irev エントリ
irev: <バージョン>
casp1032jp
構文:
irev: <
バージョン
>例:
irev: 09.00.00.000
説明:
各インデックス ファイルに 1 つの irev: エントリが必要です。
irev: エントリには <
version
> があり、拡張モジュールのマシンに適したバージョン番号を示します。<version
> 識別は CA Spectrum
バージョン管理番号のレプリカですが、番号値が「dd.dd.dd.ddd」という形式に変換されます。ここで「d」は 10 進の数字です。たとえば、このセクションの例に示した 09.00.00.000 値は、開発中のモジュールのバージョン番号を求められて、ユーザが「9.0.0.0」と入力した場合に、mmship が生成する値です。Irev: エントリの主な用途は、インストール時にダウングレードする拡張モジュール バージョンのインスタンスを識別することです。拡張モジュール バージョンのダウングレードが行われるのは、拡張モジュールの旧バージョン(つまり、最終的な数値となるパッチ リリース番号の値が小さいもの)が、その同じ拡張モジュールの新しいバージョンが含まれている領域にインストールされる場合です。通常、バージョンのダウングレードは望ましくないため、
CA Spectrum
インストール プログラムはその状況にフラグを設定して、新しいバージョンが旧バージョンで上書きインストールされないようにします。インストールは、以前にインストールされた拡張モジュールの irev: バージョン番号をこれからインストールされる拡張モジュールのものと比較して、ダウングレードを検出します。以前にインストールされた拡張モジュールの irev: バージョン番号の方が大きい場合は、以前のバージョンの拡張モジュールが新しいバージョンに対して上書きインストールされ、その拡張モジュールのダウングレードが報告されます。
このほかに重要な考慮事項は、最終番号の値(ddd フィールド、パッチ リリース番号とも呼ばれます)は、どのモジュールでも初期バージョンの場合、ゼロ(000)である必要があるということです。したがって、パッチ リリース値を 0 にすると、モジュールは元のインストールであると識別されます。同じモジュールのリビジョンが連続する場合、各リビジョンの番号は大きくなっていく必要がありますが、その増加はリリースが連続する場合の増分値である必要はありません。