SLA の作成

SLA を作成する際には、SLA に名前を付けて有効期間を指定し、SLA で監視対象となるサービスまたはリソース監視に関する保証しきい値を指定します。SLA を作成したら、SLA を SLA カスタマに関連付けます。サービス デリバリ要件が変わった場合には、必要に応じて SLA の修正もできます。
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SLA を作成する際には、SLA に名前を付けて有効期間を指定し、SLA で監視対象となるサービスまたはリソース監視に関する保証しきい値を指定します。SLA を作成したら、SLA を SLA カスタマに関連付けます。サービス デリバリ要件が変わった場合には、必要に応じて SLA の修正もできます。
SLA を作成する前に、以下の内容について考慮してください。
  • SLA には複数の保証を含めることができます。
  • SLA に単一のサービスを関連付けることができます。ただし、保証については、そのサービスか、その任意のサブ サービスまたはリソース監視に対して作成できます。
  • 保証で管理される特定の障害セットを分離するために、新しいサービス コンポーネントを作成することが必要な場合があります。
  • SLA モデルは、SLA が関連付けられているサービスと同じランドスケープに存在します。
以下の手順に従います。
  1. [SLA]タブをクリックして、[作成]をクリックします。
    [SLA の作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. 以下の SLA プロパティを指定します。
    • SLA 名
      SLA モデルを識別します。OneClick では、SLA を作成した各ランドスケープについて、エクスプローラ ビューの[サービス管理]-[SLA]カテゴリに SLA 名が一覧で表示されます。SLA に対しては重複した名前を使用できます。ただし、同じ名前の SLA が多く含まれているリストの検索でフィルタリングを簡単にするには、それぞれの SLA に対して異なる説明を指定します。
    • コントロール
      現行の SLA 期間に SLA をアクティブ化するのか(デフォルトの設定で[アクティブ])、または次の期間にアクティブ化するのか([次の期間まで非アクティブ])を指定します。
      注:
      SLA 期間中に SLA をアクティブ化しても、Service Manager では許容停止時間の比例配分は行われません。SLA に関連付けられているサービスでは、期間全体に対して指定されているダウン時間または低下時間の合計が許容されています。たとえば、SLA で 1 か月間(30 日)で 5 時間までの停止が許容されていて、その月の 15 日に SLA をアクティブ化すると、その SLA に関連付けられているサービスは、残りの 15 日間で最大 5 時間使用できない可能性があります。可用性の義務という観点では、このような状況でサービス カスタマが残りの 15 日間に想定するサービス停止時間の 2 倍が許容されます。このような場合は、SLA 保証の可用性のしきい値を、全体期間に対する特定期間の割合に応じて修正できます。たとえばこの例では、後半の 15 日間について、可用性のしきい値を 2 時間 30 分に変更できます。
    • Description
      (オプション)SLA について説明します。同じ名前を持つ SLA に対して一意の説明を入力することにより、リストのフィルタリング機能を使用して各 SLA を簡単に検索できます。
    • セキュリティ文字列(オプション)
      SLA モデルに対するセキュリティ文字列を指定します。セキュリティ文字列により、CA Spectrum での SLA モデルに対するアクセスが保護されます。詳細については、「OneClick 管理」を参照してください。
    • 注記
      (オプション)SLA について、[説明]フィールドでは対応されていない入力すべき情報が含まれます。
    • 有効期限
      反復する SLA 期間が終了する日付を指定します。ボックスを選択し、表示されるフィールドに日付を入力します。SLA 期間内の日付を入力すると、その期間の最後まで SLA は有効になります。
    • Period
      SLA が有効になっている期間を指定します。ドロップダウン リストから期間を選択し、[作成]をクリックして SLA 期間を作成します
  3. SLA に対して 1 つまたは複数の保証を設定します。
  4. 使用可能サービス リストから、SLA サービス リストへサービスを移動して、サービスを SLA に関連付けます。
  5. [Create]をクリックします。
    SLA が作成されます。