ファイル エントリ

以下の構文レイアウト(および例)では、利用可能なページの幅の制限内でシミュレートされたテキストの内容全体を表示するため、行が折りたたまれています。ただし、実際のインデックス ファイルでは、file: エントリは 1 行として入力する必要があり、複数行にまたがってエントリを継続するために円記号を使用することはできません。
casp1032jp
以下の構文レイアウト(および例)では、利用可能なページの幅の制限内でシミュレートされたテキストの内容全体を表示するため、行が折りたたまれています。ただし、実際のインデックス ファイルでは、file: エントリは 1 行として入力する必要があり、複数行にまたがってエントリを継続するために円記号を使用することはできません。
  • 構文:
    file: <
    prod
    > <
    type
    > <
    sdir
    > <
    sname
    > <
    tdir
    > <
    tname
    > [mode=<
    mode
    >]
    [uid=root] [prot=yes] [plat=<
    plat
    >]
  • 例:
    file: OC file ? company.png tomcat/webapps/
    CA Spectrum
    /images/
    Background ?
    file: SS,OC evformat ? CsEvFormat/Event00821000 ? ?
    file: OC file source hitv-app-config.xml tomcat/webapps/
    CA Spectrum
    /WEB-INF/devman/config/contrib ?
  • 説明:
    file: エントリは、同梱可能ファイルが拡張モジュール内に含まれることを指定します。mkmm では、拡張モジュールを VCD に追加すると、ファイルを見つけて管理モジュール用の VCD レコードに追加しようとします(ただし、VCD のインストール サポート ファイルに追加される特殊なタイプのファイルは除きます)。mkmm は同梱可能ファイル <
    sdir
    >/<
    sname
    > を検索します。mkmm でそのファイルを検出すると、VCD レコードに追加して、後で  インストール ディレクトリに対して相対的な <
    tdir
    >/<
    tname
    CA Spectrum
    > としてインストールされるようにします。それ以外の場合、mkmm は失敗します。
    file: エントリは、拡張モジュールの開発者が、ソース ファイルを再配置することなくインストールされたファイルの場所を正確に制御できるようにします。Windows プラットフォームでは、mkmm がソース ファイル <
    sdir
    >/<
    sname
    > を見つけることができない場合、さまざまな共通の拡張子(デフォルトでは、.exe、.cmd、および .bat)を持つ <
    sdir
    >/<
    sname
    > の検索を試みます。mkmm がそのようなファイルを検出した場合、VCD に追加して、同じ拡張子を持つ <
    tdir
    >/<
    tname
    > としてインストールされるようにします。これにより、Windows および UNIX プラットフォームの両方で実行可能ファイルを配布するために複数の file: エントリを含める必要性が減少します。
    file: エントリ内で、<
    prod
    >、<
    type
    >、<
    sdir
    >、<
    sname
    >、<
    tdir
    >、および <
    tname
    > フィールドは必須ですが、残りのフィールドはオプションです。
    • <
      prod
      >
      ファイル製品
    • <
      type
      >
      ファイル タイプ
    <
    prod
    > および <
    type
    > フィールドはそれぞれ、配布されているファイルに関連付けられた製品およびファイル タイプを識別します。mkmm ツールは、<
    prod
    > と <
    type
    > を使用して、ファイルの検索とインストールのデフォルト ディレクトリを決定することができます(後に続く、関連する <
    sdir
    > と <
    tdir
    > の説明を参照してください)。インストールでは、<
    prod
    > と <
    type
    > を使用して、インストール中にファイルに適用する標準の処理を決定します。
    開発者は、<
    prod
    > および <
    type
    > の指定を選択する際には注意が必要です。この組み合わせは事実上、ターゲット システム上で <
    tdir
    ><
    tname
    > ファイルを作成するために <
    sdir
    ><
    sname
    > ファイル内の情報をインストールでどのように処理するかを決定するためです。
  • <
    sdir
    >
    <
    sdir
    > は、配布されるファイルのソース ディレクトリです。<
    sdir
    > は、絶対パス名、相対パス名(mkmm が呼び出されるディレクトリからの相対パス)、または「?」変数です。「?」変数を使用すると、mkmm はシステムのデフォルト値を提供します。これは、<
    prod
    > と <
    type
    > に依存する標準デフォルト値か、以前の deflt: コマンドで定義されたデフォルト値です。ファイルが同じ作業領域にある場合、通常、ソース ディレクトリの指定にピリオド(.)を入力します。
  • <
    sname
    >
    <
    sname
    > は、配布されるファイルのソース名です。このファイルには、ターゲット ファイル(<
    tname
    >)に移動する必要のあるすべてのエントリが含まれます。ターゲット ファイルは、前述のように、<
    prod
    ><
    type
    > の組み合わせに適用できるプロセスに従いインストールによって作成されます。<
    sname
    > は明示的な相対パス名またはファイル ベース名(<
    sdir
    > からの相対パス)にする必要があり、一意である必要があります。開発者は、開発者名またはモデル タイプ名をプレフィックスまたは接辞のいずれかとして追加して、そのようなファイルを個別化する必要があります。ただし、<
    sname
    > が「?」変数として表されている場合、mkmm は失敗します。
  • <
    tdir
    >
    <
    tdir
    >は、ファイルがインストールされる場合、そのファイルのターゲット ディレクトリです。<
    tdir
    > は相対パス名(インストール ルート ディレクトリの相対パス)または「?」変数のいずれかになります。<
    tdir
    > が「?」変数の場合、mkmm はデフォルト値を提供します。この値は、<
    prod
    > と <
    type
    > に依存する標準のデフォルト値、または以前の deflt: コマンドで定義されたデフォルト値のいずれかです。<
    tdir
    > のシステム デフォルトの詳細については、mkmm.sys エントリを確認してください。一般に、特定のディレクトリには含めないでください。代わりに、SEI ツールキットで定義されている deflt: ディレクトリを使用します。
  • <
    tname
    >
    <
    tname
    > は、ファイルがインストールされる場合、そのファイルのターゲット名です。<
    tname
    > は、相対パス名、またはファイル ベース名(<
    tdir
    > からの相対パス)、または「?」変数のいずれかです。<
    tdir
    > が「?」変数の場合、mkmm はデフォルトでそのフィールドを <
    sname
    > で決定された特定の <
    prod
    > の該当する <
    type
    > の値に設定します。
  • mode=<
    mode
    >
    このオプションのフィールドは、<
    tname
    > フィールドの後に指定する必要があります。<
    mode
    > は、POSIX の「chmod」コマンドの正しい引数である必要があります(たとえば、「mode=644」、「mode=a+x」、または「mode=-w」)。このオプションを使用して、インストールされたターゲット ファイルのアクセス権限を変更します。インストールされているファイルの権限の決定は、以下のように行われます。
    • Linux では、VCD に追加されるターゲット ファイルは、ソース ファイルと同じ権限を持ちます。インストール時に、ターゲット ファイルが抽出されると、022 という umask が適用され、グループおよびその他の書き込みおよび実行の権限がオフになります。次に、ファイルの file: エントリに mode=<
      mode
      > オプションが含まれている場合、そのファイルに対して「chmod <
      mode
      >」が実行されます。
    • Windows では、VCD に追加されるターゲット ファイルは、
      CA Spectrum
      ユーザ グループのフル コントロール アクセス権限と、ソース ファイルのものと一致する読み取り専用権限を持ちます。インストール時に、これらの権限を持つターゲット ファイルが抽出されます。次に、ファイルの file: エントリに mode=<
      mode
      > オプションが含まれている場合、次のように適用されます: 「chmod <
      mode
      >」で UNIX ユーザの書き込み権限をオン(オフ)に指定した場合、ターゲット ファイルの読み取り専用権限はオフ(オン)になります。
  • uid=root
    このオプションのフィールドは、<
    tname
    > フィールドの後に指定する必要があります。このオプションを使用して、インストールされたターゲット ファイルの所有権を変更します。Windows では、インストールされたファイルの所有権は影響を受けません(インストールされたすべてのターゲット ファイルは、
    CA Spectrum
    ユーザ グループに属します)。
  • prot=yes
    このオプションのフィールドは、<
    tname
    > フィールドの後に指定する必要があります。これは、インストール時に、このファイルの以前にインストールされたバージョンにユーザの編集内容が含まれている場合、チェックサムの保護を使用して保存する必要があることを指定します。
    prot=yes オプションは、CA が作成したインデックス ファイルでのみ使用するためのものです。VAR 拡張モジュールの開発者は、このオプションを使用しないでください。
  • plat=<
    plat
    >
    このオプションのフィールドは、<
    tname
    > フィールドの後に指定する必要があります。このオプションは、file: エントリが <
    plat
    > フィールドによって指定されたプラットフォーム上でのみ処理されることを指定します。
    コードの設定では、複数の plat=<
    name
    > フラグを同じ行に順番に指定できるため、複数のエントリが存在する場合、指定された複数のプラットフォームで file: エントリを処理できます。ただし、plat=<
    name
    > が指定されていない場合も同じ機能が存在するため、file: エントリがすべてのプラットフォーム(Windows および Linux)に適用される場合は、このオプション フィールドを含めないことをお勧めします。
  • plat!=<
    plat
    >
    使用する場合、このオプションのフィールドは、<
    tname
    > フィールドの後に指定する必要があります。このフラグは、file: エントリが <
    plat
    > フィールドで指定されたプラットフォーム以外のプラットフォームでのみ処理されることを指定します。
    plat=plat および plat!=plat フラグは、同じ file: エントリ内で同時に使用することはできません。plat=plat と plat!=plat の両方とも使用されていない場合、file: エントリはすべてのプラットフォームで処理されます。