手動バックアップ
内容
casp1032jp
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CA Spectrum に含まれる SSdbsave データベース ユーティリティを使用すると、データベースのバックアップを手動で作成できます。データベースには、モデル(モデル タイプ、関係、ルール)およびモデル自体を作成するために使用されるテンプレート情報のカタログが含まれます。SSdbsave を使用して、これらのコンポーネントのいずれかまたは両方を含むデータベースのバックアップ コピーを作成することができます。モデリング カタログとモデルの両方を含む完全な保存を実行することをお勧めします。
完全なバックアップの作成
データベースの完全なバックアップ コピーを作成できます。完全なバックアップには、モデリング カタログ(モデル タイプ階層、関係、ルール)およびモデル自体の両方が含まれます。
以下の手順に従います。
- $SPECROOT/SS ディレクトリに移動します。
- SpectroSERVER および SpectroSERVER データベースにアクセスする他のプログラムが実行していないことを確認します。注:初めてインストールしたときには、このユーティリティは$SPECROOT/SS-Tools ディレクトリにあります。場所がシステム パス ステートメントで設定されない場合は、フル パスを使用する、相対パスを使用する、ファイルを移動する、または SpectroSERVER データベースと同じディレクトリにリンクする必要があります。
- モデリング カタログとモデルの両方を保存するには、次のコマンドを入力します。
保存ファイルの推奨される命名規則は、日付スタンプと保存コマンドのフラグを組み合わせたものです。この場合は、「c」(カタログ)フラグと「m」(モデル)フラグの両方を使用しているので、2013 年 10 月 14 日とすると、保存ファイル名は db_20131014_cm のように入力します。../SS-Tools/SSdbsave -cm <save_file>「db_20001014_cm.SSdb」という名前のファイルが作成されます。「.SSdb」というサフィックスは自動的に追加されます。
分割したバックアップの作成
SpectroSERVER データベース内のモデルは毎日変わる可能性がありますが、モデリング カタログは、アップグレード インストールを実行したとき、新しい管理モジュールを追加したとき、または Model Type Editor を使用して直接変更したときにのみ変化します。そのため、データベースが非常に大きい場合は、バックアップを分割することによって時間を節約できます。分割バックアップでは、モデルは定期的に保存しますが、モデリング カタログは変更した後でのみ保存します。その後、モデリング カタログのバックアップを安全な場所に格納します。モデル情報の最新の保存と併せて、このバックアップ ファイルは完全なデータベース バックアップを提供します。
以下の手順では、2013 年 10 月 14 日にデータベースの分割バックアップを実行し、モデリング カタログとモデルに異なる保存ファイルを作成する方法について説明します。
以下の手順に従います。
- $SPECROOT/SS ディレクトリに移動します。
- SpectroSERVER および SpectroSERVER データベースにアクセスする他のプログラムが実行していないことを確認します。注:初めてインストールしたときには、このユーティリティは$SPECROOT/SS-Tools ディレクトリにあります。場所がシステム パス ステートメントで設定されない場合は、フル パスを使用する、相対パスを使用する、ファイルを移動する、または SpectroSERVER データベースと同じディレクトリにリンクする必要があります。
- モデリング カタログのみを保存するには、次のコマンドを入力します。../SS-Tools/SSdbsave -c db_20131014_c
- モデルのみを保存するには、次のコマンドを入力します。
モデリング カタログは db_20131014_c.SSdb というファイル名で保存され、モデルは db_20131014_m.SSdb という名前で保存されます。../SS-Tools/SSdbsave -m db_20131014_m注:モデルは、定期的に、またはネットワーク モデルを大きく変更したときに常に、保存してください。モデリング カタログは、CA Spectrum の新バージョンをインストールしたとき、新しい管理モジュールを追加したとき、または Model Type Editor でカタログを変更したときに保存します。