分散環境への CA Spectrum のインストール

内容
casp1032jp
内容
分散インストールの要件
分散インストールを開始する前に、以下の要件が満たされていることを確認します。
  • ホスト インストール情報ファイルに必要なあらゆる新しいパラメータの詳細については、「リリース情報」を確認してください。
  • ターゲット システムからリモート システムへの TCP/IP 接続が確立されていること。
    注:
    ファイアウォール環境で分散インストールを行う場合、ポート 46517 が開いていることを確認してください。
  • インストーラ ホストとリモート ホストの時間設定が 2 分以内で同期されること。この設定は、
    CA Spectrum
    リモート管理デーモンとの確実な認証のために必要です。
  • リモート ホストに十分なディスク容量があること。
    CA Spectrum
    分散インストールでは、ターゲット システム上の一時ディレクトリに一時ファイルがコピーされます。そのため、それは、temp または tmp ディレクトリには少なくとも 100 MB のディスク容量が必要です。Windows では、ユーザの環境変数で TEMP のデフォルトの場所を編集できます。
分散インストールのタイプ
CA Spectrum
では、ユーザの要件を満たすタイプの分散インストールを選択できます。
以下のテーブルは、実行可能な分散インストールのタイプ、およびその手順が記載されたセクション内の箇所を示します。
分散インストールのタイプ
手順
Linux での
CA Spectrum
のインストール
Linux での
CA Spectrum
9.3 以降からのアップグレード
Windows Server 2012 での
CA Spectrum
のインストール
サポートされた Windows プラットフォームでの
CA Spectrum
9.3 以降からのアップグレード
 
分散インストールの実行方法
CA Spectrum
分散インストールは、
CA Spectrum
および OneClick Web サーバを(ローカルおよびリモートに)インストールするコマンド ライン インターフェースです。システムによって実行するインストールの種類を変えることができます。たとえば、以下のアイテムを 1 つの分散インストールにインストールできます。
  • SpectroSERVER
     のみ
  • OneClick Web サーバのみ
  • SpectroSERVER
     および OneClick web サーバ
CA Spectrum
分散インストールのコンポーネントは以下のとおりです。
  • CA Spectrum
    リモート管理(SRAdmin)デーモン
    NFS マウントまたは Microsoft Network File 共有を手動でセットアップしなくても、安全なリモート インストールを可能にします。デーモン間で受け渡しが行われるときには、root および管理者のアカウントおよびパスワード情報を安全に保つために、タイム クリティカルな Triple DES による暗号化が使用されます。SRAdmin は
    CA Spectrum
    をインストールする各リモート システムにインストールする必要があります。
  • CA Spectrum
    分散インストール クライアント(Linux では sdiclinux.exe、Windows では sdicnt.exe)
    複数のマシンに複数のインストールが開始され、インストールの結果が収集されます。分散インストール クライアントには、以下のファイルが必要です。
    • パスワード ファイル
      リモートのコンピュータのアカウントおよびパスワードを含みます。
    • ホスト インストール ファイル
      インストール情報を含みます。トピック「HII ファイルのパラメーター」には、このファイルの必要なコンテンツに関する重要な情報が含まれています。
分散インストールを実行するには、以下の手順に従います。