OneClick のトポロジ
内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum
で IT インフラストラクチャをモデリングする際に、次の 4 つの主なトポロジを使用できます。これら 4 つのトポロジには、ナビゲーション画面からアクセスできます。
注:
モデリングの際は、最初にユニバース トポロジを使用することをお勧めします。ユニバース トポロジで 1 つ以上のモデリングされたエレメントを作成し、後でそれらを再利用してほかのトポロジを定義することができます。各トポロジのモデル ビューを切り替えるには、ツールバーのビュー制御アイコンをクリックします。場合によっては、集約アイコン コンテナをクリックして、その内容を表示できます。
ユニバース トポロジ
ユニバース トポロジは、インフラストラクチャのエンタープライズ ネットワーク ビューを編成するのに役立ちます。ほとんどの場合、以下のビューが提供されます。
- OSI レイヤ 3 デバイスおよびそれらの接続のトップレベル トポロジ ビュー
- OSI レイヤ 2 デバイスおよびそれらの接続のドリルダウン トポロジ ビュー
- コンポーネント詳細ビュー(モデリングされたエンティティと関連する属性を表示)
ユニバース トポロジのトップ ビューには、通常、以下のものが含まれます。
- CA Spectrum仮想ネットワーク マシン(VNM)
- ネットワークのグループ化
- ネットワーク セグメント
- OSI レイヤ 3 デバイスおよびそれらの接続
以下の図では、一般的なトップ ビューを示します。

以下の図では、トップ ビューで選択した LAN コンテナのドリルダウン ビューを示します。ほとんどの場合、ユニバース トポロジ内のドリルダウン ビューには、すべての OSI レイヤ 2 デバイスとその接続が含まれています。ドリルダウン ビューはまた、以下の図に示すように、他のビューでモデリングされたデバイスへのページ外の参照を表示します。

コンポーネント詳細画面
ユニバース トポロジのコンポーネント詳細画面では、モデリングされたネットワーク エンティティと関連する属性が識別されます。属性には、デバイス インターフェース、アラーム、イベント、およびその他の適切なデバイス情報が含まれます。

コンポーネント詳細画面のタブをクリックすると、デバイス属性を表示したり、場合によってはその設定を変更したりすることができます。コンポーネント詳細画面では、コンテンツ画面のコンテキストに応じて以下の処理を実行できます。
- [アラーム詳細]タブで最新アラームを表示する
- [情報]タブで一般的なデバイスの設定を表示および変更する。たとえば、セキュリティ文字列を指定するか、場合によっては削除して、モデリングされたデバイスへのアクセスを許可または拒否します。
- [根本原因]タブで根本原因分析データを表示する
- [パフォーマンス]タブで CPU とメモリの使用率情報を表示する
- [インターフェース]タブでデバイス インターフェース情報を表示する
- [ネイバー]タブで隣接するルータを表示する
- [イベント]タブで履歴イベントを表示する
- [属性]タブで属性情報を表示します。この情報は、以下の条件下でのみ表示されます。
- [エクスプローラ]タブからエンティティを選択する。
- コンテンツ画面の[トポロジ]タブ、[リスト]タブ、または[イベント]タブのいずれかに位置している。
ユニバース トポロジでのモデルの定義
ユニバース トポロジでは、モデリング プロセスが自動化されている OneClick ディスカバリ機能を使用してモデルを定義できます。また、OneClick 付属のモデリング ツールを使用して、ユニバース トポロジで手動で新しいモデルを定義したり、既存のモデルを編集したりすることができます。
ユニバース トポロジ ビューは、インフラストラクチャの実際の接続ビューを示します。そのため、他のビューを作成するときは、このビューからモデリングされたエレメントを再利用することを強く推奨します。すなわち、ユニバース トポロジ ビューでモデリングされたエレメントをコピーして、グローバル コレクション ビュー、ワールド ビュー、オーガニゼーション ビューを作成することを強く推奨します。この方法によって、OneClick 環境内でネットワークの障害分離が正確に行われることが保証されます。
グローバル コレクション トポロジ
ランドスケープ
とは、1 つの SpectroSERVER
が管理するネットワーク ドメインです。OneClick では、ランドスケープは 1 つの SpectroSERVER
のネットワーク ビューです。グローバル コレクションは、1 つ以上のランドスケープに広がるエンティティベースのネットワーク ビューを編成する際に使用します。グローバル コレクションを使用することによって、IT インフラストラクチャのすべての側面をあらゆる観点から監視できます。管理者は、グローバル コレクションを使用して、インフラストラクチャを構成するネットワーク エンティティ、組織、またはサービスのコレクションを作成し、追跡することができます。たとえば、以下の要素を含むコレクションを作成および管理することによって、それらを識別および追跡できます。
- 機器管理を担当する組織内担当チーム
- 組織のさまざまなサービスをサポートするデバイス
- 組織からサービスを提供されるカスタマ
モデリングされたデバイスの表示または変更
グローバル コレクション トポロジのコンポーネント詳細画面で、モデリングされたデバイスの属性または設定を表示および変更することができます。この画面のタブをクリックすると、デバイスに関する一般情報、インターフェース、アラーム、イベント、およびその他の関連情報が表示されます。
ワールド トポロジ
ワールド トポロジは、OneClick でネットワークを地理的に編成するのに役立ちます。このトポロジでは、国レベルまたは地域レベルからワイヤリング クローゼットまで、あらゆるネットワーク環境のデバイス モデルを表現できます。
以下は、ノース ダラスにある架空の拠点の機器室の詳細ビューです。

ワールド トポロジでは、ネットワーク デバイスの場所を表すビューを、複数のレイヤで作成できます。たとえば、テキサス地域オフィス、ダラス オフィス、およびダラスの機器室のビューを確認できます。コンポーネント詳細画面では、ワールド トポロジ ビューのモデリングされたデバイスに関連付けられている属性を表示したり、場合によっては変更したりすることができます。たとえば、モデリングされたデバイスの[コンポーネント詳細]タブをクリックすることで、デバイス情報、インターフェース、アラーム、イベント、およびその他の関連するデバイス情報を表示できます。
注:
- モデリングされたデバイスをワールド トポロジ ビューに取り込む場合は、ユニバース トポロジ ビューでモデリングされたエレメントをコピーして貼り付けることを強くお勧めします。ユニバース トポロジ ビューにはインフラストラクチャの実際の接続ビューが示されるため、確実に OneClick 環境内でネットワークの障害分離を正確に行うことができます。
- VHM モデルの切り取り、コピー、貼り付け、および削除機能はデフォルトで無効になります。必要に応じて、「VHM モデルの切り取り、コピー、貼り付けおよび削除機能」で説明されている手順に従って、オプションを有効にすることができます。
オーガニゼーション トポロジ
オーガニゼーション トポロジを使用すると、ネットワークを組織と対応付けて表現できます。このトポロジでは、サービス、職責、部門、またはその他の組織的分類に基づいてサブネットおよびデバイス モデルをグループ化できます。
以下は、架空の財務部門を構成する個人およびグループを示す組織ビューです。このタイプのビューは、ネットワーク障害または再設定によって組織がどのような影響を受けるのかを特定するのに役立ちます。

Service Manager モジュールを購入している場合、このモジュールをオーガニゼーション トポロジと併用することによって、ビジネスのサービスおよびアプリケーションをモデリングできます。また、Service Manager モジュールは、契約またはサービス レベル契約(SLA)に基づいて、サービスのパフォーマンスを追跡します。
注:
Service Manager モジュールの使用の詳細については、「」を参照してください。オーガニゼーション トポロジでは、さまざまなレベルのネットワーク デバイスを表すビューを階層化して作成できます。たとえば、Enterprise 所有権、Department 所有権、サポートするデバイス、およびサポートするサービスに対するビューがあります。また、コンポーネント詳細画面を使用して、オーガニゼーション トポロジ ビューのモデリングされたデバイスに関連する属性を表示したり、場合によっては変更したりすることができます。
注:
モデリングされたデバイスをオーガニゼーション トポロジ ビューに取り込む場合は、ユニバース トポロジ ビューでモデリングされたエレメントをコピーして貼り付けることをお勧めします。ユニバース トポロジ ビューは、インフラストラクチャの実際の接続ビューを示します。したがって、ユニバース トポロジ ビューをほかのすべてのビューのベースとして使用することにより、OneClick 環境でのネットワークの障害分離をより正確かつ確実に行うことができます。トポロジ ツールバー
以下の表では、[トポロジ]タブのツールバーにあるトポロジ操作用ボタンの一部について説明します。
アイコン | Description |
![]() | 編集モード: 現在のトポロジ ビューを編集モードにします。 |
![]() | タイプ別に新しいモデルを作成: タイプ別に新しいモデルを作成し、トポロジ ビューに追加します。 |
![]() | IP で新しいモデルを作成: IP アドレスまたはホスト名で新しいモデルを作成します。下矢印ボタンをクリックし、以下のどちらかのオプションを選択します。[IP で作成] [ホスト名で作成] |
![]() | ディスカバリ: 選択したモデル(複数可)に基づいて新しいディスカバリを作成します。 |
![]() | スポットライト ビュー: トポロジ ビューの VPN、VLAN、またはルータ冗長性に関連するすべてのモデルをハイライト表示します。スポットライトを使用すると、ハイライト表示されたアイテムとネットワークとの関係およびハイライト表示されたアイテムとネットワーク内のほかのモデルとの関係を簡単に識別できます。[スポットライト ビュー]ボタンをクリックすると、以下のオプションを含むメニューが表示されます。ルータ冗長性 [VLAN リスト] [VPN リスト] |
![]() | モデルを削除: 選択したモデルをトポロジ ビューから削除します。 |