SLA テンプレート

内容
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内容
SLA テンプレートには、テンプレートから作成可能な SLA で継承される設定が含まれます。これにより、さまざまなカスタマおよびサービスに対して、それぞれの SLA を個別に設定しなくても、複数の SLA を同様の設定で作成することができます。SLA テンプレートの使用は、複数のカスタマに同様の SLA を提供する従来のサービス プロバイダ環境でよく見られます。SLA テンプレートでは、テンプレート自体を編集して、関連付けられたすべての SLA に変更を加えたり、内容を追加したりすることもできます。この機能を使用すると便利なこともありますが、保証のしきい値または業務時間の設定を編集する際は注意が必要です。
SLA がテンプレートと同期している場合、テンプレートから作成された SLA では、SLA テンプレートの以下の設定は編集できません。
  • Period
  • 保証
継承された他のすべての設定は、SLA で修正できます。ただし、SLA が親テンプレートから関連付けされていない(同期オプションが選択解除されている)場合は、すべての設定を修正できます。
SLA テンプレートに対して作成する保証は、保証テンプレートと呼ばれます。SLA のワークスペースでの保証の操作と同じ方法で、SLA テンプレートのワークスペースで保証テンプレートの作成および管理を行います。
SLA テンプレートの作成
必要な数の SLA テンプレートを作成できますが、テンプレートには一意の名前を付ける必要があります。
以下の手順に従います。
  1. [SLA テンプレートタブ]をクリックして、[作成]をクリックします。
    [SLA テンプレートの作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. 注:
    [SLA テンプレート]は[非アクティブ]の制御値を使用して頻繁に作成されます。これにより、実際の SLA を非アクティブ状態でインスタンス化し、適切な場合にそれらをアクティブにできます。
  3. (オプション)テンプレートに対して基本的な保証の設定を行います。テンプレートを作成した後では、より詳細な保証の設定を指定することも、テンプレート(たとえば、保証テンプレート)に対して新しい保証を指定することもできます。
  4. [Create]をクリックします。
    SLA テンプレートが作成されます。
SLA テンプレートの編集
SLA が有効になる前後で、随時 SLA テンプレートを編集できます。
SLA テンプレートを編集する前に、以下の内容を考慮してください。
  • テンプレート中の期間と保証に対する変更は、そのテンプレートから作成され、そのテンプレートとの同期が維持されているすべての SLA に拡張されます。これは望ましくない場合があります。
  • テンプレートを削除すると、そのテンプレートから作成され、そのテンプレートとの同期が維持されている SLA 間の関連は切断されます。これは、以前のテンプレートでのみ管理されていた、SLA の期間と保証のすべての設定を編集できることを意味しています。
以下の手順に従います。
  1. [SLA テンプレート]タブをクリックし、編集するテンプレートをリストから選択して、[編集]をクリックします。
    [SLA テンプレートの編集]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. SLA の作成」で説明されているように設定を編集して、[OK]をクリックします。
    SLA テンプレートが編集されます。
SLA テンプレートの削除
SLA テンプレートは、作成した後で随時削除できます。SLA テンプレートを削除すると、そのテンプレートから作成され、そのテンプレートとの同期が維持されているすべての SLA は完全に編集できるようになります。
以下の手順に従います。
  1. [SLA テンプレート]タブをクリックし、CA Spectrum から削除するテンプレートをリストから選択して、[削除]をクリックします。
  2. 表示される確認メッセージに応答して、削除を完了します。
    SLA テンプレートが削除されます。