[テスト ホストの場所]パラメータについて

テスト ホストの場所とは、レスポンス時間テストでのソースと宛先間のパスのことです。この場所は、レスポンス時間を測定するうえで重要です。
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テスト ホストの場所とは、レスポンス時間テストでのソースと宛先間のパスのことです。この場所は、レスポンス時間を測定するうえで重要です。
以下は、テスト ホストの場所のシナリオです。
  • ソース:
    テスト ホストがテストのソースである場合。
  • 中間パス:
    テスト ホストがソースと宛先ポイントの間にある場合。
  • 拡張パス:
    テスト ホストがソースと宛先ポイントの間にない場合。
注:
中間パス テストまたは拡張パス テストがサポートされているのは、ICMP Ping テストのみです。
ソース アドレスまたは宛先アドレスのいずれかがテスト ホストでない場合にのみ、中間パス テストまたは拡張パス テストが有用です。これらのテスト タイプでは両方とも、テスト ホストの場所を設定する必要があります。
ソースの場所
最も一般的なレスポンス時間テストのシナリオでは、以下の図に示すように、テストのソース(または開始ポイント)がテスト ホストとなります。
SPEC--sourcelocationdiagram_OTH
この場合、テスト ホストでは直接宛先とのトランザクションを生成して、RTT を測定します。
テストのソースがテスト ホストの場合、レスポンス時間は最も直接的で正確に測定されます。この理由から、可能な場合は常に、テスト ホストをソースとしてテストを設定するようにします。
中間パスの場所
中間パス テスト設定では、RTT が測定されるソースと宛先の間のパス上にテスト ホストが置かれます。テストのソースはテスト ホストになることができないため、レスポンス時間の測定を開始または実行することができません。中間パス テストでレスポンス時間を測定するには、以下の計算を使用します。
中間パス テストのレスポンス時間 = (テスト ホストからソースへのレスポンス時間(RTT1)) + (テスト ホストから宛先へのレスポンス時間(RTT2))
これは、実際の RTT に近似する相対的な値になります。以下の図は、中間パス テスト設定例です。
Diagram illustrating an example of a mid path test configuration.
拡張パスの場所
拡張パス テスト設定では、テストのソースはテスト ホストになることができません。さらに、中間パスの場所のシナリオとは異なり、ソースと宛先の間にはテスト ホストがありません。しかし、ソースはテスト ホストと宛先の間のパスに直接置かれています。この場合、レスポンス時間を測定するには以下の計算を使用します。
レスポンス時間 = (テスト ホストから宛先までのレスポンス時間(RTT2)) -- (テスト ホストからソースまでのレスポンス時間(RTT1))
これは、実際の RTT に近似する相対的な値になります。以下の図は、拡張パス テスト設定例です。
Diagram illustrating an example of an extended path test configuration.