管理対象環境の更新

内容
casp1032jp
内容
Active Directory および Exchange Server 環境の自動的な初期モデリングの後、それ以降の変更を
CA Spectrum
 に反映するには、ADES AIM ディスカバリを手動で開始します。Active Directory および Exchange Server 環境は潜在的にサイズが大きいため、動的な更新は ADES AIM での保守にはコスト高になります。ADES AIM ディスカバリの完了後、ADES Manager ディスカバリが自動的に開始され、ADES AIM によって検出された環境内での変更がモデリングされます。
以下のセクションでは、このプロセスについて説明します。
モデリング後の環境を更新するディスカバリ プロセス
ADES Manager のディスカバリは 2 つの段階から構成されます。
  1. ADES AIM によるディスカバリは、グローバル カタログに反映された、Active Directory および Exchange Server 環境への変更を識別します。これらのホストは ADES AIM での管理が可能になります。
  2. ADES Manager によるディスカバリ。このプロセスは、ADES AIM が収集する環境情報と、ADES AIM が定義する設定を使用して、
    CA Spectrum
     でモデリングされた環境を更新します。グローバル カタログで検出された新しいホストについて、ADES AIM は、ホストが管理可能かどうかを判断します。この決定はドメインの管理エンティティに基づきます。ホストが管理可能な場合、ADES AIM はそのドメインの管理モードを確認します。管理モードに基づいて、以下の動作が発生します。
    • ドメイン ベースの管理では、ホストは自動的に管理対象として設定されます。
      CA Spectrum
       は新しいホストをモデリングし、自動的に監視を開始します。
    • ホスト ベースの管理では、ホストは自動的に管理対象外として設定されます。ユニバーサル ホスト テーブルを使用して、ホストを管理するように明示的に指定することで、
      CA Spectrum
       は新しいホストをモデリングして監視を開始します。
    注:
    ホストが管理対象か管理対象外かの決定は、
    新しく検出された
    ホストのみに適用されます。以前にグローバル カタログで検出され、ADES AIM によって管理可能と識別されたホストは、以前の管理対象設定を保持します。
次のセクションでは、
CA Spectrum
 でモデリングされた環境を更新する方法について説明します。
モデリングされた環境を更新する方法
以下の手順では、モデリングされた環境を更新する方法について説明します。最初の手順で、ADES AIM ディスカバリを開始します。
注:
適切な権限を持ったユーザのみが ADES AIM ディスカバリを開始できます。詳細については、「」を参照してください。
以下の手順に従います。
  1. ADES AIM をサポートする ADES ホスト マネージャ モデルを選択します。このモデルのデバイス タイプは「Active Directory and Exchange Server Host Manager」です。
    コンポーネント詳細画面には、選択した ADES ホスト マネージャの情報が表示されます。
  2. コンポーネント詳細画面の[情報]タブで、[Active Directory and Exchange Server (ADES) Management]、[設定]サブビューを展開します。
    展開された[設定]サブビューが表示され、最後の ADES AIM ディスカバリがいつ実行されたかに関する情報が示されます。
    • エージェント インベントリ最終更新
      ADES AIM ディスカバリが最後に実行された時間または ADES AIM インベントリに最後に変更が行われた時間を示します。ADES AIM インベントリは、
      CA Spectrum
      がモデリングするのに使用されます。ユニバーサル ホスト テーブル内のホスト管理を編集することは、ADES AIM インベントリを変更する直接的な方法です。
    • ホストの最終 ADES AIM ディスカバリ
      ADES AIM ディスカバリが最後に実行された時間を示します。
  3. [実行]をクリックします。
    重要:
    ADES AIM ディスカバリの実行は、ADES ホスト マネージャのシステム リソースを大量に必要とする可能性があります。
    ADES AIM ディスカバリが開始します。Active Directory および Exchange Server 環境で変更が検出されると、以下のアクションが引き起こされます。
    • ADES AIM インベントリ内のフォレスト、ドメイン、およびホスト情報を更新します。
    • [エージェント インベントリ最終更新]および[ホストの最終 ADES AIM ディスカバリ]のタイム スタンプ値を更新します。
    • モデリングされた環境に変更が反映されるように、
      CA Spectrum
       内の ADES Manager ディスカバリがトリガされます。
    注:
    ホストベースの管理を使用しており、新しいホストが導入された場合は、ホストを管理するように手動で指定します。「ADES AIM で管理するホストの指定」を参照してください。