリックして、[アラーム タイプをサービス ポリシーに追加]をクリックします。
    [サービス ポリシー用のアラーム タイプの指定]ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスには、選択したアラーム タイプ、およびすべてのカスタム(ユーザが作成した)状態ポリシーが表示されます。
    注:
    テーブル列のヘッダを右クリックして、[アラームの動作]列を含めることができます。これは、ポリシーがアラーム除外を[次の原因で発生]または[次の原因でない]と解釈する方法を示します。
  3. アラーム タイプを追加するポリシーを選択し、[OK]をクリックします。
    選択した各ポリシーについて、アラーム タイプ リストにアラーム タイプが含まれます。アラーム タイプの設定なしでポリシーを選択した場合、Service Manager ではデフォルトではポリシーに対して[次の原因でない]が設定されます。
コピーからポリシーを作成する
既存のポリシーをコピーし、必要な設定を適用した上で別の名前で保存して、ポリシーを作成できます。
以下の手順に従います。
  1. サービス ポリシー エディタを開きます。
  2. [ポリシー]タブをクリックし、新しいポリシーを作成する場合のベースとなるポリシーを選択して、[コピー]をクリックします。
    [ポリシーの作成:
    <ポリシー名>
    ]ダイアログ ボックスが表示されます。この中には、新しいポリシーのベースとして使用するポリシーの設定が含まれます。
  3. [ポリシー]フィールドに、新しいポリシーの一意の名前を入力します。
  4. ポリシーの作成」で説明されているとおりにポリシーのプロパティを編集して、[作成]をクリックします。
    [サービス ポリシー エディタ]ダイアログ ボックスのポリシー リストに新しいポリシーが表示されます。
ポリシーの編集
ユーザ作成のポリシーは修正できます。Service Manager では、ユーザがポリシーを保存した直後に、修正されたポリシーの設定が実装されます。
以下の手順に従います。
  1. サービス エディタを開きます。
  2. [ポリシー]タブをクリックし、編集するポリシーを選択してから、[編集]をクリックします。
    [ポリシーの編集:
    <ポリシー名>
    ]ダイアログ ボックスが表示されます。
    注:
    ポリシーの編集は、ポリシーを現在使用しているすべてのサービスまたはリソース監視に適用されます。編集の性質にもよりますが、編集を行うと結果的に 1 つ以上のサービスのサービス ヘルスに変更が加えられます。
  3. ポリシーの作成」で説明されているとおりに設定を編集し、[OK]をクリックします。
    ポリシーが編集されます。
サービス ポリシー編集には以下の制限が適用されます。
  • ユーザ作成のポリシー、属性マップ、またはルール セットは編集または削除できます。ただし、サービスまたはリソース監視で使用されているポリシー(または属性マップ、あるいはその一部であるルール セット)は Service Manager によって保護されるために削除できません。
  • CA が作成した Service Manager ポリシーは編集または削除ができません。
  • 任意のポリシーをコピーし、それを固有の名前で保存して、編集または削除できます。
  • CA が作成した属性マップおよびルール セットは編集または削除ができません。
    任意の属性マップまたはルール セットをコピーして、それを固有の名前で保存できます。
ポリシーの削除
ユーザが作成したポリシーで、現在使用していないものはすべて削除できます。サービスによって使用されているポリシーの削除に失敗した場合、失敗を示すエラー ダイアログ ボックスが表示されます。
注:
ポリシーを削除する場合
その属性マップおよびルール セットは削除しないでください。
以下の手順に従います。
  1. [サービス エディタ]ダイアログ ボックスを開きます。
  2. [ポリシー]タブをクリックし、削除するポリシーを選択します。
  3. [削除]をクリックします。
    ポリシー リストからポリシーが削除されます。