コネクタ通信設定の指定

設定ファイルで、SCOM コネクタ リスニング ポートを設定できます。推奨されるベスト プラクティスは、静的なポートを設定することです。コネクタが代わりにランダムなリスニング ポートを選択する場合、介在するファイアウォールにより、分散環境内のコンポーネント間の通信が中断される可能性があります。設定ファイル(.corbarc)は、SCOM コネクタがインストールされているサーバ上の <SCOMCONNECTOR>フォルダに存在する必要があります。
casp1032jp
設定ファイルで、SCOM コネクタ リスニング ポートを設定できます。推奨されるベスト プラクティスは、静的なポートを設定することです。コネクタが代わりにランダムなリスニング ポートを選択する場合、介在するファイアウォールにより、分散環境内のコンポーネント間の通信が中断される可能性があります。設定ファイル(.corbarc)は、SCOM コネクタがインストールされているサーバ上の <
SCOMCONNECTOR
>フォルダに存在する必要があります。
以下の手順に従います。
  1. ホスト サーバで、SCOM コネクタ フォルダのコピー先のディレクトリに移動します。
  2. corbarc.example ファイルの名前を「.corbarc」に変更します。
  3. 好みのテキスト エディタで .corbarc ファイルを開きます。
  4. 環境内のホスト名に一致するように、以下の行の変数(斜体で示されています)を変更します。 
    vbroker.se.iiop_tp.proxyHost= <hostname of the server where the Connector is installed>
  5. コネクタの静的なリスニング ポートとして設定するポートに一致するように、以下の行の変数(斜体で示されています)を変更します。
    vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=<port number>
    重要:
    ■      デフォルト ポートは 14001 です。このポートは、コネクタおよび SpectroSERVER の間で開いている必要があります。
    ■      Spectrum が実行されているマシンにコネクタがインストールされている場合は、Spectrum が使用していないポートにコネクタのリスニング ポートを設定します。
    netstat –a | grep 14001 を実行して、14001 ポートが使用中かどうかを確認します。
  6. .corbarc ファイルを保存します。
  7. 上記の変更を適用してコネクタを起動したときに、以下のコマンドを発行して変更を確認します。 
    netstat -ano | grep <SCOM Connector pid>
    返される情報で、コネクタが .corbarc ファイルで指定されたリスナ ポートを使用しているかどうかを確認します。