サービス停止の管理
内容
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内容
サービス ダッシュボードは、現在のサービス停止または履歴サービス停止を表示するための各種オプションを提供します。[現在の停止]タブから、次の停止詳細情報を確認できます。
- 停止のヘルスまたは重大度
- 停止の開始時刻
- 停止の原因となったリソース(複数可)
- トラブルシューティング担当者の割り当てまたは停止に追加された注記
[停止履歴]タブ パネル、または[情報]タブ パネルの[停止履歴]サブビューから、サービス停止の表示と編集ができます。
以下の情報が停止履歴テーブルから使用可能です。
- すべての停止の開始時刻、終了時刻および期間。注:Service Manager r9.2 では、31 日という停止制限は削除されました。これで、すべての停止の日付範囲を指定できるようになりました。
- 各停止を引き起こしたリソース(複数可)
- 現在のサービス停止をトラブルシュートする担当者の名前
- 停止のステータス(「計画外」、「計画」、「除外」)
[停止履歴]タブ パネルは、また過去 31 日間用のサービス ヘルスまたは履歴可用性を示す円グラフを提供します。
サービス停止情報エディタは、[停止履歴]タブ パネルまたは[停止履歴]サブビューのいずれかから使用できます。停止情報エディタを使用すると、停止を「除外」または「計画」としてマークすることで、停止に関するメモを追加したり、停止のステータスを変更したりすることができます。
現在の停止情報の表示
サービス ダッシュボードでは、現在、停止状態にあるサービスの情報を表示できます。
以下の手順に従います。
- 停止しているサービスの中で、表示するものを選択します。
- コンポーネント詳細画面の[現在の停止情報]タブをクリックします。コンポーネント詳細画面には現在の停止に関する情報が表示されます(停止の一因となっている 1 つまたは複数のリソースなど)。
停止履歴の表示
サービス ダッシュボードでは、過去 31 日間のサービスに関して、過去および現在のすべての停止情報を表示できます。
以下の手順に従います。
- レビューするサービスを選択します。
- コンポーネント詳細画面で[停止履歴]タブをクリックします。コンポーネント詳細画面にサービスの停止履歴に関する情報が表示されます。たとえば、最近の停止に関する停止情報の要約や項目別リストがチャート形式で表示されます。この画面には、停止の一因となったリソースに関連する[停止情報の詳細]も表示されます。
サービス停止
サービス停止は、「計画外」、「計画」、「除外」という 3 つの潜在的な状態値のいずれか 1 つを保持することができます。通常、サービス停止のステータスは、そのサービス停止の履歴レコードを解釈する方法にのみ影響します。
ほとんどのサービス停止のステータスは、ユーザによって編集されない限り、「計画外」です。「計画外」停止時間は、サービス モデルの履歴可用性と照らし合わせてカウントされます。この時間は、SLA でサービスにいずれかの保証が関連付けられている場合に記録されます。
サービス停止情報エディタを使用すれば、「計画外」停止ステータスを「計画」または「除外」のいずれかに変更できます。「計画」ステータスは、停止の発生は予期していたものであり保守停止であるとみなすことができることを示します。「除外」ステータスは、停止は予期されていなかったが、停止の原因または性質は、停止時間をサービスの履歴可用性と照らし合わせるとカウントする必要がないものであることを示します。ステータスが「計画」または「除外」である停止の時間は SLA に関係ありません。
停止を編集してもサービスのリアルタイム ステータスは変更されません。サービスが「ダウン」である場合にユーザがサービスを「免除」としてマークしても、サービスは「ダウン」のままです。「ダウン」がサービスの真のヘルスだからです。サービスのリアルタイム ヘルスが変更されなくても、保証で停止の時間が記録されると、SLA のステータスを変更できる保証から時間を削除できます。
過去または進行中の停止ステータスの編集
進行中か履歴停止のステータスを編集できます。
過去または進行中の停止ステータスを編集する前に、以下の情報について考慮してください。
- 進行中の停止を編集する場合、停止の原因となったリソースの変化にかかわらず、停止中は停止ステータスが継続します。そのため、停止が「除外」としてマークされた場合、停止の原因となったリソースの状態が変化した場合でも除外されたままです。現在の停止ステータスは、サービス モデルの[情報]タブで確認できます。
- 除外された、または「計画」としてマークされた停止時間は、保証で集計された停止時間から差し引かれます。これは、その保証が含まれている SLA のステータスも、状況に応じて変わることを意味しています。たとえば、可用性の保証のしきい値を超えたサービスの停止により違反が発生した SLA の場合、その停止情報が除外されると、SLA のステータスも「準拠」に戻ります。
以下の手順に従います。
- [停止履歴]タブを表示するか、または[情報]タブの[停止履歴]サブビューを開きます。
- コンポーネント詳細画面の[最近の停止情報]サブビューを展開し、最近の停止情報リストから、編集する停止情報を選択します。注:「ダウン」、「低下」、または「やや低下」のヘルス値を持つ停止は編集可能です。また停止テーブルで、保守時間、開始時刻、保守時間の損失を確認することもできます。
- [停止情報エディタ]をクリックします。[サービス停止情報の編集]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [設定する停止タイプ]ドロップダウン リストから、以下のサービス停止の停止タイプを選択します。以下のオプションを使用できます。
- 計画外停止により、サービスの可用性へのマイナスの影響があります。
- 計画停止による、サービスの可用性へのマイナスの影響はありません。
- 除外計画外の停止のうち、サービスの可用性へのマイナスの影響はないと判断した停止。
- (オプション)変更した停止に対して、[注意/理由]フィールドにコメントを入力します。そのステータスを変更したかどうかにかかわらず、どの停止にもコメントを入力できます。
- [保存]をクリックします。停止を編集したユーザのログイン名が記録され、停止履歴テーブルおよびレポートに表示されます。停止のステータスが編集されます。
注:
Report Manager の「影響を受けるサービス」の編集画面で停止情報を編集することもできます。詳細については、「Report Manager のインストール」を参照してください。