ディスカバリ コンソール
内容
casp1032jp
内容
ディスカバリ コンソールは、
ナビゲーション
画面(左側)とコンテンツ
画面(右側)の 2 つの画面で構成されます。ナビゲーション画面
ディスカバリのナビゲーション
画面には、[ランドスケープ]
ドロップダウン リスト、ツールバー、および選択したランドスケープで使用可能な設定とフォルダのリストなどがあります。ツールバーから、設定の作成、コピー、削除、インポート、またはエクスポート、および設定を格納する新しいフォルダの作成を行うことができます。[名前]
列で設定を選択して開くと、その詳細がコンテンツ
画面に表示されます。コンテンツ画面
ディスカバリ コンソールは、
ディスカバリ コンテンツ
画面で、ディスカバリ
設定とモデリング設定の定義に使用するパラメータを 4 つのタブにグループ化します。[設定]タブ
ディスカバリの[設定]タブには、設定を作成する際に使用できるすべての必須パラメータと任意パラメータが表示されます。
このタブには、以下の設定があります。
- シード ルータネットワーク トポロジを検出するための初期通信ポイントとして機能するネットワーク シード ルータの IP アドレスまたはホスト名を指定します。ホスト名を指定した場合、ディスカバリを開始すると、CA Spectrumはホスト名を IP アドレスに解決しようとします。CA Spectrumがホスト名を IP アドレスに解決できない場合は、エラー メッセージが発生します。エラー メッセージは、[ディスカバリ]タブの下部セクションのディスカバリ ステータス画面に表示されます。ネットワーク エレメントのコンテキストでディスカバリを開始すると、[シード ルータ]フィールドにデバイスの IP アドレスが入力されます。必要に応じて、複数のシード ルータ IP アドレスを指定できます。
- IP/ホスト名境界リストIP 範囲、IP アドレス、ホスト名、または、CA Spectrumが設定の境界を定義するために使用できる情報の任意の組み合わせを指定します。ホスト名を指定した場合、ディスカバリを開始すると、CA Spectrumはホスト名を IP アドレスに解決しようとします。CA Spectrumがホスト名を IP アドレスに解決できない場合は、エラー メッセージが発生します。エラー メッセージは、[ディスカバリ]タブの下部セクションのディスカバリ ステータス画面に表示されます。ディスカバリは、[トポロジ]タブまたは[エクスプローラ]タブのコンテナのコンテキストで開始できます。この場合、CA Spectrumは、IP/ホスト名境界リストにアドレス範囲を入力します。アドレス範囲は、選択したデバイスの IP アドレスとネットワーク マスクを使用して決定されます。さらに多くの IP アドレス、IP アドレス範囲、またはホスト名を指定できます。注:IP/ホスト名境界リストには、単一 IPv6 アドレスも入力できますが、IPv6 範囲はサポートされていません。
- SNMP 情報SNMPv1、SNMPv2c、および SNMPv3 通信の SNMP コミュニティ文字列およびプロファイルを指定します。
- モデリング オプションディスカバリ操作のみ実行するか、ディスカバリ操作とモデリング操作を組み合せて実行するかを指定します。デフォルトのモデリングを確認およびそのまま使用または編集するには、[モデリング オプション]ボタンをクリックします。
- 詳細オプション[詳細オプション]ボタンをクリックして、[詳細オプション]ダイアログ ボックスを表示します。[詳細オプション]ダイアログ ボックスでは、以下のオプションを確認してそのまま使用するか、または再定義できます。
- [SNMP ポート]デフォルトの SNMP ポートおよびその他の追加ポートを指定します。この機能は、通常、デフォルトのポート番号 161 以外のポート番号を使用する管理ノード環境で使用します。
- IP 除外リストIP 除外リストを作成、削除、変更、またはインポートします。このリストは、定義した IP アドレス範囲内のデバイスを除外するようにディスカバリ セッションに指示します。
- ディスカバリ オプションディスカバリ プロセスが ICMP およびルート テーブルを使用するかどうかを指定します。ルート テーブル オプションを使用する場合は、スロットル レベルを設定して、サーバが SNMP リクエストを送信する頻度を制御できます。
- 自動エクスポートディスカバリ セッションの結果を自動的にエクスポートするかどうかを指定するとともに、エクスポートで使用するフォーマット(カンマ区切り、タブ区切り、または Web ページ)を指定します。
- スケジュール オプションスケジュールを使用して定期的に特定の設定をアクティブ化するかどうかを指定します。注:複数のタイム ゾーンにまたがる DSS 環境では、各SpectroSERVERのローカル時間を使用してスケジュールを設定します。OneClick スケジュールの詳細については、「DSS 環境での OneClick スケジュール」を参照してください。
- オプションをデフォルトとして保存現在の設定をデフォルトとして保存するかどうかを指定します。たとえば、[設定]タブではデフォルトで[ディスカバリのみ]オプションが有効になっています。デフォルト設定を[ディスカバリ後に、自動的にCA Spectrumにモデリングする]オプションに変更するには、このオプションを選択します。次に、[オプションをデフォルトとして保存]チェック ボックスをオンにし、[ファイル]‐[保存]を選択します。
- 検出[設定]タブの定義に従って、ディスカバリ セッションをアクティブ化します。
[ディスカバリ]タブ
[ディスカバリ]タブには、ナビゲーション画面で選択した設定の最新のディスカバリ セッションの結果とステータスが表示されます。検出されたデバイスは、[ディスカバリ]タブの 1 番上に表示されます。[ディスカバリ]タブの下部では、生成されたステータスおよびエラー メッセージがディスカバリ ステータス画面に表示されます。ディスカバリ権限を持つユーザはみな、このタブにアクセスできます。新しいディスカバリ設定の場合、最初は[ディスカバリ]タブは無効になっており、[設定]タブで最初のディスカバリ セッションが生成されると有効になります。
ディスカバリ結果テーブルには、デフォルトで[検出された IP]列、[システム名]列、[デバイス タイプ]列、および[システムの説明]列が表示されます。[テーブル基本設定]ダイアログ ボックスを表示するには、列ヘッダの 1 つを右クリックします。このダイアログ ボックスで、表示する列をさらに選択できます。[モデルの状態]列は、デバイスが OneClick でモデリングされているかどうかを示します。この情報は、OneClick でのモデリングを必要とするネットワーク上で検出されたデバイスを識別するときに役に立ちます。

ディスカバリ結果のフィルタ、ソート、エクスポート、検索、およびモデリング
[ディスカバリ]タブでは、以下のオプションを使用して、ディスカバリ結果を確認、フィルタ、エクスポート、およびモデリングできます。
- フィルタ:[フィルタ]テキスト ボックスを使用すると、結果リストのデバイスを簡単にフィルタできます。たとえば、結果リストから Cisco デバイスを開発、モデリング、およびエクスポートするには、以下の手順に従います。
- [フィルタ]テキスト ボックスに「Cisco」と入力します。結果リストが Cisco デバイスでフィルタされます。
- [モデル]ボタンをクリックします。Cisco デバイスのみがモデリングされます。
- [エクスポート]をクリックします。Cisco デバイスの結果リストがエクスポートされます。
- 詳細フィルタ:追加のフィルタ条件を適用するには、[詳細フィルタ]ボタンをクリックし、1 つ以上の式を作成します。作成された式を使用して、ディスカバリ結果リストに対して追加フィルタを設定できます。
- 除外:除外するエントリを右クリックして[除外]をクリックすると、ディスカバリ結果から 1 つ以上のエントリを除外できます。また、ディスカバリ設定から、これらのデバイスを除外できます。[設定]タブで、[オプションをデフォルトとして保存]を選択します。1 つ以上のデバイスを除外し、設定を保存します。ディスカバリは、実行時に該当するデバイスを除外します。
- エクスポート:エクスポート アイコンをクリックすると、[テーブル データをファイルにエクスポート]ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスでは、ディスカバリ結果をエクスポートするファイル フォーマットとエクスポート先を指定できます。
- ステータスの検索:[ディスカバリ ステータス]セクションまたは[モデリング ステータス]セクションで検索する文字列を[検索]テキスト ボックスに入力します。[ステータス]画面にすべての検索の一致を表示するには、[すべてをハイライト表示]チェック ボックスをオンにします。検索で大文字と小文字を区別しない場合は、[大文字と小文字を区別しない]チェック ボックスをオンにします。[次へ]ボタンと[前へ]ボタンを使用して、ステータス画面の検索結果を移動します。
- モデル:[モデル]ボタンをクリックすると、[モデリング設定]ダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスでは、標準のモデリング オプションのデフォルト値を確認または変更できます。[OK]ボタンをクリックすると、CA Spectrumによってディスカバリ結果リストに表示されているデバイスのみがモデリングされます。
[モデリング]タブ
[モデリング]タブには、最後のモデリング セッションの結果とステータスが表示されます。タブの上部に、モデリングされたデバイスが表示されます。下部の[モデリング ステータス]セクションには、最後のモデリング セッション中に生成されたステータスおよびエラー メッセージが表示されます。

モデリング権限を持ったユーザはみな、[モデリング]タブを表示できます。ディスカバリ設定を新規に作成した場合、[モデリング]タブは最初は無効になっています。[ディスカバリ]タブで最初のモデリング セッションをアクティブにした後でのみ有効になります。
[モデリング]タブでは、[ディスカバリ]タブと同じオプションを使用して、モデリング結果を確認、フィルタ、エクスポート、および検索できます。
モデリング セッションのステータス バー
ステータス バーは、[モデリング ステータス]セクションの下部に表示されます。[ディスカバリ]タブの[モデル]ボタンをクリックした直後に、ステータスはアクティブにします。このステータス バーでは、モデリング プロセスが以下に示す 4 つの操作フェーズに分割されます。
- モデル作成フェーズ 1 -SpectroSERVERがモデリングするデータを処理する間、このフェーズのラベルがグリーンで表示されます。
- アクティブ化/レイヤ 3フェーズ 2 -SpectroSERVERがレイヤ 3 デバイスをマップする間、このフェーズのラベルがグリーンで表示されます。
- レイヤ 2 マッピングフェーズ 3 -SpectroSERVERがモデルがアクティブ化されるのを待機し、レイヤ 2 デバイスをマップする間、このフェーズのラベルがグリーンで表示されます。
- ネットワーク サービスフェーズ 4 -SpectroSERVERが各ネットワーク サービスの実行ステータスを処理する間、このフェーズのラベルがグリーンで表示されます。
- 自動配置フェーズ 5 -SpectroSERVERがモデリング結果リストに表示されたモデルを配置する間、このフェーズのラベルがグリーンで表示されます。
[ディスカバリ コンソール]の下部にある[ステータス]ボックスには、上記の各フェーズに関連するステータスおよびエラー メッセージが表示されます。
[履歴]タブ
[履歴]タブには、ディスカバリのナビゲーション タブで選択した設定に関する情報が表示されます。以下は、[履歴]タブの例です。

- [ディスカバリ時間]ディスカバリ セッションが発生した日時が表示されます。
- 変更を表示[ディスカバリ結果差異]ダイアログ ボックスを開きます。ダイアログ ボックスには、前回のディスカバリ セッションと比較した場合に、選択されたディスカバリ セッション中に検出された、または失われたすべてのデバイスのリストが表示されます。表示された情報をフィルタして、ファイルにエクスポートできます。

- [新規デバイス]選択した設定において、前のディスカバリ セッション以降に検出された新しいデバイスの数を表示します。
- 失われたデバイス選択した設定において、前のディスカバリ セッションから次のディスカバリ セッションまでの間に失われたデバイスの数を表示します。
- 最終ディスカバリ時間(変更なし)選択した設定を実行してデバイスの増減が検出されなかった最後の日時情報が表示されます。設定を実行するたびにデバイスの増減が検出されている場合、日時情報は表示されません。
[履歴]タブの下部の画面には、[ディスカバリ結果]タブ、[ディスカバリ ステータス]タブ、[モデリング ステータス]タブが表示されます。
ディスカバリの接続ステータス
ディスカバリの[接続ステータス]ダイアログ ボックスを表示するには、接続ステータス アイコン(
)をクリックします。[ディスカバリ コンソール]で、このアイコンはステータス バーに表示されます。

[ディスカバリ コンソール]からアクセスする[接続ステータス]ダイアログ ボックスには、以下のステータスが表示されます。
- SNMP サービス(SpectroSERVER)の接続ステータス
- Web サーバの接続ステータス
- ランドスケープ(SpectroSERVER)の接続ステータス
注:
[接続ステータス]ダイアログ ボックスおよびステータス バーの詳細については、「接続ステータス インジケータ」を参照してください。