アラート、イベント、アラーム

内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum は、ネットワークの管理対象エレメントで障害が発生したときに通知するサービスおよびインフラストラクチャ管理システムです。CA Spectrum がこの機能を実行する 1 つの方法としては、コンピューティング インフラストラクチャ内の問題領域からアラート(通常は SNMP トラップ)を受信します。その後、CA Spectrum はそれらのアラートを CA Spectrum アプリケーションに表示されるイベントおよびアラームに変換します。
CA Spectrum では、アラート、イベント、およびアラームの処理方法を示すために、イベント設定ファイルの名前が付けられた一連のサポート ファイルを使用します。CA Spectrum は、管理対象インフラストラクチャ内の問題領域からアラートを受信します。CA Spectrum はアラートをイベントとアラームに変換し、これらが OneClick のイベントおよびアラーム ビューに表示されます。CA Spectrum は、トラップ、イベント、およびアラームを使用して、IT インフラストラクチャでの重大な発生についてユーザに通知します。
アラート
アラートは管理対象エレメントが CA Spectrum に送信する未承諾メッセージです。管理対象エレメントと通信するために CA Spectrum が使用するプライマリ管理プロトコルは SNMP です。SNMP に準拠した管理対象エレメントは、トラップと呼ばれるアラートを送信できます。SNMP トラップが有効になっている管理対象エレメントは、SpectroSERVER にそれらのトラップを送信するように設定できます。SpectroSERVER はトラップのソース IP アドレスを使用して、その管理対象エレメントと関連付けられているモデルを識別します。モデルが認識されると、そのモデル タイプに関連付けられている AlertMap ファイルの指示に従って、トラップが処理されます。AlertMap ファイルは、CA Spectrum 内のほとんどのデバイス モデル タイプについて存在します。AlertMap は、CA Spectrum のイベントへ SNMP トラップをマップするために使用される ASCII ファイルです。
イベント
イベントは CA Spectrum 内の瞬間的な出来事を表すオブジェクトです。イベントは通常、モデルまたは他のコンポーネントに関連する重大な出来事が発生したことを示します。ほとんどのデバイス モデル タイプには EventDisp イベント設定ファイルが関連付けられています。EventDisp ファイルは、イベントの処理方法を示す ASCII ファイルです。AlertMap ファイルが SNMP トラップをイベントに変換した後、EventDisp ファイルはこのモデルに対してこのイベントをどのように処理するかを CA Spectrum に伝えます。イベントの処理には、イベントの記録やアラームの生成などが含まれます。
アラーム
アラームは、管理対象環境に存在し、ユーザが対処可能な異常状態を示すオブジェクトです。通常、イベントが発生し、EventDisp ファイルがアラーム生成を指定すると、受信したトラップの結果としてアラームが生成されます。CA Spectrum はイベントに基づいていない異常状態を検出できるため、設定済みのウォッチも、アラームを生成できます。アラームの原因となった異常状態が終了したら、別のイベントによって対応するアラームをクリアするか、ユーザがクリアすることもできます。アラーム通知は、この情報が必要なアプリケーションや推論ハンドラに送信できます。CA Spectrum は、無数のネットワーク イベントを調査し、それらを分析して、いくつかの重要なアラームを生成できます。