CRL を含む CA Spectrum CAC 認証を使用する際のメモリ消費について
1 つの CRL には 50 万件を超える失効した証明書のシリアル番号を保持できます。一部の環境では、潜在的なすべてのユーザ証明書に対応するために 20 以上の CRL が必要になります。このような大量のデータをロードするには、多くの時間とメモリを消費します。たとえば、約 100 MB の CRL セットがディスク上にある場合、約 1.5 GB のメモリを消費し、処理に数分かかります。
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1 つの CRL には 50 万件を超える失効した証明書のシリアル番号を保持できます。一部の環境では、潜在的なすべてのユーザ証明書に対応するために 20 以上の CRL が必要になります。このような大量のデータをロードするには、多くの時間とメモリを消費します。たとえば、約 100 MB の CRL セットがディスク上にある場合、約 1.5 GB のメモリを消費し、処理に数分かかります。
OneClick をインストールする場所を決定するときは、このようなメモリ消費の増加を考慮してください。メモリ消費量を計算する簡単な方法は、使用する CRL の合計サイズに 15 を掛け合わせます。1 MB の CRL は 15 MB のメモリを消費するため、50 MB の場合は 750 MB のメモリを消費します。合計サイズが 400 MB を超えている場合、OneClick で使用可能なメモリ量を増やすことを検討してください。合計サイズが 500 MB を超えている場合、通常、OneClick が機能するにはメモリを増やす必要があります。
重要:
合計 CRL メモリ要件が 1 GB を超える場合は、Windows サーバ上で CRL を含む CA Spectrum
CAC 認証を実行しないでください。OneClick サーバで使用可能なメモリ量を増やす手順については、「OneClick Web サーバのメモリ設定」を参照してください。
エンド ユーザへの影響を軽減するため、CRL は OneClick の初期化中にロードされます。OneClick が実行されると、OneClick のユーザに対する大幅な遅延は発生しません。以下のいずれかの場所で OneClick ログ ファイルを表示して、CRL ロード処理の進行状況を追跡できます。
- Linux<SPECROOT>/tomcat/logs/catalina.out
- Windows<SPECROOT>\tomcat\logs\stdout.log