可用性処理のイベント タイプの定義
内容
casp1032jp
内容
可用性レポートを含めるように、ボリュームと停止範囲を管理できます。
Spectrum Report Manager
可用性ハンドラを使って計画されている停止と計画外の停止の開始と終了を決定するイベントを指定できます。availability.xml ファイルでは、UP、DOWN、IN MAINT MODE、および OUT OF MAINT MODE のイベント タイプとしてイベントを指定できます。デフォルトのイベント タイプ指定を上書きして、新しいイベントにタイプを割り当てることができます。また、可用性ハンドラが特定のイベント タイプを無視して処理しないように指定することもできます。ファイルのコピーは、以下のディレクトリにあります。<$SPECROOT>/tomcat/webapps/spectrum/WEB-INF/repmgr/config
availability.xml ファイルの形式は以下のとおりです。
<root> <up_event></up_event> <down_event></down_event> <in_mm_event></in_mm_event> <out_mm_event></out_mm_event> <ignore></ignore> </root>
10 進または 16 進の形式でイベント コードを入力することにより、イベントを特定タイプとして指定できます。
注:
16 進形式の場合、イベント タイプの前に「0x」を指定していることを確認してください。以下の手順に従います。
- availability.xml ファイルのコピーを作成します。
- availability.xml ファイルに含まれるタグを使用してイベント指定を設定します。すべてのイベント タイプのタグは root タグ内にネストする必要があります。以下の例では、モデル タイプが 0x621000d の IBM クラスタ リソース グループと想定したクラスタ モデル タイプを示しています。1234 は DOWN イベント、5678 は UP イベント、0x4567 は無視されたイベント タイプとして指定されます。<root> <down_event>0x1111</down_event> <up_event>0x3333</up_event> <down_event>0x5555<down_event> <ignore>0xabcd</ignore> <down_event type='1234'> <model_type>0x621000d</model_type> <down_event> <up_event type='15678'> <model_type>0x621000d</model_type> </up_event> <ignore>04567</ignore> </root>
- カスタマイズした availability.xml ファイルを以下のディレクトリに保存してコピーします。$SPECROOT/custom/repmgr/configファイルのコンテンツは、AvailabilityEvent データベース テーブルに書き込まれ、可用性レポートの可用性統計のコンパイル時に、可用性ハンドラによって読み取られます。
- 指定したイベント指定を有効にするため、OneClick Tomcat サーバを再起動します。
イベント処理のフィルタリング
イベント処理フィルタは、
Spectrum Report Manager
データベースにロードされたものから特定のイベントを除外することができる XML によって定義されます。特に、event-processing-filter.xml フィルタ ファイルに記載されたイベント タイプまたはモデル ハンドルに関連付けられているイベントは、Spectrum Report Manager
データベースにロードされません。提供された event-processing-filter.xml ファイルを変更する前に、イベント アクティビティを実行できるイベント タイプおよびモデル ハンドルを決定することができます。除外されたイベントは、履歴レポート目的で
Spectrum Report Manager
で利用することができません。以下の手順に従います。
- event-processing-filter.xml および event-processing-filter-schema.xsd を「custom」ディレクトリにコピーします。次の構文例を参照してください。cp <$SPECROOT>/tomcat/webapps/spectrum/WEB-INF/repmgr/config/event-processing-filter-schema.xsd <$SPECROOT>/custom/repmgr/config/ cp <$SPECROOT>/tomcat/webapps/spectrum/WEB-INF/repmgr/config/event-processing-filter.xml <$SPECROOT>/custom/repmgr/config/
- event-processing-filter.xml ファイルを編集して、判別したフィルタリングを設定します。次の構文例を参照してください。<ignore> <event-type>0x1245</event-type> <event-type>0xffa0004</event-type> <model>0x00d40010</model> <model>0xff0100d1</model> </ignore>注:特定のモデルまたはイベント タイプに関連付けられているイベントのみ無視することができます。
- Tomcat を再起動します。指定したイベント処理フィルタが有効になります。