ダイヤラ プロファイル DDR 設定
内容
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このセクションでは、ダイヤラ プロファイルで DDR 設定を使用する非永続接続のモデリングについて説明します。
ダイヤラ マップ ベースの DDR 設定では、各物理インターフェースは構成特性のセットを 1 つだけ持つことができます。ダイヤラ プロファイルで DDR 設定を使用すると、物理インターフェースは着信または発信コール要件に基づくさまざまな特性を取得します。ダイヤラ プロファイルがコールを受信または生成する物理インターフェースから論理構成を分離させているため、このようなことが可能になります。これにより、複数のダイヤラ プロファイル設定で、ISDN、非同期モデム、または同期シリアル接続などをインターフェースを共有することができます。論理および物理インターフェースは、呼び出しごとに動的に関連付けられます。
ダイヤラ プロファイルは、以下の 3 つの主要コンポーネントで構成されています。
- ダイヤラ インターフェース特定の宛先へのコールを表す論理インタ フェースです。ダイヤラ インターフェース設定には、宛先固有の設定がすべて含まれています。ルータは、1 つ以上のダイヤラ インターフェースを持つことができます。各インターフェースは、ダイヤラ プールと呼ばれる物理インターフェースのグループを参照します。
- ダイヤラ プールダイヤラ プロファイルと関連付けられた物理インターフェースのグループです。物理インターフェースは、複数のダイヤラ プールに属することができます。
- 物理インターフェース各物理インタ フェースは、所属先のダイヤラ プールを決定できます。ダイヤラ プール内のインターフェースはカプセル化パラメータ用に設定され、各ダイヤラ プロファイルは PPP および HDLC カプセル化をサポートしています。
CA Spectrum によるダイヤラ インターフェースの表現
CA Spectrum
は論理インターフェース モデルを使用して、ダイヤラ インターフェースを表します。論理インターフェース モデルは、特定の宛先との間のコールを表します。このモデルは、CA Spectrum
がデバイス上で DDR ダイヤラ プロファイル設定を検出したときに自動的に作成されます。たとえば、
CA Spectrum
が Cisco ルータでダイヤラ プロファイル設定を検出した場合、以下の論理インターフェース モデルに使用して、ダイヤラ インターフェースを表します。設定されたダイヤラ インターフェースがルータ上に複数存在する場合、複数の論理インターフェースが作成されます。ダイヤラ プロファイル接続のモデリング
ダイヤラ プロファイルを使用する接続をモデリングするには、適切な数の Dialup_Link モデルを作成し、各 Dialup_Link モデルごとに接続を設定します。ダイヤラ プロファイルは、リモート ルータ上、ホスト ルータ上、またはその両方で使用することができます。リモート ルータが非永続接続を作成するためにダイヤルする各電話番号ごとに 1 つの Dialup_Link モデルを作成します。
リモート ルータが、いくつかのホスト ルータまたはホスト ルータ インターフェースのいずれかが選択できる 1 つの番号にダイヤルすることができる場合、この接続を表すために 1 つの Dial_Up モデルが使用されます。
ダイヤラ プロファイル DDR 接続をモデリングする方法
- リモート ルータがダイヤルできる各電話番号ごとに Dialup_Link モデルを作成します。
- 各 Dialup_Link モデルを、リモート ルータ上のセカンダリ(ダイヤル側)インターフェースのいずれかに関連付けます。
- Dialup_Link モデルを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[非永続接続の開始]を選択します。
- リモート ルータに関連付けられているセカンダリ(ダイヤル)インターフェース(またはダイヤル プロファイルを表す論理インターフェース)を右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[<Dialup_Link モデル>と接続]を選択します。注:リモート ルータ上でダイヤラ プロファイルを使用する場合、ダイヤラを表す論理インターフェース モデルを使用します。リモート ルータ上でダイヤラ プロファイルを使用していない場合、ダイヤル インターフェースを表すインターフェース モデルを使用します。
- 各 Dialup_Link モデルのプライマリ インターフェースを指定します。プライマリ インターフェースがダウンすると、Dialup_Link モデルで表したセカンダリ リンクがアクティブになります。
- Dialup_Link モデルを選択し、コンポーネント詳細画面で[情報]タブをクリックします。
- [プライマリおよびセカンダリ インターフェース情報]サブビューを展開します。
- [プライマリ インターフェース]テーブルで、
(追加)をクリックします。
- 表示されるダイアログ ボックスで 1 つ以上のプライマリ インターフェースを選択し、[追加]をクリックします。
- この非永続接続設定の一部である Dialup_Link モデルごとに繰り返します。
- 各 Dialup_Link モデルをホスト ルータまたはルータ上のセカンダリ(受信側)インターフェースに関連付けます。
- Dialup_Link モデルを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[非永続接続の開始]を選択します。
- ホスト ルータの適切なセカンダリ(受信側)インターフェースを右クリックし、[非永続接続セットアップ]-[<Dialup_Link モデル>と接続]を選択します。
- この非永続接続設定の一部である Dialup_Link モデルごとに繰り返します。
ダイヤラ プロファイル接続の監視
論理インターフェース モデルは、コールがアクティブになったときに、さまざまな方法で動作することがあります。これは多くの場合、指定されたダイヤラ プロファイルをサポートする特定のルータによって異なります。
接続が有効な場合でも、論理インタ フェース モデルのステータス インジケータ アイコンが OFF に表示される場合があります。論理インターフェース モデル アイコンは、デバイス トポロジ ビューの物理レイヤから移動し、PPP カプセル化レイヤ インターフェース モデルに自身をスタックすることもあります。物理インターフェースから、ベアラ チャネル レイヤ、PPP カプセル化レイヤ、ダイヤラ インターフェースにドリルダウンすると、モデルを見つけることができます。これらすべての動作は通常のものですが、モデリングされたデバイスによって異なる場合があります。そのため、Dialup_Link モデル ステータスと、接続を監視する[非永続接続の監視]に表示されるビューを使用する必要があります。