アップグレード シナリオおよびマッピング動作

casp1032jp
マルチテナンシーの設定と有効化の完了後に Spectrum のモデルの予期される動作に関して、以下のシナリオを確認します。
アップグレード シナリオ
CA UIM とすでに統合されている CA Spectrum 10.2.1 DSS 環境から 10.2.2 へのアップグレード後にマルチテナンシーを有効化 
シナリオ:
現在 CA Spectrum 10.2.1 を使用しており、CA UIM (VMware および Server Management を使用)との双方向統合が DSS 環境で有効になっています。 マルチテナンシーを設定して、有効にすると、[ユニバース]ビューの特定のランドスケープで、Spectrum 環境にすでに存在するモデルはどうなりますか?
予期される動作:
CA Spectrum 10.2.2 へのアップグレードが成功したら、すべてのモデルが選択したランドスケープに存在することを確認します。
  1. [ランドスケープ マッピング]セクションで CA Spectrum ランドスケープ(またはランドスケープ + SDC)を CA UIM 発生元にマップし、spectrumgtw プローブ アドミン コンソールでマルチテナンシーを有効にします。以下の動作が予期されます。
    • モデルがマップされたランドスケープにすでに存在する場合、保持される必要があるので、UIMOrigin (0x1337f)属性の値が正しいことを確認します。 
    • モデルが別のランドスケープに存在する場合は、モデルは削除され、発生元にマップされた新しいランドスケープでモデリングされる必要があります。 
新規 CA Spectrum 10.2.2 DSS セットアップ(10.2 をインストールし 10.2.2 にアップグレード)でマルチテナンシーを有効化
シナリオ:
CA Spectrum 10.2 から CA Spectrum 10.2.2 へアップグレードした新規 10.2.2 セットアップがあります。
予期される動作:
10.2 から 10.2.2 へのアップグレード完了後、マッピングの受信の前後でモデリング動作を検証します。
  1. Spectrum 10.2.2 を UIM (DSS 内)と統合します。
  2. 選択したランドスケープのサーバおよび VMware 管理を有効にします。 
  3. [ランドスケープ マッピング]セクションで CA Spectrum ランドスケープ(またはランドスケープ + SDC)を CA UIM 発生元にマップし、spectrumgtw プローブ アドミン コンソールでマルチテナンシーを有効にします。 
    以下の動作が予期されます。
    • モデルがマップされたランドスケープにすでに存在する場合、保持される必要があるので、発生元属性の値が正しいことを確認します。 
    • モデルが別のランドスケープに存在する場合は、モデルは削除され、発生元にマップされた新しいランドスケープでモデリングされる必要があります。
注:
spectrumgtw プローブを介した CA Spectrum - CA UIM 統合がすでに有効になっていて、デバイス モデルの一部で発生元がランドスケープにマップされていない場合、関連するモデル(マップされていない発生元から発生)は、これらのモデルが現在モデリングされているランドスケープから削除されません。これらのモデルを手動で削除する必要があります。
マッピング動作
注意事項:
  • 発生元からランドスケープへのマッピングが実行されると、CA UIM (ランドスケープにマップされていない発生元を含む)の新しいエンティティは CA Spectrum でモデリングされません。アラームは停止されませんが、メイン ロケーション サーバの UIM EventAdmin モデルにアサートされます。 マルチテナンシーが有効になった後も、既存のアラームは以前の EventAdmin に保持されます。 モデルが必要でない場合は、手動でモデルを削除する必要があります。
  • 発生元が新しいランドスケープにマップされる場合、その発生元に対応する既存のモデルは古いランドスケープから削除され、新しいランドスケープでモデリングされます。
  • 発生元からランドスケープへのマッピングで、新しい SDC を発生元に指定すると、すべてのエンティティはその SDC に関連付けられます。同様に、マップされた SDC を変更すると、すべてのエンティティは直近でマップされた SDC に関連付けられます。 
  • 発生元からランドスケープへのマッピングが削除された場合、対応するデバイス モデルは CA Spectrum から削除されません。モデルが必要でない場合は、手動でモデルを削除する必要があります。
  • 発生元からランドスケープへのマッピングの新しい設定が追加されると、その発生元のデバイス モデルは、CA Spectrum がマップ更新を受信後、次のインベントリ完全同期中に同期されます。
  • CA Spectrum 10.2.1 までは、[
    UIM Manager
    ]-[
    情報
    ]タブの[
    VMWare 設定
    ]-[
    VMware データセンター モデリング
    ]テーブルですべての VMware データセンターを(モデリングされた場所に関係なく、つまりランドスケープ全体で)表示できました。CA spectrum 10.2.2 以降では、特定のランドスケープでモデリングされた VMware データセンターが、[
    UIM Manager
    ]-[
    情報
    ]タブの[
    VMware データセンター モデリング
    ]テーブルの、そのモデリングが行われたランドスケープのビューに表示されます。