CA UIM と CA Spectrum の統合のトラブルシューティング
内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum が CA UIM からアラートを受信しない
問題の状況:
Spectrumgtw のアラームの同期機能が動作していませんが、以前は動作していました。spectrumgtw の設定に変更は加えられていません。原因:
Trellis プローブの状態が、失敗状態かどうかを確認します。Trellis プローブは、Spectrumgtw プローブとの統合で使用されます。それが失敗状態にある場合、Spectrumgtw サービスは動作しません。
解決方法:
この問題を解決するには、Trellis プローブを「コールド スタート」(非アクティブ化 - アクティブ化)します。Spectrum 10.2 と CA UIM 8.47 および 8.51 との統合で spectrumgtw プローブ設定が保存されない
問題の状況:
アドミン コンソールから spectrumgtw プローブ設定を保存する際に、エラー メッセージが表示されます。
原因:
Spectrum OneClick Web サーバ マシンがハートビート restful ポストに応答していません。
http://<OneClick_hostname>:<port>/spectrum/restful/heartbeat
注:
この問題は、UIM 8.5.1 と Spectrum 10.2.1 (以降)の統合から解決されています。解決方法:
CA Spectrum OneClick Web サーバ マシンの $SPECROOT/tomcat/webapps/spectrum/WEB-INF/web.xml ファイルに不足しているエントリがあります。
com.ca.spectrum.restful.servlet.OneClickServletcom.ca.spectrum.restful.servlet.HeartbeatServletcom.ca.spectrum.restful.servlet.EventAlarmServletcom.ca.spectrum.restful.servlet.HeartbeatAlarmResponseServletcom.ca.spectrum.restful.servlet.UniversemhServlet
アラーム転送が CA UIM に対して動作しない
問題の状況:
分散
SpectroSERVER
(DSS)セットアップで、CA UIM 管理対象がホストが、メイン ロケーション サーバ(MLS)以外のランドスケープ上の Spectrum でモデリングされた場合、ホスト上で生成された CA UIM アラームは、MLS 以外のランドスケープ内のホスト モデルに転送されない可能性があります。解決方法:
この問題を修正するには、統合が有効な場合に、DSS 内のすべてのランドスケープで CA UIM の統合に対して EventAdmin モデルを手動で作成します。EventAdmin モデルを手動で作成する前に以下のシナリオを確認してください。
シナリオ 1:
新しい統合の場合、または CA UIM モデル(既存のモデルまたは CA UIM ホスト モデル)が MLS 以外のランドスケープ上にある場合、アラームがホストに転送されるように、他のランドスケープに EventAdmin モデルを手動で作成します。
注:
EventAdmin モデルを作成する際はデフォルト オプションを使用し、Alert_Forwarding_Enabled 属性は有効にしないでください。以下の手順に従います。
- OneClick コンソールを起動するには、OneClick ページの一番上の[コンソールの開始]を選択し、CA Spectrum管理者としてログインします。
- SpectroSERVERを選択し、[OneClick ナビゲーション]パネルの[エクスプローラ]タブで[ユニバース]を選択します。
- [コンテンツ]パネルで[トポロジ]タブを選択し、タイプ別に新規モデルを作成するためのアイコンをクリックします。[モデル タイプの選択]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [すべてのモデル タイプ]タブをクリックします。
- [EventAdmin]を選択し、[OK]をクリックします。[タイプのモデルを作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
- CA UIM サーバの名前と IP アドレスを入力し、[OK]をクリックします。CA UIM サーバが、選択されたモデル タイプとしてトポロジに追加されます。OneClick でモデルの作成に関する方法の詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」セクションを参照してください。
シナリオ 2:
CA UIM の統合が Southbound ゲートウェイを通じて有効になっており、EventAdmin モデルがすでにランドスケープに存在する場合、属性 SBG_AlertForwardingEnabled は既存の EventAdmin に対して有効である必要があります。EventAdmin モデルは、他のランドスケープ上に手動で作成する必要があります。
以下の手順に従います。
- EventAdmin モデルを手動で作成するには、シナリオ 1 で説明されている手順に従います。
- SBG_AlertForwardingEnabled 属性を有効にするには、OneClick トポロジ内で EventAdmin を選択します。
- コンポーネント詳細画面で[属性]タブをクリックします。
- [属性]パネルの左のウィンドウの SBG_AlertForwardingEnabled を選択します。属性は[属性]パネルの右のウィンドウに追加されます。
- 右のウィンドウの SBG_AlertForwardingEnabled をダブルクリックし、[はい]を選択します。[OK]をクリックします。SBG_AlertForwardingEnabled 属性が有効になりました。
注:
統合が無効になった場合、EventAdmin および関連するイベント モデルを削除する必要があります。VMware モデルで不要なマイナー アラームが発生する
問題の状況:
VMware モデルで不要なマイナー アラームが発生する場合がある
解決方法:
この問題を修正するには、不要なマイナー アラームを回避するように SNMP ゲートウェイ プローブを設定します。詳細については、「CA UIM と CA Spectrum の統合のトラブルシューティング」を参照してください。
2 番目の SpectroSERVER で CA Spectrum と CA Unified Infrastructure Management の統合が無効である場合、プライマリ SpectroSERVER 上に古い Nimsoft モデルがある場合があります。
プライマリ SpectroSERVER 上の古い Nimsoft モデル
問題の状況:
2 番目の SpectroSERVER で CA Spectrum と CA UIM の統合が無効である場合、プライマリ SpectroSERVER 上に古い Nimsoft モデルがある場合があります。
解決方法:
この問題を修正するため、CA Spectrum OneClick コンソールで VM およびその他のエンティティを削除することができます。エンティティを削除するには、以下の手順に従います。
- CA Spectrum OneClick コンソールで、対応するモデルを選択し、[属性]タブをクリックして、「EditModelMask」を検索します。
- 「EditModelMask」の値を 255 から 0 に変更し、[保存]をクリックします。
- そのエンティティを右クリックし、[削除]オプションを選択します。
CA Spectrum-CA UIM の統合を有効にすると、snmpgtw から送信されたトラップが CA Spectrum で処理されません。
問題の状況の分析:
この動作は主に、(UIM 設定ページで説明したように) snmpgtw (snmp ゲートウェイ)プローブが異なるサーバ、すなわち統合されている UIM サーバ以外に展開されている環境で観測されています。
解決方法
: snmpgtw プローブが展開されているサーバ/マシンの IP アドレスを使用して
EventAdmin
を手動で作成し、トラップが SBGW プローブ(South Bound ゲートウェイ)機能を使用して適切に処理される必要があります。注:
また、SBGW_AlertForwarding
属性を[はい]
に設定する必要があります。NimsoftHost モデルに関する不明アラートの受信
問題の状況の分析:
不明アラートの受信トラップは、主に NimsoftHostServer
モデルで発生します。snmpgtw プローブが展開されているマシンは、CA Spectrum では NimsoftHostServer
としてもレポートされます。そのため、モデルは EventAdmin
や NimsoftHostServer
モデル タイプと同じ IP アドレスで検出されます。トラップを受信すると、CA Spectrum は、同じ IP アドレスを持つ両方のモデルへトラップを転送します。
EventAdmin モデルで SBGW 機能が動作するため、そのトラップが処理され、
NimsoftHostServer
モデルが認識に失敗します。そのため、これらの不明なアラートが生成されます。解決方法:
[NimsoftHost]
モデル > [CA Spectrum モデリング情報]
サブ ビューに移動し、[トラップ ベースのイベントの無効化]
ドロップ ダウン オプションで[はい]
を選択します。デフォルト値は
[いいえ]
です。このオプションを無効化すると、不明なアラート イベントが発生します。
Vcenter が VM 上にホストされているため、インベントリが見つからない
シナリオ 1:
UIM が、VM であり vcenter を展開している(他の vcenter で管理されている VM 上にホストされている Vcenter)同じホストについて、異なる CS_ID を持つ 2 つのエンティティをレポートしており、これによって CA Spectrum の階層が UIM とのその後の同期中に削除される。解決方法:
まず、Vcenter をモデリングし、その結果、VM、vcenter として機能する VM はモデリングされません。それにより、Spectrum 内の階層を保持します。シナリオ 2:
UIM は、VM であり vcenter をホストしているホストについて 1 つのエンティティをレポートしています。このような VM と親 ESX ホストとの関係は、その後の同期で UIM からレポートされない場合があります。これにより、VM は Spectrum で削除され、vcenter でもあるため、階層も Spectrum で削除されます。解決方法:
そのような VM と親 ESX ホスト間の関係はモデリングされません。それにより、Spectrum 内の階層を保持します。ロスト ファウンド/混乱したユニバース ビュー内の UIM モデル
問題の状況
: ESX ホストと子 VM 間の関係が一部の同期でレポートされない場合があります。これにより、このようなすべての VM がロスト ファウンド ノードに移動します。また、デフォルトでは、すべての UIM モデルがユニバースでモデリングされており、ユニバースのトポロジ ビューを混乱させます。解決方法:
UIM インベントリ
と呼ばれる新しいコンテナが導入されました。これは、Spectrum での作成時に、すべての UIM エンティティを配置する場所です。また、ESX と VM の関係がレポートされない場合、このような VM は前述のコンテナに移動され、ロスト ファウンドの問題内にモデルが存在しないようにします。注:
カスタマは、この UIM インベントリ コンテナをナビゲーション階層全体で移動することができ、必要に応じて名前を変更することができます。CA Spectrum でモデルリングされない CA UIM モデルがある
問題の状況:
場合によっては、ESX ホスト、リソース プールおよび VM が、タイプが「COMPUTE_RESOURCE」のエンティティの子としてレポートされます。これは、Spectrum がこのようなエンティティの子を処理しなくなる原因となる、Spectrum が認識しないエンティティ タイプです。解決方法:
CA Spectrum が「COMPUTE_RESOURCE」
エンティティ タイプを認識するように変更されたため、このようなエンティティの子をモデリングできるようになりました。UIM モデルのメトリック ビューを展開すると、OneClick クライアントがハングアップする
問題の状況:
ユーザが UIM モデルのメトリック ビューをクリックすると、OneClick クライアントが応答しなくなる場合があります。 OneClick サーバは各メトリックに個別の REST コールを実施し、UIM から応答が受信されるまで、OneClick クライアントは応答しなくなります。解決方法:
パフォーマンスを改善するため、複数コールする代わりに単一の nisapi
コールを実施し、各メトリック ファミリに対してすべてのメトリック タイプのデータを取得します。 モデルがロスト ファウンド コンテナで検出される
問題の状況:
モデルがロスト ファウンド コンテナで検出されます。想定される原因:
VMware 管理統合を無効化した後、vApp に仮想マシンが存在すると、これらの VM はロスト ファウンド コンテナで検出される場合があります。解決方法:
ユーザは、再度 CA Spectrum と CA UIM (VMware またはサーバ管理)を統合する前に、ロスト ファウンド コンテナからこれらのモデルを手動で削除する必要があります。Tomcat ログでの複数の JSON 例外
問題の状況:
CA Spectrum- CA UIM の統合中に、tomcat ログに複数の JSONException (例外の詳細については以下を参照)が出力されている場合があります。Error in getting the property PrimaryOSNameorg.json.JSONException: JSONObject["PrimaryOSName"] not found. at org.json.JSONObject.get(JSONObject.java:516) at com.ca.nimsoft.integration.nis.nisservice.NimsoftRESTEntity.getProperty(NimsoftRESTEntity.java:37) at com.ca.nimsoft.integration.manager.NimosftHostServerModelTask.call(NimosftHostServerModelTask.java:55) at java.util.concurrent.FutureTask.run(FutureTask.java:266) at java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor.runWorker(ThreadPoolExecutor.java:1142) at java.util.concurrent.ThreadPoolExecutor$Worker.run(ThreadPoolExecutor.java:617) at java.lang.Thread.run(Thread.java:745)
想定される原因
: CA UIM からの任意のインベントリにプライマリ オペレーティング システム名が含まれていない場合 JSONException が tomcat ログでスローされます。解決方法
: これらは機能に影響しないため、ユーザは無視することができます。ソース ランドスケープから CA UIM インベントリ コンテナを削除できない
問題の状況
: 移行後にデータ センターがなくても、CA UIM インベントリ コンテナがソース ランドスケープから削除されません。解決方法:
ユーザは手動で「UIM インベントリ」コンテナを削除する必要があります。ただし、削除せずにこのままにしておいても、機能に影響はありません。UIM マネージャのサーバ階層がソース ランドスケープで空になる
問題の状況:
UIM マネージャで、移行後にデータ センターがなくても、サーバ階層はソース ランドスケープで空のままになります。想定される原因:
データ センターの一部であった仮想マシンが多数あると、「増分同期の間隔」および「VMWare 同期の間隔」が 15 分未満の場合、移行プロセスは想定よりも時間がかかります。解決方法
: 「増分同期の間隔
」と「VMWare 同期の間隔
」をデフォルト値に設定する必要があります。手動で「サーバ」
階層を削除することができます。ただし、削除せずにこのままにしておいても、機能に影響はありません。データ センターが移行される場合にサーバが即時に移行されない
問題の状況
: データ センターが移行される場合にサーバが即時に移行されません。サーバの移行はその後の同期の後でのみ発生します。想定される原因:
データ センターの一部であったホスト サーバが多数あり、「増分同期の間隔
」および「VMWare 同期の間隔
」が 15 分未満の場合、移行プロセスは想定よりも時間がかかります。 解決方法
: 「増分同期の間隔
」と「VMWare 同期の間隔
」をデフォルト値に設定する必要があります。同期オプションが spectrumgtw プローブ管理コンソールで反転されると、一方向アラーム同期でエラーが発生する
問題の状況:
「CA Spectrum から CA UIM へ
」および「CA UIM から CA Spectrum へ
」またはその逆の間でオプションが反転されていると、一方向アラーム同期で問題が発生します。想定される
原因: ユーザが v8.4.3 未満の ems バージョンを使用している場合、問題が発生します。解決方法:
ems プローブ バージョン 8.4.3 に最新バージョンを展開します。