マルチリンク セカンダリ インターフェースとのマップ ベース DDR 接続
内容
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このセクションでは、1 つの論理リンクを構成する複数のインターフェースで構成されるセカンダリ リンクを指定するために 1 つの Dialup_Link モデルを使用する非永続接続のモデリングについて説明します。このセカンダリ リンクは、リモート ルータ上の 1 つ以上のポートで開始できます。
マルチリンク セカンダリ インターフェースとの DDR マップ ベース接続のモデリング
1 つの Dialup_Link モデルを使用して、1 つのリモート ルータ上の複数のセカンダリ インターフェースをサポートできます。たとえば、ダイアルアップ接続で ISDN BRI 経由のマルチリンク PPP 設定を使用する場合、ISDN ベアラ チャネル接続に関連付けられた各 PPP インターフェースに 1 つの Dialup_Link モデルを関連付けることができます。
以下の図は、ホスト ルータへの 2 つの接続を持つリモート ルータを示しています。これら 2 つの接続は 1 つの論理リンクを構成するため、1 つの Dialup_Link モデルを使用してリンクを表すことができます。使用している接続のタイプに応じて、インターフェースまたはサブインターフェース レベルで Dialup_Link モデルを解決できます。

リモート ルータ上の複数のセカンダリ インターフェースとの DDR マップ ベース接続をモデリングするには
- リモート ルータ上のプライマリ インターフェースを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[このインターフェースの NPC バックアップを識別]を選択します。
- プライマリ インターフェースが利用できないときにアクティブ化する必要があるバックアップ インターフェースのいずれかを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[NPC バックアップ:<プライマリ インターフェース>]を選択します。[タイプ Dialup_Link のモデルを作成]ダイアログ ボックスが開きます。
- Dialup_Link モデルを作成します。
- 残りのセカンダリ インターフェースに対して、手順 2 を繰り返します。
- Dialup_Link モデルを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[非永続接続の開始]を選択します。
- ホスト ルータ上の受信側インターフェースのいずれかを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[<Dialup_Link モデル>と接続]を選択します。
- ホスト ルータ上の各セカンダリ(受信側)インターフェースに対して、手順 6 を繰り返します。
セカンダリ グループ
Dialup_Link モデルが同じデバイス上の複数のインターフェースと関連付けられている場合、これらのインターフェースはセカンダリ グループを形成します。
CA Spectrum
は、グループの状態を確認して接続のステータスを判別します。DevSecGrpActiveCriteria 属性では、CA Spectrum
でのセカンダリ グループの状態の判別方法を変更できます。この属性のデフォルト値は AnySecondaryIFActive (0) です。これは、グループがグループのいずれかのメンバが稼働している場合はアクティブになり、グループのすべてのメンバがダウンしている場合にのみ休止することを意味します。この属性の他の指定可能な値は、AllSecondaryIfsActive (1) です。この値の場合、セカンダリ グループは、グループのすべてのメンバが稼働している場合にのみアクティブと見なされ、1 つのメンバがダウンした場合は非アクティブと見なされます。この属性の値は、Dialup_Link モデルの[属性]タブで変更できます。注:
属性の変更の詳細については、「IT インフラストラクチャのモデリングと管理」を参照してください。