複数のダイヤル バックアップ リンク

内容
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このセクションでは、リモート ルータとホスト ルータの間に可変リンクまたは未指定リンクを作成できる非永続接続のモデリングについて説明します。複数のリモート ルータが単一のホスト ルータに、または単一のリモート ルータが複数のホスト ルータにリンクできます。
1 つの Dialup_Link モデルで、複数のセカンダリ リンクが含まれる設定をサポートできます。ホスト ルータとリモート ルータの間に存在できるアクティブなセカンダリ接続は一度に 1 つだけなので、複数のセカンダリ接続を監視するのに必要な Dialup_Link モデルは 1 つのみです。
複数のダイヤル バックアップ リンク(MDBL)は、以下のシナリオのいずれかで使用されます。
  • 複数のリモート ルータのそれぞれに、共通のホスト ルータに接続するダイヤル バックアップ リンクがある。
  • 1 つのリモート ルータに、複数のホスト ルータの 1 つに接続できるダイヤル バックアップ リンクがある。
共通ホスト ルータへの複数のリモート ルータをモデリングする方法
次の図は、プライマリ リンクに冗長サポートを提供するために、ホスト ルータの 1 つのインターフェース(デバイス A のインターフェース 4)を使用する 3 つのリモート ルータ(デバイス B、C、D)を示しています。
Multiple Remote Routers to a Common Host Router
この設定を作成するには、3 つの主なタスクがあります。
  1. Dialup_Link モデルを各リモート ルータ上のセカンダリ インターフェースに解決することによって、リモート ルータ上のセカンダリ インターフェースを設定します。
  2. 適切なプライマリ インターフェースを設定します。プライマリ インターフェースを設定するときは、セカンダリ リンクをそれがサポートしている 1 つまたは複数のプライマリ リンクに関連付けます。これは、コンポーネント詳細画面の Dialup_Link モデルのプライマリ インターフェース サブビューで行います。
    注:
     このプライマリ インターフェースが失敗した場合に適切なセカンダリ接続が監視されるよう、
    CA Spectrum
    はデバイスに設定されたセカンダリ インターフェースをデバイスに設定されたプライマリ インターフェースで自動的にアフィリエイトします。
  3. ホスト ルータで固定セカンダリ インターフェースを設定します。これには、ホスト ルータのセカンダリ インターフェースへの Dialup_Link モデルの解決が含まれます。
複数のホスト ルータまたはホスト ルータ インターフェースへの 1 つのリモート ルータをモデリングする方法
以下の図は、デバイス A と C の間のプライマリ リンクに冗長サポートを提供するために 2 つのホスト ルータ(デバイス A と B)と確立されたセカンダリ リンクのあるリモート ルータ(デバイス C)を示しています。セカンダリ リンクは、アクティブになるとルータ A またはルータ B と接続します。接続が実際に行われる前に、リンクがどちらのルータと接続するかはわかりません。
冗長リンクが 1 つまたは複数のホスト ルータ上の複数のインターフェースの 1 つに接続できる場合も、同じシナリオが存在します。すべての場合において、ホスト ルータへの接続はデバイス レベルで解決されます。
Single Remote Router to Multiple Host Routers
この設定を作成するには、3 つの主なタスクがあります。
  1. リモート ルータにセカンダリ インターフェースを設定します。これには、セカンダリ インターフェースへの Dialup_Link モデルの解決が含まれます。
  2. 適切なプライマリ インターフェースを設定します。プライマリ インターフェースを設定するときは、セカンダリ リンクをそれがサポートしているプライマリ リンクに関連付けます。これは、コンポーネント詳細画面の Dialup_Link モデルのプライマリ インターフェース サブビューで行います。
  3. ホスト ルータへの接続を設定します。これには、ホスト ルータのセカンダリ インターフェースへの Dialup_Link モデルの解決が含まれます。リモート ルータが接続するホスト ルータまたはホスト ルータ インターフェースがわからない場合は、インターフェース レベルではなく、デバイス レベルにダイアル アップ接続を解決します。