ユーザ定義のデバイス属性ポーリングの設定

内容
casp1032jp
内容
Spectrum Report Manager
の履歴デバイス管理機能は、デバイスをポーリングして、デバイス名やネットワーク アドレスなどの既知の属性を取得します。ただし、ユーザは、それよりも多くのデータ(ベンダー固有のデータやビジネス環境に適用される設定など)をデバイスから取得することが可能です。そのため、
Spectrum Report Manager
では、デバイス ポーリング動作を調整することができます。
カスタム デバイス ポーリングは、まずモデル タイプによって整理され、次にモデル タイプ内の属性によって整理されます。ポーリングは 3 つの属性タイプ領域で、モデル タイプごとに最大限の 10 の追加の属性をサポートします。次のリストで、属性タイプと、関連付けられる
CA Spectrum
タイプのマッピングを確認してください。
タイプ
サポートされる
CA Spectrum
タイプのマッピング
属性の最大数(タイプ別)
Varchar 型
すべての文字ベースの数値タイプ
4
Integer 型
数値、スカラ タイプ
4
日付/時刻
タイム スタンプ、期間タイプ
2
ポーリングされた属性のストレージへのマッピング
追加のデバイス属性を格納する場合は、格納する属性を指定できます。このタスクは、指定されたデバイスの OneClick 属性エディタ ビューで行うことができます。目的の属性を検索し、16 進の属性 ID (たとえば、0x1006e)および対応するタイプ(たとえば、整数、テキスト文字列)を書き留めます。
属性を選択して、オープン ストレージの場所の 1 つに割り当てることができます。マッピングは、以下にある XML ファイルで発生します。
<SPECROOT>/tomcat/webapps/ spectrum/WEB-INF/repmgr/config/devicemodel-polling.xml
モデル タイプの場合、各属性 ID はストレージの場所にマップされます。以下のモデル タイプ「Rtr_Cisco」の例では、属性 ID 「0x118b8」が文字列ストレージの場所「1」にマップされます。
<devicemodel-polling ...> <user-defined-poll modelType="Rtr_Cisco"> <!-- Company name attribute --> <poll-attribute attrId="0x118b8"> <varchar-storage id="1"/> </poll-attribute> </user-defined-poll> </devicemodel-polling>
次に、複数のモデル タイプの複数の属性をマップする以下の例を確認してください。
<devicemodel-polling ...> <user-defined-poll modelType="Rtr_Cisco"> <!-- Company name attribute --> <poll-attribute attrId="0x118b8"> <varchar-storage id="1"/> </poll-attribute> <!-- Disposable precedence attribute --> <poll-attribute attrId="0x114e2"> <int-storage id="4"/> </poll-attribute> </user-defined-poll> <user-defined-poll modelType="JuniperJUNOSRtr"> <!-- Company name attribute --> <poll-attribute attrId="0x118b8"> <varchar-storage id="2"/> </poll-attribute> <!-- Create time now attribute --> <poll-attribute attrId="0x11b41"> <datetime-storage id="1"/> </poll-attribute> </user-defined-poll> </devicemodel-polling>
前の例では、2 つのモデル タイプがカスタム属性ポーリング用に設定されます。「Rtr_Cisco」デバイスの場合、会社名の属性が文字列ストレージ「1」に格納され、暫定優先順位の属性が Long ストレージ「4」に格納されます。JuniperJUNOSRtr デバイスについては、会社名属性が文字列ストレージ 2 に格納され(Rtr_Cisco の設定と異なることに注意してください)、作成時間属性が日付/時間ストレージ 1 に格納されます。
以下で、完全な XML ファイルの例を参照できます。
<SPECROOT>/tomcat/webapps/ spectrum/WEB-INF/repmgr/config/devicemodel-polling-example.xml
注:
新しく作成された属性は、24 時間ごとにスケジュールされているデバイス ポーリング中に、Spectrum Report Manager データベースで更新されます。
レポート ラベル
データベースに格納されている属性を取得することができ、「Rtr_Cisco」モデル タイプの「Varchar ストレージ 1」に格納されている属性を識別できます。レポート ラベルを使用して、属性の目的とユーザ指向インターフェースを記述できます。
レポート ラベルは、以下の例で設定されます。
<devicemodel-polling ...> <user-defined-poll modelType="Rtr_Cisco"> <!-- Company name attribute --> <poll-attribute attrId="0x118b8"> <varchar-storage id="1"/> <reports label="Company Name" /> </poll-attribute> </user-defined-poll> </devicemodel-polling>
ユーザ定義のデバイス属性を表示する必要がある場合、ラベルのテキストを使用して、属性の目的を識別できます。
レポートでの属性の表示
CA Spectrum
ユニバースを使用して、Business Objects WEBI ドキュメントの一部として、ユーザ定義の属性を表示できます。WEBI ドキュメント クエリの結果オブジェクトを選択している間、'User Specified Device Attributes' というプレフィックスを持つサブフォルダを参照できます。
たとえば、以下の場所があるとします。
Asset/Additional Device Information/User Specified Device Attributes - Asset。
ポーリングした各属性について、フォルダ内で次のオブジェクトおよびそソースの場所を取得できます。
  • 属性 ID - .xml ファイルで設定
  • ラベル - .xml ファイルで設定
  • 値 - デバイスからポーリング
必要な結果オブジェクトを、関連する WEBI パネルにドラッグすることにより、そのオブジェクトをクエリに組み込むことができます。
ポーリングの動作
デバイスがポーリングされると、現在のユーザ定義のポーリング設定のみが適用されます。そのため、設定が変更されると、デバイスは再度ポーリングされます。属性およびストレージの場所は、現在の設定を反映します。設定変更前にポーリングされているデバイスの属性と、古いストレージ場所は、現在の属性値を格納する前にクリアされます。