Web サーバを介した CA Spectrum と CA UIM の統合(サーバ管理)
このセクションでは、サーバ管理のため、CA Spectrum および CA UIM の現在のリリース間での Web サーバを通じた統合を設定する方法について説明します。また、その機能を使用して、インベントリの同期、アラームおよびイベントの管理、レポートの実行などの特定のタスクを実行する方法についても説明します。内容
casp1032jp
重要:
Spectrum v10.1.2 リリースから、SNMP Gateway プローブおよび SBGW/Southbound ゲートウェイは、CA UIM から CA Spectrum へのアラーム同期では非推奨になっています。 この目的には、Spectrum Gateway (spectrumgtw)プローブを使用することをお勧めします。詳細については、以下の CA Spectrum - CA UIM 統合互換性マトリクスを参照してください。
CA Spectrum | CA UIM | nis API/NIS Restful API (Wasp エディション)を使用したインベントリ同期 | snmpgtw/SBGW | spectrumgtw |
10.1 | 8.2、8.3 | nisapi_service_host v8.01 http://nmscdn.nimsoft.com/nisapi_8.x/nisapi_service_host-8.0.1.zip | はい | 該当なし |
10.1.1 | 8.2、8.3 | nisapi_service_host v8.04 http://nmscdn.nimsoft.com/nisapi_8.0.0/nisapi_service_host-8.0.4.zip | はい | 該当なし |
10.1.2 以降 | 8.47、8.5 | CA UIM 8.47 以降、nisapi を個別に展開する必要がなくなりました。 CA UIM のコア コンポーネントである wasp プローブには、nisapi_service_host プローブ機能が含まれています。 デフォルトでは、CA Spectrum 統合では、CA UIM のインストールまたはアップグレードの一部として wasp で展開される nisapi パッケージを使用します。 | 該当なし | 8.47、8.49 |
10.1.2/10.2 | 8.5.1 | 該当なし | 8.51 | |
10.2.1 | 8.5.1 | 該当なし | 8.6、8.61 | |
10.2.2 | 8.51 および 8.5.1 SP1 | 該当なし | 8.64 | |
10.2.3 | 8.51 および 8.5.1 SP1 |
| 該当なし | 8.65 |
10.3 | 8.5.1、8.5.1 SP1 および 9.0.1 | 該当なし | 8.66 および 8.67 | |
10.3.1 | 8.5.1、8.5.1 SP1 および 9.0.2 | 該当なし | 8.67 |
初めてこの統合を使用するか、既存のユーザかどうかにかかわらず、この統合の変更内容を理解するために、「ca_spectrum-ca_uim_integration_using_spectrumgtw_probe_-_fact_sheet.pdf」を参照することをお勧めします。
このセクションでは、サーバ管理のため、CA Spectrum および CA UIM の現在のリリース間での Web サーバを通じた統合を設定する方法について説明します。また、その機能を使用して、インベントリの同期、アラームおよびイベントの管理、レポートの実行などの特定のタスクを実行する方法についても説明します。
内容
Web サーバを通じて CA Spectrum と CA UIM を統合する方法
Web サーバを介した CA Spectrum と CA UIM の統合は、サーバ管理をサポートするように設計されています。統合から発生したホスト サーバ モデルは、レイヤ 2 接続や障害分離など従来の Spectrum 機能と、CA UIM によってサポートされる機能を提供します。コンテキストに応じた起動(Launch-in-Context)機能を使用して CA Unified Management Portal (UMP)ビューを CA Spectrum でサーバ モデルから起動し、サーバ情報を参照することができます。
CA UIM と CA Spectrum の統合が[OneClick 管理]ページから有効化された場合、CA Spectrum は Rest API を通じて CA UIM からデータを受信します。Rest API からデータを取得したら、CA UIM ホストが CA Spectrum でモデリングされます。
以下の図は、CA Spectrum v10.1.2 からの CA UIM と CA Spectrum の統合アーキテクチャを示しています。

注:
southboundgateway および CA UIM の snmpgtw プローブを介したアラーム用の CA Spectrum と CA UIM の統合があれば、CA UIM の snmpgtw プローブから関連する Spectrum プロファイルを削除することで停止してください。CA UIM から CA Spectrum に送信されるアラームでは、SNMP ゲートウェイや Spectrum Southbound ゲートウェイを利用しなくなります。代わりに、新しい Spectrum Gateway プローブを介してルーティングされます。
CA UIM から CA spectrum へのインベントリ同期では、nisapi-service-host が nisapi-wasp に置き換えられます。
以下の図は、CA Spectrum v10.1.1 までの CA UIM と CA Spectrum の統合アーキテクチャを示しています。

アラート データは、CA UIM から Southbound ゲートウェイ コンポーネント経由で CA Spectrum の SpectroSERVER に送信されます。受信したデータは、CA Spectrum イベントにマップされます。Southbound ゲートウェイは、イベントを転送するために適切な EventAdmin モデルを判断します。
CA UIM から送られるメトリック違反トラップは、CA Spectrum 内の対応する Nimsoft ホスト モデル上で生成されます。
Web サーバを通じて CA UIM と CA Spectrum を統合する以下のプロセスを確認します。
前提条件および推奨事項
CA Spectrum と CA UIM の統合(
CA Spectrum r10.1.1
まで)の以下の前提条件を考慮します。- CA Spectrum 10.1 と CA UIM 8.2 または 8.3 のライセンスされたインストールにより、nisapi_service_host v8.04/nisapi-wasp v8.4.2 以降のプローブを展開しておきます。
- Web サーバを通じて CA UIM と CA Spectrum を統合する前に、snmpgtw、cdm、および net_connect を展開し、設定しておきます。http://nmscdn.nimsoft.com/nisapi_8.0.0/nisapi_service_host-8.0.4.zip で nisapi 8.0.4 をダウンロードします。
- コンテキストに応じた起動が機能するには、UMP を UIM に対して設定する必要があります。
CA Spectrum と CA UIM の統合(CA Spectrum
r10.1.2
から)の以下の前提条件を考慮します。- CA Unified Infrastructure Management サーバがバージョン 8.4.7 以降である必要があります。
- southboundgateway および CA UIM の snmpgtw プローブを介したアラーム用の CA Spectrum と CA UIM の統合があれば、CA UIM の snmpgtw プローブから Spectrum プロファイルを削除することで停止してください。
- CA UIM と CA Spectrum を統合する前に、cdm および net_connect を展開し、設定しておきます。
- EMS 8.4.3、NAS、Trellisのプローブを展開し、実行しておきます。
- プライマリ ハブに接続されているロボットに spectrumgtw プローブを展開しておきます。
- Trellis がインストールされているプライマリ ロボットに spectrum-uim-service-impl を展開し、Trellis を再起動しておきます。
- server/vmware インベントリ同期の場合
- nisapi-wasp 8.4.2 以降
- vmware プローブ バージョン 6.72 以降
- チケット ID の同期に最新のチケット処理ゲートウェイ プローブを使用し、create_incidents_for_spectrum_alarmsキーを「yes」に設定してプローブが spectrum アラームに対してチケットを作成できるようにします。
統合については以下の推奨事項を考慮してください。
- 新しい SpectroSERVER を DSS (Distributed SpectroSERVER、分散 SpectroSERVER)セットアップに追加した場合は、OneClick サーバを再起動する必要があります。
- 子の SpectroSERVER が DSS セットアップから削除された場合、OneClick サーバを再起動します。
- 使用可能な SpectroSERVER のいずれかをレガシー データベースまたは別のデータベースに初期化した場合は、OneClick サーバを再起動します。
- より負荷の少ない SpectroSERVER を、CA UIM 統合に対する専用の SpectroSERVER として指定します。
- Spectrum Report Manager と統合されていない OneClick Web サーバを使用します。
プローブの展開および設定
CA Spectrum と CA UIM の統合を有効化するには、CA UIM サーバで以下の CA UIM プローブを展開し、設定します。
- CA UIM から CA Spectrum にトラップを送信します。SNMP ゲートウェイは、SNMP ベースのイベント マネージャが読み取りできる SNMP トラップ メッセージにアラームを変換します。
- net_connect (ネットワーク接続監視)プローブは、ユーザ定義サービスのリストへの「ping」(ICMP ECHO)および TCP 接続に基づくネットワーク接続性を測定します。サービスは NetBIOS、Telnet、FTP および HTTP が使用可能です。プローブは、QoS (Quality Of Service、サービス品質)メッセージを送信することにより、ソリューションの CA UIM ファミリをサポートします。
- (nisapi) service_host または wasp監視対象の CA UIM モデルのリストを取得するため、Restfull Services API を使用して CA Nimsoft マネージャに問い合わせます。service_host v8.04/wasp v8.4.2 以降を展開します。重要:CA UIM の以前のリリースでは、nisapi_service_host パッケージは service_host プローブに展開されました。CA UIM 8.47 リリースの時点で、service_host プローブは廃止され、その機能は wasp プローブに移動されました。
- デフォルトでは、waspプローブはポート 80 を使用します。ただし、wasp プローブは CA UIM のコア コンポーネントであるため、このポートは正しく機能している CA UIM 環境ですでに開いている必要があります。 詳細については、wasp プローブのマニュアルを参照してください。
- CPU、ディスク、メモリ パフォーマンス監視(cdm)プローブは、ロボットによってシステムのパフォーマンスおよびリソースの負荷を監視します。 プローブには、以下の利点があります。
- 設定されたしきい値に基づいてアラームを生成します。プローブは、すぐに是正措置をトリガできるアラームを生成します。
- トレンドの QoS (Quality Of Service、サービス品質)データを生成します。この情報は測定されると data_engine プローブに送信され、処理された後に CA UIM データベースに格納されます。履歴データにより、IT 環境での監視対象システムのキャパシティ計画が容易になります。 いくつかの例を以下に示します。
- ディスクの消費状況を時間の経過と共に表示します。
- CPU 使用率に従ってバッチ ジョブを計画します。
- ほぼ容量に到達している状態で一貫して動作するシステムをアップグレードします。
- Spectrumgtw (Spectrum Gateway)プローブは、CA Unified Infrastructure Management と CA Spectrum の間で双方向(CA UIM から CA Spectrum へ、および CA Spectrum から CA UIM へ)の統合を実現して、以下のアクションを実行できるようにします。
- グローバル コレクションから CA UIM インベントリに CA Spectrum インベントリをエクスポートし、相互に関連付ける。
- アラームの双方向の同期
- アラームの双方向のクリア/更新
- CA UIM の根本原因アラームのコンテキストで徴候的な CA Spectrum アラームを表示する
- CA Spectrum と CA UIM 間のチケット ID の同期
重要:
CA Spectrum 10.2.1 から、(VMWare およびサーバに関連するイベントを除く)すべての CA UIM イベントが一般イベントとみなされなくなりました。
以下のプローブによって CA UIM で発生した特定のイベントが、CA Spectrum で作成される一意のイベントにマップされます。これにより、(CA UIM で発生した)イベントを CA Spectrum からより効率的に管理できます。
CA Spectrum 10.2.1 から、(cdm プローブおよび net_connect プローブと共に)以下のプローブからメトリックを選択するための追加のイベント マッピングが追加されています。追加のイベント マッピングについては、「CA UIM プローブから CA Spectrum への追加のイベント マッピング」を参照してください。
- ログ監視(logmon)プローブは、指定された表現に一致する ASCII ベースのシステムおよびアプリケーション ログ ファイルをスキャンします。 ログ ファイルのコンテンツが定義された式に一致した場合、アラームが生成されます。
- リモート システム プローブ(rsp)では、システム メトリックを監視できます。プローブは、システムに独自のソフトウェアをインストールすることなく、エージェントレス方式でパフォーマンス データを収集します。
- sqlserver SQL Server 監視(sqlserver)プローブは、SQL Server データベースの内部パフォーマンスおよびスペース割り当てを継続的に監視します。プローブは、データベース サーバ上でローカルに実行したり、リモート クライアントとして実行するように設定したりすることができます。 プローブは、必要に応じて、アラートを適切に通知できるように、事前定義済みの基準に基づく重要な情報を UIM アベイラビリティ マネージャに提供します。監視要件に合わせて、広範なチェックポイントを選択し、個別にスケジュールできます。 プローブは、選択された SQL を実行して、SQL Server に関する重要な情報を抽出します。情報は、アラームまたはレポートとしてデータベース管理者に表示されます。 詳細については、「sqlserver メトリック」を参照してください。
- processes (プロセス監視)プローブは、指定されたプロセスを監視して、エラー状況を検出します。また、CPU 使用率やメモリ使用率など、プロセスに関する情報も取得します。詳細については、「processes メトリック」を参照してください。
CA UIM プローブは[プローブ設定]インターフェースを介して設定できます。詳細については、「CA Unified Infrastructure Management プローブ スペース」を参照してください。
統合の有効化
Web サーバを通じた CA Spectrum と CA UIM の統合は、[OneClick 管理]ページで有効化できます。統合を有効化するには、CA UIM サーバ ホスト名、CA UIM サーバ ポート、Unified Management Portal (UMP)サーバ ホスト名、UMP サーバ ポートなどの CA UIM 設定情報を指定します。
以下の手順に従います。
- [OneClick 管理]ページを開きます。[OneClick 管理]ページが表示されます。
- [管理]タブをクリックします。さまざまな OneClick Web サーバ設定ページへのリンクが表示されます。
- 左のパネルで[CA UIM 設定]リンクをクリックします。[CA UIM 設定]ページが表示されます。以下の画面は、[UIM 設定]ウィンドウで使用可能な設定オプションを示しています。アップグレード前に統合がすでに有効化されていた場合、[レガシー統合]ラジオ ボタンがデフォルトでオンの状態で表示されます。
- UIM サーバ ホスト名UIM サーバの IP アドレス/ホスト名を示します。
- UIM サーバ ポートCA UIM のサーバ ポート番号を示します。
- UMP サーバ ホスト名UMP の IP アドレス/ホスト名を示します。
- UMP サーバ ポートUMP のサーバ ポート番号を示します。
- UMP サーバ プロトコル:CA UMP サーバのネットワーク プロトコルを示します。注:CA Spectrum と UIM UMP サーバの間で暗号化された通信(https プロトコル)を成功させるには、UIM UMP サーバの SSL 証明書を Spectrum OneClick サーバにインポートする必要があります。証明書をインポートするには、OneClick ホーム ページから、[管理]-[SSL 証明書]を選択し、証明書ファイルをアップロードして[保存]をクリックします。変更を有効にするには、OneClick Web サーバを再起動してください。注:spectrumgtw 8.67 以降では、[UIM 設定]セクションの[UIM グループ名]フィールドは[ホストのグループ名]に変更されました。
- ホストの UIM グループ名: CA UIM から CA Spectrum への(指定した UIM グループの)ホストの選択的インベントリ同期には、このフィールドに UIM グループ名を指定します。 これは、サーバ管理エンティティに対してのみ適用されます。
- VMware の UIM グループ名: CA UIM から CA Spectrum への(指定した UIM グループの)VMware エンティティの選択的インベントリ同期には、このフィールドに UIM グループ名を指定します。 UIM から Spectrum への VMware のデータのフィルタ リングの提供についての課題に対処するため、spectrumgtw v.8.67から「VMware の UIM グループ名」フィールドが導入されています。注:1. vCenter、ESX ホスト、および Spectrum に同期する、対応する仮想マシンが追加されていることを確認します。2. vCenter がグループの一部ではない場合、ESX および VM がグループの一部である場合でも、これらは Spectrum にモデリングされません。3. vCenter および VM がグループの一部であり、ESX がそうでない場合、Spectrum では VM が vCenter との関連なしで作成されます。情報:このフィールドに指定したグループのインベントリは、UIM から Spectrum に同期されます。詳細については、「USM でのグループの作成および管理」を参照してください。
- 新しい UIM ホスト モデル階層が作成される SpectroSERVER を選択します。
- 統合を有効化するには、[サーバ管理]を選択し、[テスト]をクリックします。 (CA Spectrum 10.2.2、spectrumgtw プローブ v8.65 まで)テストが成功したら、「UIM に正常に接続しました」というメッセージが表示されます。注:CA Spectrum 10.2.3 および spectrumgtw プローブ v8.65 を使用して統合を設定する場合、[UIM 設定]ページからサーバ管理機能を有効にすることはできなくなります。ホスト サーバのサーバ管理機能を有効にして設定するには、spectrumgtw AC を参照してください。
- [保存]をクリックします。「設定がデータベースに正常に保存されました」というメッセージが表示されます。これで、CA UIM の統合が有効化されました。注:統合 OneClick サーバ以外の OneClick サーバでいずれかの設定を変更すると、「この OC の詳細を保存すると、統合 OC サーバが変更されます。続行するには [OK] をクリックします。」というメッセージが表示されます。[保存]をクリックすると、統合 OneClick サーバが変更され、詳細が保存されます。[キャンセル]をクリックすると、詳細は保存されますが、OneClick サーバは同じです。
増分同期およびフル同期
この統合では、増分同期およびフル同期がサポートされています。CA Spectrum と CA UIM の統合が有効化されていると、OneClick ビューに表示されているデフォルトのスケジュールと自動的に同期されます。 CA Spectrum 10.2.2 以降は、UIM ホスト サーバ同期中の仮想マシン(VM)の追加または除外を設定するオプションがあります。
重要:
CA Spectrum 10.2.3、spectrumgtw プローブ v8.65 以降、ホスト サーバの増分バックアップとフル同期の設定は、spectrumgtw アドミン コンソールに移りました。詳細については、spectrumgtw アドミン コンソールのドキュメントを参照してください。増分同期
注:
増分同期の後は、CA UIM のデバイスの追加および変更が CA Spectrum に反映されます。OneClick ビューで増分同期間隔を設定できます。(CA Spectrum 10.2.2、および spectrumgtw プローブ v8.64 まで)フル同期
フル同期は、CA Spectrum と CA UIM の統合を有効化すると実行されます。それ以降、フル同期は OneClick ビューで選択したスケジュールに基づいて、スケジュールされた時間に実行されます。フル同期の間、CA Spectrum は、CA UIM によって管理されるすべてのホストについて CA UIM に問い合せます。Spectrum がこのデータを受信すると、調整が実行され、新しいホストがあれば Spectrum でモデリングされます。管理対象外のホストは削除されます。
フル同期の最小のスケジュール時間は 1 日です。OneClick ビュー内の最終フル同期時間には、前回のフル同期の完了時刻が表示されます。同期時間は、OneClick Tomcat サーバの時間に基づきます。
注:
増分同期とフル同期は同様の間隔でスケジュールしないでください。CA UIM によって監視されているサーバの数が多い場合、パフォーマンスに影響する可能性があります。重要:
フル同期は、営業時間外にスケジュールしてください。以下の手順に従います。
- CA Spectrum OneClick コンソールを開きます。
- [ナビゲーション]パネルで[UIM マネージャ]を選択します。[UIM マネージャ]の[コンテンツ]ペインが表示されます。
- [情報]タブをクリックし、[設定]-[UIM ホスト同期設定]を選択します。増分同期およびフル同期についての情報が表示されます。
- 増分同期をスケジュールするには、[設定]をクリックします。[間隔]ウィンドウが表示されます。
- 時間間隔を指定して、[OK]をクリックします。デフォルト:300 分最小:10 分増分同期がスケジュールされるようになりました。
- フル同期をスケジュールするには、[UIM 同期設定]セクション内にある[スケジュール]ボタンをクリックします。[スケジュールの作成]ウィンドウが表示されます。
- 以下の繰り返し情報を指定します。
- 日デフォルト:7最大:31
- 時間デフォルト:00:01最大:23:59
- [OK]をクリックします。フル同期がスケジュールされます。
- [Include Virtual Machines (仮想マシンを含める)]フィールドには、以下の操作のいずれかを実行します。
- 仮想マシンを含めるには、[はい]を選択します。
- 仮想マシンを除外するには、[いいえ]を選択します。選択に基づいて、UIM ホスト同期中に仮想マシンが含まれるか、または除外されます。
既存の CA Spectrum モデルに合わせた CA UIM エンティティ データの調整
フル同期または増分同期中に、新しい CA UIM エンティティが CA UIM から CA Spectrum に報告されると、CA Spectrum は検索を実行して、このエンティティが CA Spectrum のディスカバリ時およびモデリング時にモデリングされたものかどうかを識別します。このような既存のモデルが見つかった場合、CA Spectrum は新しいモデルを作成する代わりに、既存のモデルに合わせて CA UIM エンティティ情報を調整します。この検索は、DSS (Distributed SpectroSERVER、分散 SpectroSERVER)セットアップのすべてのランドスケープで実行されます。
既存のモデルが見つからず、調整が行われない場合、CA Spectrum は
[OneClick Admin Configuration (OneClick 管理者設定)]
-[UIM]
ページで指定された SpectroSERVER 内のエンティティをモデリングします。 注:
CA Spectrum は、エンティティによって報告される IP アドレスを使用して、この検索を実行します。IP アドレスが報告されない場合は、報告された MAC アドレスを使用して検索を実行します。IP アドレスも MAC アドレスも報告されない場合は、そのエンティティが検出され、CA Spectrum でモデリングされている場合でも、CA Spectrum はそのエンティティを調整できません。
選択的インベントリ同期
CA Spectrum 10.2.1 リリース以降、CA Spectrum と CA UIM の統合では、サーバ管理のエンティティの選択的同期がサポートされています。この機能を使用すると、完全なインベントリ同期を回避し、UIM から Spectrum に同期する必要があるサーバ インベントリのみを選択できます。
選択的インベントリ同期を有効化するには、以下の手順に従います。
- CA Spectrum OneClick ホーム ページを起動し、[管理]をクリックします。
- 左側のナビゲーション ペインで、[UIM 設定]を選択します。
- 以下の情報について CA UIM 管理者に問い合わせ、対応するフィールドに入力します。
- UIM サーバ ホスト名
- UIM サーバ ポート
- UMP サーバ ホスト名
- UMP サーバ ポート
- UIM グループ名このフィールドに指定したグループのインベントリは、UIM から Spectrum に同期されます。 同期は、指定した UIM グループに対してのみ行われます。 グループ名は UIM/UMP で作成され、静的または動的にすることができます。注:[グループ名]フィールドが空か、UIM グループ名と一致しない場合、CA Spectrum は同期中に CA UIM からすべてのサーバ管理エンティティをプルします。UMP から一度に 1 つの(静的/動的)グループのみを指定できます。
- ドロップダウン リストから、専用の SpectroSERVER を選択します。注:CA UIM によって管理される新しいデバイスは、選択された SpectroSERVER の下に作成されます。推奨アクション:サーバ管理と VMWare 管理の機能を同時に使用するには、サーバ管理を有効化する前に VMWare 管理を有効化します。両方の機能が有効化されており、そのいずれか一方のみを使用する場合は、両方を無効化してから、使用する機能を有効化する必要があります。
- [サーバ管理]チェック ボックスをオンにし、[テスト]をクリックします。(CA Spectrum 10.2.2、spectrumgtw プローブ v8.65 まで)テストが成功したら、「UIM サーバに正常に接続しました」というメッセージが表示されます。注:CA Spectrum 10.2.3 および spectrumgtw プローブ v8.65 を使用して統合を設定する場合、[UIM 設定]ページからサーバ管理機能を有効にすることはできなくなります。ホスト サーバのサーバ管理機能を有効にして設定するには、spectrumgtw AC を参照してください。
- [保存]をクリックします。「設定がデータベースに正常に保存されました」というメッセージが表示されます。
QoS メトリック
QoS メトリック情報は、CPU およびメモリの両方の使用状況についてメトリックを提供します。OneClick コンソールのナビゲーション ペインから、使用可能な Nimsoft ホスト モデルの QoS メトリック情報にアクセスできます。CA Spectrum でモデリングされた各 UIM ホスト モデルでは、以下のメトリックが提供されています。
- QoS CPU 使用率メトリック
- QoS マルチ使用率メトリック
- QoS メモリ メトリック
- QoS ディスク メトリック
以下の手順に従います。
- OneClick コンソールで、ナビゲーション パネル内で使用可能な UIM ホスト モデルを選択します。選択した UIM ホスト モデルの[コンテンツ]ペインが表示されます。
- コンテンツ ペイン上の[情報]タブをクリックします。UIM ホスト モデルの情報が表示されます。
- [QoS メトリック情報]サブビューを展開します。選択した UIM ホスト モデルの QoS メトリックが表示されます。以下の図は、CA Spectrum 内の UIM ホスト モデルの QoS メトリックを示しています。この統合では、以下の QoS メトリックがサポートされています。
- CPU 使用率 - システムシステム タスクに CPU が費やされた時間の割合を指定します。
- CPU 使用率 - ユーザユーザ タスクに CPU が費やされた時間の割合を指定します。
- CPU 使用率 - 待機外部メモリまたは別のデバイスにアクセスする場合に CPU が待機した時間の割合を測定します。
- CPU マルチ使用率 - システムシステム タスクに CPU が費やされた時間の割合を測定します。
- CPU マルチ使用率 - ユーザユーザ タスクに CPU が費やされた時間の割合を指定します。
- CPU マルチ使用率 - 待機外部メモリまたは別のデバイスにアクセスする場合に CPU が待機した時間の割合を測定します。
- ディスク空き容量ファイル システムで使用可能なディスク容量の合計を測定します。ディスク空き容量メトリックは、ネットワーク ファイル システムに対してのみ入力されます。
- ディスク使用率ファイル システムで使用されているディスク容量の合計を測定します。
- ディスク デルタファイル システムにおけるディスク合計使用量の変化を測定します。
- Memory Usage使用可能なメモリ(物理メモリおよび仮想メモリ)の合計使用量(メガバイト)を測定します
- 物理メモリ使用可能な物理メモリの合計使用量(メガバイト)を測定します。
- スワップ メモリスワップ ファイルに使用されたディスク上の容量(メガバイト)を測定します。
- メモリ ページング仮想メモリに送信されたか、仮想メモリから読み取られたメモリの量(キロバイト/秒)を測定します。
- コンピュータ稼働時間コンピュータの稼働秒数を毎時間測定します。
注:問い合わせの際に値が CA UIM サーバから動的に生成されるため、QoS メトリックのロード時に遅延が発生する場合があります。
コンテキストに応じた起動
コンテキストに応じて起動する機能を使用して、CA UIM ホスト モデル用ホストの Unified Management Portal (UMP)を表示できます。この機能では、ディスク使用率、cpu 使用率、プロセッサ待ち行列長、ページング、およびメモリ使用率など、UIM ホスト モデルの詳細情報を提供します。UIM ホスト モデルに関する情報は、グラフで表示されます。
UMP ビューを初めてブラウザで起動する場合、ユーザ認証情報用のダイアログ ボックスが表示されます。同じブラウザ インスタンスを使用して UMP ビューを起動している場合、ユーザ認証用のダイアログ ボックスは表示されません。
以下の手順に従います。
- CA Spectrum OneClick コンソールを開きます。
- [ナビゲーション]パネルで、[UIM マネージャ]-[サーバ]を選択します。ホスト モデルの全リストが、それぞれのフォルダに表示されます。
- ホスト モデルを右クリックし、[UIM UMP ビューを起動]を選択します。UIM UMP の[ログイン]ページが開きます。以下の図は、使用可能なホスト モデル、および OneClick コンソールから UMP ビュー を起動するためのオプションを示しています。
- UIM UMP の認証情報を入力し、[ログイン]をクリックします。選択したモデルの詳細が表示され、UIM UMP ログインが成功します。以下の図は、UIM UMP ビューを示しています。
ロケータでの検索
[ロケータ]タブの検索機能を使用して、CA Spectrum 環境で使用可能な CA UIM 関連のデバイスを検索できます。検索は、オペレーティング システムの種類(Windows および Linux など)に基づいて実行できます。また、この機能を使用して、CA Spectrum 内で使用可能な Nimsoft ホスト サーバ モデルおよび CA UIM モデルをすべて検索できます。検索結果は[コンテンツ]パネルの[結果]タブに表示されます。結果リストで選択したアプリケーション モデルの詳細情報が、コンポーネント詳細画面に表示されます。ナビゲーション画面の[ロケータ]タブから、ロケータ検索にアクセスします。
以下の手順に従います。
- CA Spectrum OneClick コンソールを開きます。
- ナビゲーション画面で、[ロケータ]タブをクリックします。[検索オプション]ウィンドウが表示されます。
- [UIM マネージャ]を展開し、モデルを選択します。ロケータ検索の結果は、[コンテンツ]ペインに表示されます。以下の図は、UIM 設定マネージャのロケータ検索の結果を示しています。
レポート
CA UIM ホストに関するアセット、アラーム、可用性、WEBI レポートを生成できます。OneClick ホーム ページから InfoView にアクセスして、レポートを作成および管理できます。詳細については、「」を参照してください。
停止イベント
このセクションでは、計画済みまたは計画外のモデル停止の開始または終了を示すイベント リストを示します。以下のイベント リストは、UIM サーバ モデルの可用性レポートの計算に使用されます。
- 稼働イベント
- 0x6330057
- 0x6330000
- ダウン イベント
- 0x6330003
- 0x6330056
標準の稼働イベントおよびダウン イベントは、停止を計算している間、UIM ホスト サーバ モデルに対して無視されます。既存の Spectrum モデルについては、標準の稼働イベントとダウン イベントに基づいて呈しが計算されます。
トラップとアラームのサポート
この統合は、以下のアラームをサポートします。
一般アラーム
いずれかのしきい値違反が UIM ホスト上で発生した場合、一般アラームが生成されます。
イベント コード範囲:
0x6330000 - 0x6330005ディスク アラーム
UIM ホストでディスク使用率が高いか、ディスク空き領域が少ない場合、ディスク アラームが生成されます。
イベント コード範囲:
0x6330030 - 0x6330035メモリ アラーム
UIM ホスト上でメモリが少ないか、またはいずれかのしきい値違反が検出された場合、メモリ アラームが生成されます。
イベント コード範囲:
0x6330040 - 0x6330045CPU アラーム
UIM ホスト上で CPU 使用率が高い場合、CPU アラームが生成されます。
イベント コード範囲:
0x6330050 - 0x6330055CA UIM 統合での状態相関および障害分離
管理対象デバイスがポーリングに応答することを停止した場合、CA Spectrum 障害分離アルゴリズムは、UIM ホストに対して重大アラームを作成するか、そのアラーム状態を抑制するかどうかを判断します。到達不可のデバイスがアラームの根本原因です。
CA Spectrum と CA UIM の統合の後、イベント/アラームは Spectrum ポーリングおよび CA UIM の両方から受信されます。状態相関を適用するには、以下のシナリオを考慮します。
シナリオ 1
UIM イベントの前に Spectrum イベントが UIM ホスト上で生成された場合、状態相関が適用され、UIM イベントは Spectrum イベントを抑制します。
シナリオ 2
Spectrum イベントの前に UIM イベントが UIM ホスト上で生成された場合、状態相関が適用され、イベントは対応するホスト上で生成されます。
シナリオ 3
Spectrum イベントのみが UIM ホスト上で生成された場合、UIM イベントが生成され、Spectrum イベントが UIM ホストに表示されるまで、状態相関は実行できません。
シナリオ 4
UIM イベントのみが生成された場合、状態相関を実行できず、UIM イベントは UIM ホストに表示されます。
デバッグ
CA Spectrum でデバッグすると、CA UIM から CA spectrum へのデータ フローを追跡できます。このデバッグでは、統合に関連する問題を調査し解決できます。Start クライアントのデバッグ コンソールには、さまざまなデバッグ モジュールが含まれています。CA UIM から CA Spectrum へと流れるアラートおよび CI を追跡するには、CA UIM 統合情報を有効化します。
[クライアント デバッグ コンソールを開始]を使用するには、まず実行中の OneClick クライアントが必要です。このデバッグ ツールでは、Java Web Start ログに表示されるデバッグ出力を有効にすることができます。
以下の手順に従います。
- [OneClick 管理]ページを開きます。[OneClick 管理]ページが表示されます。
- [管理]タブをクリックします。さまざまな OneClick Web サーバ設定ページへのリンクが表示されます。
- [デバッグ]タブをクリックします。デバッグ出力を表示するさまざまなリンクがあるパネルが表示されます。
- [Web サーバ デバッグ ページ(ランタイム)]をクリックします。デバッグ モジュールのリストが表示されます。以下の図に、使用可能なデバッグ モジュールのリストを示します。
- デバッグを有効化するには、[UIM 統合情報]デバッグ モジュールに対して[オン]を選択します。
- [望ましいレベル]として[最大]を選択し、[適用]をクリックします。デバッグが有効になります。
- デバッグを無効にするには、[オフ]を選択し、[適用]をクリックします。デバッグが無効になります。
統合の無効化
[OneClick 管理]ページから、CA Spectrum と CA UIM の統合を無効化できます。
注:
CA Spectrum 10.2.3 以降、[UIM 設定]ページから[設定しない]オプションを選択すると、統合は無効になります。注:
統合が有効化されている Web サーバから CA UIM 統合を無効化する必要があります。(CA Spectrum 10.2.2 まで)以下の手順に従います。
- [OneClick 管理]ページを開きます。[OneClick 管理]ページが表示されます。
- [管理]タブをクリックします。さまざまな OneClick Web サーバ設定ページへのリンクが表示されます。
- 左のパネルで[UIM 設定]リンクをクリックします。[UIM 設定]ウィンドウが開きます。
- CA UIM 統合を無効化するには、[無効]を選択して[保存]をクリックします。確認ダイアログ ボックスが表示されます。以下の図は、統合を無効化した後に表示される確認ダイアログ ボックスを示しています。
- 確定するには、[OK]をクリックします。CA UIM 統合が無効化されます。
注:
統合を無効化した後、すべての UIM ホスト サーバ モデルとフォルダ階層が、OneClick ビューの UIM マネージャからクリアされるのを待ちます。確認するには、検索オプションを使用して、UIM ホスト サーバ モデルを検索します。