アドホック レポートの生成

CA Spectrum 10.0 リリース以降、アドホック レポートは、レポート データベースへのアクセスに ODBC を使用します。OneClick で SRM ホストに接続する CABI ホストのデータ ソース名(DSN)を作成する必要があります。
casp1032jp
CA Spectrum 10.0 リリース以降、アドホック レポートは、レポート データベースへのアクセスに ODBC を使用します。OneClick で SRM ホストに接続する CABI ホストのデータ ソース名(DSN)を作成する必要があります。
以下のセクションでは、Windows および Linux オペレーティング システムで DSN を設定する手順について説明します。
Windows の場合:
  1.  Windows 管理ツールに移動します。
  2. ODBC データ ソース(64 ビット)を開き、以下に示すように、名前「SpecDB」のシステム DSN を追加します。
    Configure DSN_Windows.png
  3. 同様に、ODBC データ ソース(32 ビット)で別の DSN も作成します。
    MySQL ODBC ドライバが表示されない場合、https://dev.mysql.com/downloads/connector/odbc/5.1.html からコネクタをダウンロードしてください。 
  4. CABI サーバを再起動します。
Linux の場合:
I. UNIX ODBC ドライバのインストール
  1. unixODBC-2.3.2.tar.gz パッケージをコピーします
    ダウンロード リンク: http://www.unixodbc.org/unixODBC-2.3.2.tar.gz
  2. unixODBC-2.3.2.tar.gz を解凍します。 
  3. unixODBC-2.3.2 から以下のコマンドを実行して ODBC マネージャをインストールします。 
    'yum install unixODBC unixODBC-devel'
II. Mysql ODBC ドライバのインストール
  1. MySQL ODBC ドライバ、mysql-connector-odbc-5.1.13-linux-el6-x86-64bit.tar をダウンロードします。 
    以下のサイト リンクを参照: https://dev.mysql.com/downloads/connector/odbc/5.1.html 
  2. mysql-connector-odbc-5.1.13-linux-el6-x86-64bit.tar を解凍します。 
  3. lib および bin フォルダの内容をそれぞれ /usr/local/lib64 および /usr/local/bin にコピーします。
III. ODBC 設定の設定
     CABI インストール ユーザとして、以下の手順を実行します。
  1. ODBCINI で環境変数を作成します。 
    ODBCINI=<CABI インストール ディレクトリ>/sap_bobj/enterprise_xi40/odbc.ini 
  2. 以下で LD_LIBRARY_PATH 環境変数を追加または更新します。 
    <CABI インストール ディレクトリ>/sap_bobj/setup/env.sh 
    export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:/usr/local/lib64:/usr/lib64
    注:
     上記で追加されたパスは、UNIX ODBC マネージャでインストールされた libodbc.so および libodbcinst.so ファイルの場所である必要があります。
  3. 上記の場所で odbc.ini ファイルを作成または更新し、MySQL ODBC DSN の DSN エントリが含まれていることを確認します。 
    注:
     更新前に、odbc.ini のバックアップを作成する必要があります。
    [ODBC データ ソース] 
    SpecDB=Spectrum DSN (WEBI レポート用) 
    [SpecDB] 
    Description= アドホック レポート用の Spectrum DB 
    Driver=/usr/local/lib64/libmyodbc5.so 
    SERVER=
    <SRM OneClick サーバ名> 
    PORT=3306 
    USER=WEBI_user 
    PASSWORD=0n3cl1Ck 
    Database=srmdbapi 
    OPTION=3
     
  4. <CABI インストール ディレクトリ>/sap_bobj/enterprise_xi40/dataAccess/connectionServer/drivers/lib64 フォルダにシンボリック リンクを作成します。 
    ln -s /usr/lib64/libodbc.so ./libodbc.so.1 
    ln -s /usr/lib64/libodbcinst.so ./libodbcinst.so.1
  5. <CABI インストール ディレクトリ>/sap_bobj/enterprise_xi40/dataAccess/connectionServer/odbc フォルダの mysql.sbo ファイルで ODBC ドライバを 64 ビットに変更します。 
    データベース タグの下の unix64 パラメータを以下のように変更します。
    <Library Platform="Unix64">dbd_ux32odbc3</Library> 
    以下のように変更してください。 
    <Library Platform="Unix64">dbd_uxodbc3</Library>
  6. stopservers および startservers コマンドを使用してすべてのサーバを SIA/ から再起動します。
アドホック レポートの生成
このセクションでは、アドホック レポートを生成する手順について説明します。
CA Spectrum
 アドホック レポートは、独自のレポートを柔軟に定義できる機能です。アドホック レポートを使用して、以下のアドホック レポートを生成できます。
  • シンプルなアドホック レポート
  • 複雑なアドホック レポート
CA Spectrum
 アドホック レポート機能では、独自のレポートを定義できるようにする以下の機能を提供します。
  • データ オブジェクトのカスタム選択
  • グラフ オプションのカスタム選択
  • レポート コンポーネントのカスタム レイアウト
カスタム レポートを有効にするには、
CA Spectrum
レポートは、
ユニバース
と呼ばれる内部設計の BusinessObjects メタデータ レイヤの使用に依存します。ユニバースは、基盤となるデータ構造を深く理解していなくても、データベースからデータを取得できるようにする BusinessObjects によって提供されるデータ抽象化メカニズムです。CA により提供される
CA Spectrum
 固有のユニバースは、アドホック レポートのニーズをサポートするために、BusinessObjects Enterprise ソフトウェアに展開されます。