統合アーキテクチャ

内容
casp1032jp
内容
統合アーキテクチャの変更 
CA Spectrum 10.2.3 リリースから、CA Spectrum と CA UIM の統合が大きく変更されました。CA Spectrum または CA UIM の spectrumgtw プローブ(v8.65)アドミン コンソールのいずれかを介した CA Spectrum と CA UIM 間の統合を設定できるようになりました。 
[UIM 設定]ページでは、以下のオプションを表示できます。
    • 統合なし
       
    • レガシー統合
       
    • SpectrumGateway
      統合
      - spectrumgtw プローブ v8.65 を使用している場合、spectrumgtw プローブを介した統合を設定するには、このオプションを使用します。
[統合なし]
- 統合を無効化するには、このオプション ボタンを選択して、[保存]をクリックします。
Disable the integration.png
レガシー統合
- CA Spectrum を介した統合を設定するには、このオプションを選択します。
注:
[レガシー統合]オプションは、統合に spectrumgtw 8.64 を使用している場合に使用されます。CA Spectrum アップグレード前に統合がすでに有効化されている場合、アップグレード後に[レガシー統合]がデフォルトでオンの状態で表示されます。
Legacy Integration.png
[SpectrumGateway 統合]
- UIM spectrumgtw プローブ v8.65 経由で統合を設定するには、このオプションを選択します。手順については、spectrumgtw プローブ ドキュメントの「プローブの展開と設定」セクションを参照してください。
SpectrumGateway Integration.png
 
CA Spectrum と CA UIM の統合のアーキテクチャが、CA Spectrum r10.1.2 から大きく変更されました。「ca_spectrum-ca_uim_integration_using_spectrumgtw_probe_-_fact_sheet.pdf」を参照を参照して、この統合が初めてのユーザか既存のユーザかに関係なく、統合への変更を理解することをお勧めします。
統合アーキテクチャの重要な変更をいくつか以下に示します。
  • CA UIM から CA Spectrum に送信されるアラームでは、SNMP ゲートウェイや Spectrum Southbound ゲートウェイを利用しなくなります。代わりに、新しい Spectrum Gateway プローブを介してルーティングされます。
  • CA UIM から CA spectrum へのインベントリ同期では、nisapi-service-host が nisapi-wasp に置き換えられます。
  • サーバ管理
    • 専用のロールへの依存関係を排除しました。
    • Vmware プローブに依存せずに、VM をサーバとして監視する機能を追加しました。
    • インベントリをロールの 1 つと共に DatabaseServer、Host、VirtualMachine、VirtualMachineHost、WebServer、vCenter としてデータベースに取り込みます。
  • Vmware 管理
    • UIM からフラッピング インベントリ/関係を処理します。
    • UIM によって報告されないインベントリは、Spectrum の独立したコンテナに保存されているので、必要なくなったときにユーザが削除できます。
更新された統合アーキテクチャの概要を以下に示します。
 Integration Architecture.png
アーキテクチャの概要 - SBGW コンポーネント/snmpgtw プローブの使用(CA Spectrum r10.1.1 まで)
インフラストラクチャで問題が発生した場合、Southbound ゲートウェイ コンポーネントにより、CA UIM から CA Spectrum の SpectroSERVER にアラート データが送信されます。SpectroSERVER は、CA Spectrum のプライマリ サーバです。詳細については、「SpectroSERVER と CA Spectrum データベース」を参照してください。
Southbound ゲートウェイを使用すると、ネットワーク管理を一元化し、CA Spectrum でデータをキャプチャして表示することができます。必要に応じて、アラート データが CA Spectrum のイベントおよびアラーム データに整理され、OneClick 内で表示されます。
Southbound Gateway は任意の受信アラート データ ストリーム形式で使用できます。Southbound Gateway は、SNMP トラップを生成できるシステムのシンプルな非プログラマチック統合ポイントを提供します。非 SNMP 環境の管理にも役立ちます。Southbound Gateway は、統合しているシステムが SNMP トラップを生成できない場合に XML 形式のアラート データを受け取るインポート ツールを提供します。詳細については、「」を参照してください。
Southbound ゲートウェイがアラート データを受信すると、データは AlertMap ファイルの CA Spectrum イベントにマップされます。Southbound Gateway は適切な EventAdmin モデルを決定し、データを送信しているホスト コンピュータの IP アドレスに基づいてアラート データを受信します。ホスト コンピュータの IP アドレスは、EventAdmin モデルの作成に使用される IP アドレスに一致する必要があります。
CA Spectrum EventAdmin モデルはトラップを受信し、それを CA Spectrum イベントに変換します。イベントが重大、メジャー、マイナーのいずれかの状態に対応している場合、対応するアラームが CA Spectrum モデルで生成されます。アラートが発生するモデルはいくつかの要因によって変わります。CA Spectrum で以前にモデリングされたデバイスを持つことをお勧めします。デバイス モデルが CA Spectrum に存在する場合、アラームは既存のデバイス モデルに対してアサートされます。デバイス モデルが CA Spectrum に存在しない場合、状態を報告している Nimsoft ロボットの自動作成された EventModel に対してアラームが生成されます。
以下の図は、CA UIM で CA Spectrum 10.1.1 まで、CA Spectrum の統合アーキテクチャの概要を示しています。
SPEC--Nimsoft Solution Architecture
Web サーバを介した CA Spectrum と CA UIM の統合は、サーバ管理をサポートするように設計されています。統合から発生したホスト サーバ モデルは、レイヤ 2 接続や障害分離など従来の Spectrum 機能と、CA UIM によってサポートされる機能を提供します。コンテキストに応じた起動(Launch-in-Context)機能を使用して CA Unified Management Portal (UMP)ビューを CA Spectrum でサーバ モデルから起動し、サーバ情報を参照することができます。
CA UIM と CA Spectrum の統合が[OneClick 管理]ページから有効化された場合、CA Spectrum は Rest API を通じて CA UIM からデータを受信します。Rest API からデータを取得したら、CA UIM ホストが CA Spectrum でモデリングされます。 アラート データは、CA UIM から Southbound ゲートウェイ コンポーネント経由で CA Spectrum の SpectroSERVER に送信されます。受信したデータは、CA Spectrum イベントにマップされます。Southbound ゲートウェイは、イベントを転送するために適切な EventAdmin モデルを判断します。 CA UIM から送られるメトリック違反トラップは、CA Spectrum 内の対応する Nimsoft ホスト モデル上で生成されます。
以下の図は、Web サーバを介してサーバ管理のために CA Spectrum と CA UIM を統合した場合のアーキテクチャを示しています(CA Spectrum v10.1.1 まで)。
Server management_WebServer.png
  • CA UIM プローブ
    管理対象デバイスの特定のコンポーネントを管理するためのインテリジェンスを提供します。たとえば、cdm プロセス プローブは、ターゲット ホストの CPU、ディスク、およびメモリ使用量の監視を担当します。135 個を超える CA UIM プローブを利用して、サーバ、ネットワーク デバイス、アプリケーション、およびデータベースを含む、IT インフラストラクチャ全体を管理できます。
  • Nimsoft アラーム サーバ(NAS)
    受信アラーム メッセージを受信および管理します。Nimsoft アラーム サーバはメッセージ抑制をサポートし、イベント更新、メッセージ フィルタリング、自動アクション、およびミラーリング機能などのサービスをクライアントを提供します。
  • SNMP ゲートウェイ プローブ(snmpgtw)
    CA UIM から CA Spectrum にトラップを送信します。このプローブはアラームを任意の SNMP ベースの管理システムによって読み取り可能な SNMP トラップ メッセージに変換します。CA UIM 内部アラームをサブスクライブし、そのアラームをトラップの VarBind でエンコードされるアラームに関するすべての情報を含む SNMP トラップに変換します。