マルチキャスト グループのパフォーマンス分析設定サブビュー

パフォーマンス分析では、ネットワーク上のマルチキャスト トラフィック フローに関する重要な情報が表示されます。正しく機能しているマルチキャスト ネットワークでは、ネットワークの各ポイント(マルチキャストはそのグループにで有効)で 1 秒あたりのパケット数または 1 秒あたりのバイト数が同じトラフィック フローが発生します。
casp1032jp
パフォーマンス分析では、ネットワーク上のマルチキャスト トラフィック フローに関する重要な情報が表示されます。正しく機能しているマルチキャスト ネットワークでは、ネットワークの各ポイント(マルチキャストはそのグループにで有効)で 1 秒あたりのパケット数または 1 秒あたりのバイト数が同じトラフィック フローが発生します。
ソースで測定されたトラフィック レベルからの偏差が、以下のシナリオの 1 つ以上を示す場合があります。
  • グループ メンバシップの変更。
  • マルチキャスト トラフィックが、負荷分散、冗長化されたフェールオーバ、または共有からソース モードへの変更のために別のパスを使用した場合のルーティングの変更。
  • インターフェースまたはデバイス上でマルチキャストが無効になっているネットワークのマルチキャスト設定の変更。
  • インターフェース ステータスの変更。
  • デバイスまたはリンクが不安定。
Multicast Manager で選択したグループ モデルのパフォーマンスを分析する方法を設定できます。ソース トラフィックのグラフ表示も使用できます。パフォーマンス分析設定サブビューでは、以下のパラメータを設定できます。
  • グローバル パフォーマンス分析
    マルチキャスト パフォーマンス監視システム全体が有効か無効かどうかを示します。Multicast Manager モデルの[パフォーマンス分析設定]で設定できます。このパラメータの値は、グループ パフォーマンス分析が機能できるようにするために設定する必要があります。
  • グループ パフォーマンス分析
    各グループのパフォーマンス監視を有効にします。パフォーマンス情報がマルチキャスト トポロジ ビューに表示されるようにするためにこの値を有効にする必要があります。
  • パーセント低下しきい値
    グループ パフォーマンスの監視で使用可能な割合を定義します。たとえば、ソースが 100 pps で測定された場合、このグループを受信する、ネットワーク内の他のすべてのポイントはこのパーセントしきい値(+/-)内にある必要があります。そうでない場合、そのデバイス上のグループのしきい値違反が記録されます。デフォルト値は、3% です。
  • マルチキャスト パス変更の検出を有効化
    このパラメータが[はい]に設定されている場合、マルチキャスト グループは、インターフェースの受信マルチキャスト トラフィックの変更を検索します。変更が検出されると、違反デバイス上でイベントが生成されます。このイベントは、イベントを生成したデバイス、トラフィックを受信するインターフェース、デバイスが所属するグループに関する情報を提供します。デフォルトで、このパラメータは[いいえ]に設定されています。
    以下のシナリオにより、パスの変更が検出される場合があります。
    • ルータは、ルーチンの負荷分散操作を実行し、マルチキャスト トラフィックをリダイレクトして別のパスでネットワークにルーティングされるようにします。これが必ずしも障害を示すとは限りません。
    • マルチキャスト トラフィックのパスに沿ったルータがダウンしています。トポロジ変更が発生した場合、マルチキャスト トラフィックを受信するデバイスが、情報を送信するインターフェースが変更されたことを検出します。
  • パス変更アラームの有効化
    このパラメータが[はい]に設定されている場合、パスの変更が検出されると、Multicast Manager は黄色(マイナー)アラームを生成します。このパラメータが正しく動作するには、[マルチキャスト パス変更の検出を有効化]を[はい]に設定する必要があります。
  • グループ パフォーマンス アラーム
    Multicast Manager を有効にして、マイナー、メジャー、および重大アラームしきい値パラメータで定義されたパフォーマンスしきい値違反に対応するアラームを生成します。
  • マイナー アラームしきい値
    マイナーしきい値率を設定します。この値は、グループのしきい値違反の重大度を決定します。たとえば、グループには、ネットワーク内に 100 のインターフェースのサンプルがあるとします。これらのサンプルがマイナー アラームしきい値率を超え、メジャー アラームしきい値率未満である場合、パフォーマンス低下しきい値違反、マイナー イベント(および、グループ パフォーマンス アラームが有効に設定されている場合はアラーム)が生成されます。
  • メジャー アラームしきい値
    メジャーしきい値率を設定します。この値は、グループのしきい値違反の重大度を決定します。たとえば、グループには、ネットワーク内に 100 のインターフェースのサンプルがあるとします。これらのサンプルがメジャー アラームしきい値率を超え、重大アラームしきい値率未満である場合、パフォーマンス低下しきい値違反、メジャー イベント(および、グループ パフォーマンス アラームが有効に設定されている場合はアラーム)が生成されます。
  • 重大アラームしきい値
    重大しきい値率を設定します。この値は、グループのしきい値違反の重大度を決定します。たとえば、グループには、ネットワーク内に 100 のインターフェースのサンプルがあるとします。これらのサンプルが重大アラームしきい値率を超える場合、パフォーマンス低下しきい値違反、重大イベント(および、グループ パフォーマンス アラームが有効に設定されている場合はアラーム)が生成されます。
    • 最小レート (ビット/秒)
      重大アラームしきい値の最小レートを設定します。
      デフォルト:
       0 ビット/秒
    • 最大レート (ビット/秒)
      重大アラームしきい値の最大レートを設定します。
      デフォルト:
       4294967295 ビット/秒
    注:
     パフォーマンス コレクション タイプがビット/秒に設定されている場合にのみ、アラームしきい値の最小レートおよび最大レートが適用されます。そのため、ユーザがこれらの値として何かを入力しない限り、これらのアラームは発生しません。