ポリシー

サービス ポリシーは、論理上、サービスに影響を与えるリソース セットの動作を反映します。ポリシーは、監視されるリソース属性と、それらの属性を解釈し、サービス ヘルスを判断する方法を指定します。多くの共通ポリシーはすぐに使用できます。また、より正確にサービス リソースを監視する独自のポリシーを作成できます。
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サービス ポリシーは、論理上、サービスに影響を与えるリソース セットの動作を反映します。ポリシーは、監視されるリソース属性と、それらの属性を解釈し、サービス ヘルスを判断する方法を指定します。多くの共通ポリシーはすぐに使用できます。また、より正確にサービス リソースを監視する独自のポリシーを作成できます。
ポリシーには以下の基本コンポーネントが含まれます。
  • 属性マップ
    属性マップは 2 つの目的に役立ちます。まず、監視するリソース属性を指定します。次に、リソース ヘルス値のセットにリソース属性値をマップします。マッピングは属性値の論理的重大度に基づいて行われます。たとえば、属性マップがポート ステータスの属性を表す場合、無効になったポートは、論理上ダウンしたリソースとして見なすことができます。属性マップがレスポンス時間テストのステータスを表す場合、軽いしきい値違反は「やや低下」のリソースと見なすことができます。
    このマッピングを使用すると、ダウン、低下、やや低下というリソース ヘルス値を考慮するだけで、ポリシー ルール セットでさまざまなリソースを共通の方法で処理することができます。
  • ルール セット
    ルール セットは、サービス リソース セットの累積的にマップされたリソース ヘルス値をいくつかの条件と照らし合わせて評価する複数のステートメントから構成されます。セット内の各ルールでは、条件と、条件が満たされた場合に結果的に生成されるサービス ヘルス値を指定します。たとえば、ルールは、「すべてのリソースがダウンすると、サービスはダウンします」といったようになります。すなわち、監視対象の属性のマッピングが指定されている場合、すべてのリソースのヘルスが「ダウン」であると、このポリシーを使用するサービスについて結果的に生成されるヘルスは「ダウン」となります。
    前述のように、ルール セットは複数のステートメントまたはルールから構成されます。ルールはトップダウン方式で評価されます。最初に条件が満たされたルールによって、そのポリシーを使用する任意のサービスのヘルスが決定されます。ルール セット内のルールがいずれも満たされない場合、サービス ヘルスは「稼動中」となります。
重要:
ポリシー、属性マップ、ルール セットの編集および削除は、特に、サービス レベル アグリーメント(SLA)でウォッチされているサービスのポリシーに関連する場合、これらの処理による潜在的な影響を理解している権限のある担当者が行う必要があります。