CA Spectrum Sizer ツール
CA Spectrum Sizer ツールは、オンライン Web ベースのサイジング ツールです。この多目的ツールは、カスタマが選択したハードウェア プラットフォームに基づく特定のネットワークを管理するために必要なコンピュータ リソースの知識を提供できます。 以下のセクションでは、CA Spectrum Sizer ツールを使用するための詳細な手順について説明します。
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CA Spectrum Sizer ツールは、オンライン Web ベースのサイジング ツールです。この多目的ツールは、カスタマが選択したハードウェア プラットフォームに基づく特定のネットワークを管理するために必要なコンピュータ リソースの知識を提供できます。 以下のセクションでは、CA Spectrum Sizer ツールを使用するための詳細な手順について説明します。
サイジング
サイジングは、特定のソフトウェア アプリケーションのコンピュータ リソース要件を予測する機能です。 正確なサイジング情報を提供する機能は、
Spectrum
の成功に不可欠です。 サイジング情報は、プリセールス プロセスに不可欠であり、カスタマ、パートナー、および CA チームがカスタマのパフォーマンスの問題のトラブルシューティングをサポートするために使用します。 Sizer を使用した作業
Sizer ツールの操作は簡単です。 ユーザは、カスタマの現在のネットワークから収集される実際のデータか、または到達することが見込まれる将来のネットワークの仮想データを入力します。このデータから、Sizer は一連の計算を実行します。CA Spectrum Sizer ツールの組み込みアルゴリズムは、サポートされているコンピュータ システムでのソフトウェアのパフォーマンス テストおよび検証に基づいています。CA Spectrum のパフォーマンス分析チームは、ソフトウェアの新バージョンが作成されるたびに、Sizer アルゴリズムを継続的にテストおよび検証しています。
サポートされている CA アプリケーションと関連するテクノロジに関する知識があることを前提としています。
Sizer 起動
CA Spectrum Sizer ツールには、サーバ上で 25 分間のタイムアウトが設定されています。25 分を超えてアイドル状態が続くと、自動的にログアウトになり、サイジングが破棄されます。そのため、サーバにログオンする前に、必要なすべてのサイジング情報を用意しておくことが重要です。適切な情報を使用せずにサイジングを行うことは推奨されません。ほとんどの場合、サイジングが未完了または不正確になります。サイジングを試行する前に、「データ収集」セクションを読んでください。
CA Spectrum Sizer ツールには、Web ブラウザからアクセスすることができます。Sizer ツールにアクセスするには、以下のリンクをクリックします。
情報:
Sizer の推奨ブラウザは Chrome です。CA Spectrum Sizer のシステム要件
ブラウザ
CA Spectrum Sizer ツールのブラウザ要件は以下のとおりです。
- cookie を受け入れる(有効にする)。
- テーブルを表示する。
- 自動リダイレクトを実行する。
正常に動作する Web ブラウザのリストと設定方法については、「ブラウザの設定」を参照してください。
表示
- 推奨: 1024 x 768 以上、256 色以上
- 最小: 800 x 600、16 色以上
- 640 x 480 は推奨されません。
ブラウザの設定
Microsoft Internet Explorer
cookie を有効にするには、以下の手順に従います。
- [ツール]メニューを開き、[インターネット オプション]をクリックします。
- [プライバシー]タブをクリックします。
- [詳細設定]ボタンをクリックします。
- [Cookie]セクションの[自動 Cookie 処理を上書きする]チェック ボックスを選択します。
- [ファースト パーティの Cookie]および[サード パーティの Cookie]の[承諾する]ラジオ ボタンを選択します。
- [常にセッション Cookie を許可する]チェック ボックスを選択します。
cookie とは何か
cookie は、サーバ(オンライン サイジング サーバ)がコンピュータの Web セッションに関する情報を格納するために使用します。Web サーバによって使用される cookie は、Sizer への最終アクセス後、25 分間で期限切れになります。サイジングで cookie が必要なのは、Sizer は別のサイザ ページに移動するときにユーザの入力を追跡する必要があるためです。
Sizer の登録
CA Spectrum Sizer ツールの登録プロセスは、一回限りの簡単なプロセスです。登録済みユーザになると、すべての利用可能なオプションにアクセスできます。登録ユーザになるには、Sizer のメイン ページの
[登録]
リンクをクリックします。登録ページで、少なくとも登録の完了に必要なフィールドに入力します。Sizer への登録後、Sizer の使用が許可されるまで最大 1 営業日かかります(通常は登録から数分以内に許可が送信されます)。現時点では、リセラー、アウトソーサ、および CA Technologies とパートナーの従業員からの登録が受諾されます。
注:
Sizer データベースのセキュリティ作業は進行中であるため、会社パスワードを使用しないことをお勧めします。登録ページには、以下のフィールドが表示されます。先頭に * があるフィールドは必須です
。登録は 1 回のみにしてください。
- *ユーザ名の入力
- *パスワードの入力
- *パスワードの再入力
- *名
- *姓
- *電子メール
- *ユーザ タイプ(ダイレクト セールス、リセラー、エンド ユーザ、サポート、アウトソーサ、その他)
- *組織(CA Technologies の場合は部門)
- 番地
- 住所(続き)
- 市町村
- 都道府県
- 郵便番号
- Country
- 電話番号
登録ユーザになったら、ログインしてすべてのサイジング操作を実行し、カスタム アカウントを作成し、完成済みのすべてのサイジングを呼び戻し、結果をプレーン テキストで電子メール送信できます。パスワードを忘れた場合は、ユーザ名を記載した電子メールを spectrum-sizer.pdl@broadcom.com に送信してください。パスワードを電子メールで送信します。
CA Spectrum Sizer のデータ収集
ここでは、適切な準備が重要です。サイジング ツールで生成されるサイジングの正確さは、入力されたデータによって決まります。提供されるデータの正確さが高いほど、ネットワークの管理に必要なリソースが Sizer の出力により正確に反映されます。正確なサイジングに必要なデータは以下のとおりです。
- カスタマの名前(Sizer のアカウント名として使用される会社名)
- サイジングの目的が「新しい販売」か、または既存のカスタマの「サポート」か
- サイジングする CA Spectrum のバージョン
- 管理対象のすべてのデバイスの数とタイプ(たとえば、スイッチ/ルータ/ハブ)
- 管理対象デバイス上のアクティブなインターフェースの平均数
- 管理対象のサーバとエンド システムの数
- 各ネットワーク デバイスの必要なポーリング レート
(
空の CA Spectrum サイジング ワークシートへの入力については、「付録 A」を参照してください
)Sizer へのログイン
Sizer にログインして、使用可能なすべてのオプションを使用します。
以下の手順に従います。
- メイン ページで、[Start Sizing (サイジングの開始)]をクリックします。ログイン ページが表示されます。
- Sizer の登録済みユーザ名とパスワードを入力します。正しいユーザ名とパスワードの入力は、3 回まで試行できます。それ以降は、登録ページにリダイレクトされます。
ログイン後、
[Main Sizing Page (メイン サイジング ページ)]
が表示されます
。「新しいサイジング」または「サイジングの呼び戻し」のいずれかを選択します。 サイジング中は、各ページの上部にある
[ログアウト]
リンクをクリックしていつでも Sizer を終了できます。 アカウントのセットアップ
Sizer は、アカウントを使用するように設計されています。アカウントは、特定のカスタマの Spectrum のサイジングを保持するために使用されます。Sizer の最初の使用時に、アカウント名を入力する必要があります。カスタマ名など、意味のあるアカウント名を使用します。これにより、カスタマ アカウントのサイジング情報の管理が簡単になります。 新しいアカウント名が保存されるのは、そのアカウント用のサイジングが完了した場合のみです(つまり、新規カスタマのサイジング時に、1 件のサイジングを完了するとアカウント名が当社のデータベースに格納され、サイジングを参照できるようになります)。
サイジングの呼び戻し
Sizer は、当社のデータベースに格納されている完了したサイジングの呼び戻し機能をサポートしています。サイジングの呼び戻し操作は、通常のサイジングとまったく同じです。以前に入力した情報を変更し、呼び戻したサイジングを電子メールで送信できます。
読み戻したサイジングのモード:
- 最終レポート出力の参照のみ- このモードでサイジングを呼び戻すと、最終結果のみが提供されます。 結果を表示するか、電子メールで送信するか、印刷して最終結果を参照できます。
- 新しいサイジングの開始点として- このモードで呼び戻されたサイジングは、新しいサイジングの開始点として使用されます。 呼び戻されたサイジングのすべての値は、新しいサイジングのデフォルト値になります。 このモードは、過去のサイジングのデータを編集して、異なる「what-if」シナリオを実行する場合に役立ちます。
注:
未完了のサイジングは上書きされます。完了済みの各サイジングには、一意の ID が割り当てられます。そのため、新しいサイジングの開始点として使用するためにサイジングを呼び戻し、サイジング メモまたはアカウント名を変更しない場合、これらのサイジングを区別する唯一の手段は日付/時刻スタンプです。サイジングを呼び戻すには、以下の手順に従います。
- Sizer の登録済みユーザ名とパスワードを入力して CA Spectrum Sizer ツールにログインします。
- サイジングのメイン ページで、[Recall Sizing (サイジングの呼び戻し)]を選択します。
- 呼び戻しモードおよびサイジングが属するアカウントを選択します。
- [OK]をクリックします。呼び戻しアカウントのアカウント サイジング情報が表示されます。
サイジングの実行
正常に登録され、ログインしたら、サイジングを行う準備が整いました。必要なすべての情報があれば、サイジングは簡単です。CA Spectrum Sizer ツールを使用する場合、
組み込みの
Sizer ナビゲーション ボタンを使用することを確認します。ブラウザのナビゲーション ボタンを使用すると、Sizer はセッションを追跡できません(つまり、ブラウザの[戻る]ボタンを使用する代わりに、Sizer ページの下部にある[戻る]ボタンを使用します
)。以下の手順に従います。
- サイジングのアカウント タイプ、サイジング タイプ、サイジング メモ、および CA Spectrum のバージョンを選択します。
- カスタマのアカウントを作成するか、または以前に作成した既存のアカウントを選択します。 各クライアント/カスタマは 1 つのアカウントしか持てませんが、アカウントごとに複数のサイジングを持つことができます。
- サイジングのタイプとして、[New Sale (新しい販売)]サイジングまたは[サポート]サイジングを選択します。
- サイジング対象の Spectrum のバージョンを選択します。
- サイジングに関する短いメモまたはキーワードを入力します。[Sizing Note (サイジング ノート)]およびサイジングの日付は、複数のサイジングを区別するために使用します。
- [次へ]をクリックします。
- 手順 1 での[サイジング タイプ]の選択に応じて、手順 2 では異なるオプションが表示されます。[新しい販売]を選択した場合は、以下オプションが表示されます。
- SNMPv3 を介して管理されるデバイスの割合: SNMP v3 デバイスのおおよその割合(管理対象デバイスの合計の割合)。
- SDM を介して管理されるデバイスの割合: SDM によって管理されるデバイスのおおよその割合(管理対象デバイスの合計の割合)。
- 将来の成長率: 将来見込まれるデバイス成長率の概算値(管理対象デバイスの合計の割合)。
[サポート]を選択した場合、サーバ キャパシティのおおよその予測値を入力する必要があります。以下のオプションが表示されます。- 許容される SpectroSERVER 容量(サーバあたりの必要な CPU 使用率): ネットワーク成長と複数の CPU を必要とする一時的な状態に対応するために 50 パーセントをお勧めします。
- Web サーバ数: ユーザがセットアップする OneClick サーバの数。
- グローバル コレクション エレメントの数(1000): ユーザがすべてのグローバル コレクションで持つことができる GC エレメントの合計数。
- アラームの数(2000): すべての管理対象デバイスからの予想されるアラームの合計数の概算値。
- イベント数/秒(50): すべての管理対象デバイスからの予期されるイベント数/秒の概算値。
- アクティブ ポート監視(pollPortStatus、LivePipes)対象デバイスの割合: アクティブ ポート監視の対象として予想されるデバイスの割合です。
- SNMPv3 を介して管理されるデバイスの割合: SNMP v3 デバイスのおおよその割合(管理対象デバイスの合計の割合)。これは、推奨で実行されているかを確認するために役立ちます。
- SDM を介して管理されるデバイスの割合: SDM によって管理されるデバイスのおおよその割合(管理対象デバイスの合計の割合)。
- 将来の成長率: 将来見込まれるデバイス成長率の概算値(管理対象デバイスの合計の割合)。
- リソース要件を計算する際に Sizer が使用するコンピュータ プラットフォーム/速度を選択します(つまり、サイジングの対象となるマシンを選択します)。少なくとも 1 台のコンピュータを選択します。 [次へ]をクリックします。
- 管理対象デバイスを選択します(「付録 A」の完了済みワークシートを参照します)。[Save New Entries (新しいエントリを保存)]ボタンをクリックすると、手順 4 のまま、すべてのデバイスがデータベースに入力され、別のデバイスを入力できます(異なるタイプのデバイスが 6 台以上ある場合に便利です)。 [次へ]をクリックします。 別のインターフェースを持つデバイスがある場合、インターフェースに従ってデバイス数量を分割し、数量フィールドにデバイスの数を入力できます。手順 5 では、これらのデバイスのインターフェースを入力できます。
- インターフェース数が変化するネットワーク デバイスのインターフェースの数を入力します。注:手順 4 で選択したデバイスのいずれにも可変インターフェースがない場合、この手順で実行できる操作がない場合があります。 [次へ]をクリックします。
- この手順では、前の 5 つ手順のいずれかに戻り、入力内容を変更することができます。これは、入力した値が誤っているか、または不完全な場合にのみ必要です。[完了]をクリックしてサイジングを保存し、出力を取得します。データベースにサイジングが保存されたら、将来サイジングを呼び戻すことができます。画面の上部に、完了済みのサイジングを電子メールで送信するオプションがあります。注:perfcollector9 スクリプトを実行し、<machinename>_SizerInfo.txt ファイルでこのデータの一部を参照できます(Spectrum がすでにインストールおよび実行されている場合)。このタスクは、それらが推奨されている容量で実行されているかを確認する場合に役立ちます。
Sizer の結果の解釈
完了したサイジングは、入力データ、Sizer コンピュータ(サーバ)の推奨設定、および結果の解釈中に留意すべきその他の重要な情報で構成される 1 ~ 2 ページのサマリです。
CA Spectrum
CA Spectrum Sizer の注目領域は、およびセクションです。その他の(最上位)セクションは、Sizer に入力したデータの単なるサマリです。
[SpectroSERVER Sizing (SpectroSERVER サイジング)]
[Please Note (注記)]
完了した Spectrum サイジングの例を以下に示します(注目領域のみを示します)。
SpectroSERVER サイジング
システム数 | RAM (GB) | 使用率 | Platform | CPU | 速度 (GHz) | OS | その他の情報 |
1 | 4 | 10 | Linux Intel | Xeon クアッドコア | 3 | Red Hat® Enterprise Linux® 6.x | 32/64 ビット (10.x では 64 ビットのみ) |
SpectroSERVER
のグラフは、サイジング用として選択したマシンの特性のリストです。各行は、異なるタイプのコンピュータと、特定のネットワーク特性で Spectrum を実行するために必要な数を表しています。以下の表では、グラフの各列について説明します。
メトリック | Description |
システム数 | データ入力特性を満たすために必要なサーバ マシンの数。 |
RAM | 各サーバ コンピュータが保持する必要がある最小メモリ量。 たとえば、10.x では、SS は約 500 MB で開始し、100 万モデルの負荷ピーク時に 10 GB に達します。 |
使用率 | 安定状態のポーリング中のコンピュータごとのサーバ使用率。 |
Platform | サーバ コンピュータのタイプ。 |
CPU | サーバ コンピュータの CPU タイプ。 |
速度(MHz) | サーバ コンピュータの CPU 速度。 |
OS | サーバ コンピュータのオペレーティング システム。 |
その他の情報 | サーバ コンピュータに固有の追加情報。 |
注記
この初期サイジングは、クライアントによって CA Technologies に提供される情報で説明されるネットワークを管理するために必要な生の SpectroSERVER キャパシティに基づいています。実際の要件は、ネットワークのアーキテクチャと、クライアントのビジネス要件に応じて異なる可能性があります。 |
NT システムの場合 、このレベルのパフォーマンスを達成するには、最低 2 つの 10,000 RPM SCSI ドライブで構成されるストライプ ディスク構成が必要です。 |
[Please Note (注記)]
ユーザの入力に基づいて 2 つ以上の必要な SpectroSERVER が返された場合、実際には 3 つの Spectroserver の使用を推奨します。それらの 1 つはモデリングが限定された専用の MLS で、残りの 2 つのサーバは実際のモデリング/管理を行うために使用されます。
最終サイジングの電子メール送信
CA Spectrum Sizer ツールの便利な機能は、得られた結果を電子メールで送信する機能です。サイジングが完了すると、同意を得るために計算結果を自分、カスタマ、または他の同僚に電子メールで送信するためのリンクが画面の上部に表示されます。電子メール オプションは、呼び戻し機能で使用できます(つまり、呼び戻したサイジングを電子メールで送信できます)。
注:
当社のサーバは、電子メールをプレーン テキストで送信するため、すべてのプラットフォーム上で結果を読むことができます。付録 A: CA Spectrum サイジング ワークシート
カスタマ名:
名前:
電子メール アドレス:
サイジングする SPECTRUM のバージョン
ルータ情報:
層 | ルータ数 | ルータごとのインターフェース数 | ポーリング間隔(秒) |
1 | |||
2 | |||
3 | |||
管理対象デバイス:
数量 | デバイス タイプ | ポーリング間隔(秒) |
管理対象サーバおよびエンド ノード(ワークステーション)数 (Winwatch):
各管理対象エンド ノードの必要なポーリング レート(デフォルトは 600 秒):