統合のインストールおよび設定
casp1032jp
CA Spectrum および Service Desk アプリケーション/ MDR 統合を正常にインストールし設定するには、以下の手順を完了します。
OneClick および Service Desk サーバの統合システム要件を確認します。
はじめに、CA Spectrum サーバおよび Service Desk / Incident Manager サーバが以下の要件を満たすことを確認します。
- CA Spectrum OneClick サーバ ソフトウェア- CA Spectrum 10.3。システム要件については、「CA Spectrum をインストールするためのシステム要件」を参照してください。
- Service Desk ソフトウェア- サポートされている Service Desk / MDR ソフトウェアおよび互換性のあるバージョンのリストについては、以下のテーブルを参照してください。Service Desk / Incident Management アプリケーションサポートされているバージョンBMC Remedy ITSM8.1、9.1ServiceAideGoldfishHP ServiceManager9.32ServiceNowIstanbul、Geneva、Helsinki
- サポートされているプラットフォーム/オペレーティング システム重要:サードパーティ製の Service Desk アプリケーションと CA Spectrum を統合するための拡張統合フレームワークは、Solaris オペレーティング システムではサポートされていません。
- Service Desk / MDR の設定時に、どちらの側からでも割り当てオプションが機能するように、両方のアプリケーション上にユーザ/トラブルシュータ/担当者が存在していることを確認してください。注:この統合では、JDK1.8 のみがサポートされ、それより前の Java バージョンはサポートされません。
重要:
CA Spectrum とサード パーティ サービス ディスクとの統合は、CA Spectrum OneClick の[管理]-[Service Desk 設定]ページから設定し、有効化します。以下のセクションでは、Service Desk のサーバ側で統合を設定する場合に適用される特別な考慮事項/例外を示します。
Service Desk / MDR アプリケーション サーバの設定
CA Spectrum と Service Desk の間の仲介者として機能する拡張統合フレームワークは、CA Spectrum インストール パッケージに含まれており、インストール時に必要なコンポーネントと設定をインストールします。ただし、以下の Service Desk アプリケーションの場合、考慮事項や例外を検討する必要があります。
HP Service Manager
CA Spectrum から HP Service Manager チケット URL を開くには(コンテキストに応じた起動機能)、HP Service Manager が展開/インストールされているサーバ上で設定をいくつか更新/変更する必要があります。
CA Spectrum から HP Service Manager チケット URL を起動するには、以下の手順に従います。
- HP Service Manager が展開されているマシンで、Tomcat サーバを停止します。
- 次の場所に移動します:\apache-tomcat-7.0.67\webapps\webtier-9.32\WEB-INF
- ファイルを開きます。web.xml
- web.xml ファイルで、以下のいずれかの操作を行います。
- querySecurity パラメータを検索し、このパラメータが存在する場合は <parameter-value> = false であることを確認します。
- パラメータが存在しない場合は、以下の手順に従ってパラメータを追加します。<init-param> <param-name>querySecurity</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param>
- web.xml ファイルを保存します。
- Tomcat サーバを再起動します。
BMC Remedy ITSM
CA Spectrum と BMC Remedy ITSM の間の通信を有効化するには、BMC Remedy System から CA Spectrum ライブラリに SDK jar ファイルをコピーします。
また、統合ユーザは[BMC Remedy ITSM]-[役割]リストで以下の役割に対する権限を持っている必要があります。
ライセンス タイプ: 固定
アプリケーション権限: インシデント マスタ、インシデント ユーザ
以下の手順に従います。
- BMC Remedy ITSM がインストールされているマシンで、以下の場所に移動します。\\BMC Software\ARSystem\Arserver\api\lib
- 以下の SDK jar ファイルをコピーします。arapi8*.jararutil81*.jar
- BMC がインストールされている場所から以下の jar ファイルを取得するか、インターネットからダウンロードします。log4j*.jar
- すべての jar ファイルを以下の場所に保存します。\\win32app\Spectrum\tomcat\webapps\ca-nim-sm\WEB-INF\lib
- Tomcat サーバを再起動します。
重要:
BMC Remedy で CA Spectrum の操作を実行する前に、指定された BMC Remedy SDK jar ファイルと log4j*.jar ファイルを CA Spectrum Library にコピーしてください。注:
- BMC ITSM がホスト名ではなく IP アドレスで設定されている場合、BMC Remedy ではチケットを開く/コンテキストに応じた起動機能がサポートされません。
- 良好なレスポンス時間を実現するため、BMC Remedy サーバは CA Spectrum OneClick サーバと同じドメインにすることをお勧めします。
ServiceAide
CA Spectrum アラームは、ServiceAide (旧名 CA Cloud Service Management)に自動的にインシデント チケットを作成します。オペレータが OneClick コンソールで、アラームからインシデント チケットを手動で作成することもできます。[Service Desk 設定]-[統合パラメータ]ページで、ポーリングを有効にしている場合、ServiceAide でインシデント チケットがクローズされると、CA Spectrum の対応するアラームもクリアされます。
この統合が機能するためには、ServiceAide で Web サービス ユーザ アカウントを設定する必要があります。
以下の手順に従います。
- https://csm3.serviceaide.com または https://csmstaging.serviceaide.com のいずれかで、アカウントを作成します。
- 作成した新しいアカウントのパスワードとロールを設定します。
- ServiceAide Web ページに正常にログインできるかどうかを確認します。
- OneClick の[管理]-[Service Desk 設定]で、情報を入力し、[テスト]ボタンをクリックします。
- [サーバの追加/変更]ボタンをクリックして、Service Desk サーバ名をテーブルに追加します。ここで、または次の手順で[保存]ボタンをクリックできます。
- Service Desk 統合を有効にし、Service Desk チケットを作成するアラーム タイプを選択して、[保存]ボタンをクリックします。[有効]オプションを選択すると、[統合パラメータ]が表示されます。チケットがクローズされたときに、Spectrum 側でアラームをクリアさせる場合は、ポーリングを有効にします。
- 新しいアラームがアサートされると、Service Desk チケットが作成されます。 チケットの詳細については、トラブル チケット ID の URL をクリックします。
重要:
ServiceAide のシステム ユーザは「administrator」であるため、ServiceAide ではユーザに「administrator」というユーザ名を設定できません。ServiceNow
統合を有効化するには、[OneClick Administration Server (OneClick 管理サーバ)]-[Service Desk 設定]から ServiceNow を選択し、設定する必要があります。
デフォルトの統合の動作は、CA Spectrum が ServiceNow をポーリングして、設定済みの ServiceNow インスタンスからチケット更新(担当者とステータス)情報を取得することです。
ServiceNow から CA Spectrum への OneClick (プッシュ)通知を有効化する場合は、「ServiceNow のための OneClick 通知の設定」を参照してください。
統合モジュールは、インシデントのプロパティに関するデータを ServiceNow から取得するために以下のテーブルに対してコールを行います。
- sys_db_object
- sys_dictionary
- インシデント
- タスク
統合で使用されるユーザが、これらのテーブルにアクセスし、これらのテーブルからデータを取得する権限があることを確認してください。
また、統合ユーザは[ServiceNow]-[役割]リストで以下の役割に対する権限も持っている必要があります。
- soap
- soap_create
- soap_delete
- soap_ecc
- soap_query
- soap_query_update
- soap_script
- soap_update
統合ユーザがこれらのテーブルへのアクセスを持っているとします。
CA Spectrum OneClick 管理の[ServiceDesk Integration (ServiceDesk 統合)]ページで[保存]ボタンをクリックしてください。
注:
上記のテーブルおよびロールへのアクセスを有効化する前に、統合をすでに有効化していた場合は、Tomcat サーバを再起動する必要があります。