データベース バックアップ

SpectroSERVER データベースのように、DDM データベースには、ハードウェアやオペレーティング システムの障害イベント発生時にフル リカバリを可能にするための定期的なバックアップが必要です。理想的には、どちらのデータベースも毎日バックアップし、最新のデータの可用性を保証し、かつデータベースの同期を維持します。
casp1032jp
SpectroSERVER データベースのように、DDM データベースには、ハードウェアやオペレーティング システムの障害イベント発生時にフル リカバリを可能にするための定期的なバックアップが必要です。理想的には、どちらのデータベースも毎日バックアップし、最新のデータの可用性を保証し、かつデータベースの同期を維持します。
ただし、通常は DDM データベースの方が SpectroSERVER データベースよりはるかに大きく、バックアップにより多くの時間を要します。また、バックアップ中はアーカイブ マネージャをシャットダウンする必要があります。その結果、再起動時には、普通、履歴データの大量のバックログを処理する必要があります。バックログ処理は、SpectroSERVER のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。これらの理由で、通常は、DDM データベースは週単位でバックアップし、SpectroSERVER データベースはより頻繁に(できれば毎日)バックアップすることを推奨します。
注:
DDM データベースと SpectroSERVER データベースは、一方をリストアせずに他方をリストアすると、同期しなくなる場合があります。たとえば、日曜日に両方のデータベースをバックアップします。月曜日にモデルを作成した後、システム クラッシュが発生し、日曜日の保存ファイルで SS データベースをリストアします。リストアされた SS データベースには作成したモデルが含まれなくなりますが、そのモデルの履歴レコードは DDM データベースに存在します。さらに、モデルを再作成する場合、再作成されたモデルに対して生成された新しいレコードで元のモデルからの DDM レコードを調整できません。SpectroSERVER データベースをリストアする場合は常に、DDM データベースを常にリストアすることにより、この種の競合を回避します。
DDM データベースのバックアップは、ddm_save または ddm_backup ツールを使用していつでも実行できます。ただし、オンライン バックアップ機能を使用して、自動的に DDM データベースをバックアップすることもできます。オンライン バックアップは post_olb_script を使用します。SpectroSERVER および DDM データベースの同期を維持するのに重要であるため、このスクリプトが DDM バックアップに推奨される方法となります。
重要:
このセクションで説明するツール(post_olb_script、ddm_backup、および ddm_save)以外では、DDM データベースをバックアップできません。サードパーティのバックアップ ソフトウェアを使用すると、データベースが破損する可能性があります。