タイムアウト エラー
内容
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ほとんどの場合、Service Performance Manager テスト中のタイムアウト エラーの原因は、アクセスがないことにあります。たとえば、ネットワーク アドレス変換(NAT)が有効になっているとき、NAT では変換するネットワークのリストにないネットワークへのアクセスを拒否することがあります。そのため、リストにない IP の範囲からの HTTP または ICMP Echo のレスポンス時間テストはタイムアウトになります。
この場合の解決策として、テスト ネットワークを NAT リストに追加して、テストを再度実行します。DNS、DHCP、および UDP テストなど、その他のテストでは、テスト対象サービス用にテスト ホスト デバイスを正しく設定する必要があります。
また、遅延タイムアウト パラメータを無効な値に設定すると、タイムアウト エラーの原因になります。テスト タイムアウトの有効な値は、テスト タイプごとに(場合によってはデバイスごとに)異なります。たとえば、CISCO-RTTMON-MIB では、タイムアウト値の説明について以下のようなガイドラインがあります。
To prevent unwanted closure of connections, be sure to set this value to a realistic connection timeout.
タイムアウト エラーには以下の共通の解決策があります。
- テスト ホスト デバイス上への SNMP 読み書きアクセス権が付与されていることを確認します。
- テスト ホスト デバイスからテスト対象サービス(ICMP や HTTP など)へのアクセス権が付与されていることを確認します。
- テスト タイムアウトに適切な値が設定されていることを確認します。
注:
HTTP バージョン 1.1 を実行する特定の Cisco ルータを使用した HTTP テストでは、「要求がタイムアウトしました」エラーで失敗する場合があります。詳細については、「ファームウェアの問題」を参照してください。ICMP Ping テストおよび Extreme Summit テスト ホスト デバイス
Extreme Summit テスト ホスト デバイスから実行した Ping テストはタイムアウトになる可能性があります。特定の Extreme Summit デバイスから Ping を実行すると、MIB エージェントの RFC2925 ブランチはレスポンス時間を「0」と誤って報告します。デバイスが実際には Ping に応答した場合も、Service Performance Manager ではこれをタイムアウトと解釈します。現在の回避策としては、テスト ホストとして別のデバイスを使用します。