CA Service Desk Manager でのアセットの割り当て
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このセクションでは、CA Service Desk Manager でのアセットの割り当てについて説明します。CA Service Desk Manager を ITIL モードで実行するように設定した場合は、このセクション全体の「アセット」という単語を「構成アイテム」または「CI」に置き換えてください。
CA Service Desk チケットへのアセットの追加方法
CA Spectrum
でサブミットされるトラブルチケットにアセットを割り当てます。アセット割り当てが有効になると、CA Spectrum
によってサブミットされる CA Service Desk トラブル チケットからデバイスの詳細にアクセスできるようになります。トラブル チケットの作成時に提供される詳細については、CA Spectrum
で使用できる情報に応じて変わります。CA Service Desk チケットに期待することを理解するために、トラブル チケットにアセットがどのように追加されるかを判断します。必要な場合は、CA Service Desk Manager と CA Spectrum
との間の通信に関する問題をトラブルシュートします。アセットは以下のワークフローに従って CA Service Desk チケットに追加されます。
- デバイス モデルによって生成されるアラームは、CA Service Desk Manager にトラブル チケットをサブミットします。
- CA Spectrumデバイス モデルの ServiceDesk_Asset_ID 属性が読み取られます。
- CA Spectrumデバイス モデルに対して ServiceDesk_Asset_ID 属性が設定されていない場合は、デバイス モデルに一致するアセットを検索するために CA Service Desk への Web サービス コールが実行されます。
- アセットが見つかると、その識別子はCA Spectrumに返されると共に、デバイス モデルの ServiceDesk_Asset_ID 属性に書き込まれます。
- CA Service Desk Manager で一致するものが見つからない場合、CA Spectrumデバイス モデルを表すアセットが CA Service Desk Manager で作成されます。アセットの識別子はCA Spectrumに返され、デバイス モデルの ServiceDesk_Asset_ID 属性に書き込まれます。この結果、モデルにおけるこの後のアラームについては、追加の Web サービス コールを実行してアセットを見つける必要はありません。
- トラブル チケットはアセット識別子を使用して、CA Service Desk Manager で作成されます。この識別子は、今後、同じデバイスのトラブル チケットを作成する場合に使用されます。
CA Service Desk チケットでのアセットの割り当て
OneClick で作成される CA Service Desk チケットでアセットを割り当てます。アセット割り当てが有効になると、
CA Spectrum
によってサブミットされる CA Service Desk トラブル チケットからデバイスの詳細にアクセスできるようになります。サービス チケットへのアセットの自動割り当てにより、CA Service Desk Manager ユーザはトラブルシューティングを効率的に実行できるようになります。以下の手順に従います。
- OneClick 管理ページに移動します。http://<oc> Web server/spectrum/admin/index.jsp
- [管理]ページの左側のパネルで[Service Desk 設定]リンクをクリックします。[Service Desk 設定]管理ページが表示されます。
- [アセット/構成アイテムの割り当て]フィールドの[有効]オプションを選択します。
- [保存]をクリックします。以下の 内容のメッセージが表示されます。Successfully saved configuration to the service-desk-config.xml file.CA Spectrumからサブミットされる CA Service Desk チケットがアセットに割り当てられます。
CA Service Desk Manager でのアセット詳細の作成方法
アセット割り当てが有効になると、
CA Spectrum
によってサブミットされた CA Service Desk トラブル チケットからデバイスの詳細にアクセスできます。トラブル チケットの作成時に提供される詳細については、CA Spectrum
で使用できる情報に応じて変わります。それらをトラブル チケットに追加する前にアセット情報がどのように収集されるか知ることは、CA Service Desk チケットで期待することを理解するのに役立ちます。CA Service Desk Manager でアセット詳細を作成するプロセスはカスタマイズできます。ただし、以下プロセスでは、CA Service Desk Manager でアセット詳細を特定および作成するためのデフォルト方法について説明します。
- デバイス詳細を見つける場合、CA Spectrumはデバイス モデルの Model_Name、MAC_Address、および sysName の各属性を検索します。このような属性が CA Service Desk アセットの名前、mac_address、および system_name 属性の名前とそれぞれ照合されます。注:検索で定義されたデバイス モデル属性に値がない場合、それはアセット クエリから除外されます。
- CA Spectrumデバイス モデルについて、CA Service Desk Manager でアセットを作成する場合、CA Spectrumおよび CA Service Desk Manager は以下の手順に従います。
- CA Spectrumは、デバイス モデルの Model_Name、Network_Address、MAC_Address、Serial_Number、および sysName の各属性を、CA Service Desk アセットの名前、alarm_id、mac_address、serial_number、および system_name のフィールドにそれぞれ書き込みます。
- CA Service Desk Manager は、アセット クラスには「Discovered Hardware」を使用し、アセットの説明には「Device asset」を使用します。
注:マッピングで定義されたモデル属性に値がない場合、対応するアセット フィールドには空の(ブランク)値が割り当てられます。
すべての
CA Spectrum
モデルからのアセット ID のクリアデバイス モデルごとに ServiceDesk_Asset_ID 属性(0x12db9)をクリアします。次に、CA Service Desk Manager でアセットの検索および再作成を行います。たとえば、CA Service Desk Manager データベースを切り替える場合、
CA Spectrum
との統合を有効にするために、これらの値を再作成する必要があります。この属性をクリアするには、CA Spectrum
で[属性エディタ]を使用するか、または CA Spectrum
のコマンド ライン インターフェース(CLI)を使用します。CLI を使用すると、この手順を自動化するスクリプトを作成できます。以下の手順に従います。
- CLI に接続します。
- 属性が設定された各デバイス モデルで以下のコマンドを実行します。update mh=<device model handle> attr=0x12db9,val=ServiceDesk_Asset_ID 属性がクリアされます。
注:
CLI の詳細については、「」を参照してください。