Network Configuration Manager バルク タスク
内容
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内容
この章では、Network Configuration Manager でオンデマンドのバルクのアップロード タスク、同期タスク、およびスタートアップへの保存タスクを作成する方法について説明します。これらのタスクでは、ホスト設定のキャプチャおよびアップロードによりデバイスとの対話が行われます。単一のデバイスまたはデバイスのリストに対して、随時実行可能なタスクを作成できます。これらのオンデマンド タスクは、同じ設定を(IP アドレスなどわずかな差異で)ネットワーク上の複数のデバイスにロール アウトする場合に役立ちます。
タスクは再利用可能として定義することができます。再利用可能なタスクは実行後も保持され、再度実行することができます。タスクが再利用可能でない場合、デバイスまたはグローバル コレクションで一度実行されると、[ロスト ファウンド]ビューに送信され、24 時間以内にパージされます。
アップロード タスクの作成
自動的にアップロード タスクを作成し、バルク設定のアップロードを実行します。バルク アップロード タスクでは、新しいコンテンツが 1 つまたは複数の選択されたデバイスの実行コンフギュレーションにマージされます。デバイスはランダムな順序で処理されます。
重要:
Enterasys/riverstone SSR デバイスにアップロードする場合は、このタスクを続行する前に「Network Configuration Manager バルク タスク」を参照してください。Juniper JUNOS デバイス ファミリのデバイスにアップロードしている場合、JUNOScript API 形式を使用する必要があります。詳細については、「Juniper JUNOS デバイス」を参照してください。以下の手順に従います。
- [エクスプローラ]タブで、単一デバイス、デバイス ファミリ、グローバル コレクション、検索結果エントリ、またはコンテナ(ユニバースなど)を選択します。
- [リスト]タブをクリックし、アップロード タスクを実行するデバイスを選択します。
- ツールバーの[NCM タスクの作成]アイコンからアップロード タスクを選択します。[アップロード タスク]ダイアログ ボックスが表示されます。注:選択されたデバイスが[許可]タブに表示されない場合、[禁止]をクリックし、Network Configuration Manager のタスクから無効化されているデバイスまたは必要な権限のないデバイスを表示します。
- [続行]をクリックします。[タスクの作成]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 以下のようにタスク情報を入力します。
- (オプション)[名前]フィールドに一意の名前を入力します。注:Network Configuration Manager ではデフォルトの名前(<タスク タイプ>.YY-MM-DD_HH:MM.<ユーザ名>)が提供されます。たとえば、Upload.2006-10-17_15:48:04.Administrator などです。
- (オプション)[説明]フィールドに、タスクの説明を入力します。
- [再利用可能タスク]を選択し、タスクを再利用可能にします。
- [編集]をクリックし、[コンテンツのアップロード]ボックス内のデバイス設定にアップロードおよびマージするコンテンツを指定します。[開く]をクリックして、テキスト ファイルからコンテンツをインポートすることもできます。変更した後に[別名で保存]をクリックし、txt または html でこの設定ファイルを保存およびエクスポートすることができます。
- [検索]フィールドに条件を入力し、設定ファイル内の特定の行を見つけます。
- [スタートアップへのコミット]を選択して(該当する場合)、新しいコンテンツがマージされた後でランニング コンフィギュレーション全体をスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。
- [失敗時にデバイスにアラーム]を選択し、タスクが失敗した各デバイス上にアラームを生成します。
- 承認が必要な場合([承認の要求]ボタンで示される)、以下の手順を実行します。
- [承認の要求]をクリックします。[承認必須]ダイアログ ボックスが表示されます。
- ユーザを選択し、[タスク承認者]に電子メール アドレスを入力して、タスクの説明を入力し(オプション)、[OK]をクリックして要求を生成します。確認ダイアログ ボックスは、要求が正常に作成されたことを示します。電子メールのメッセージはタスク承認者に送信され、生成されたタスクは[エクスプローラ]タブのタスク フォルダに表示されます。注:電子メールの設定については、「OneClick 管理」を参照してください。
- 承認ステータスを確認し、「タスクの開始」の説明に従ってタスクを実行します。
注:承認ワークフロー オプションの詳細については、「ワークフローの設定」を参照してください。 - 承認が必要でない場合([保存]ボタンで示される)
- [保存]をクリックします。[タスクが保存されました]ダイアログ ボックスが表示されます。
- 以下のいずれかの手順を実行します。
- [アップロード]をクリックし、選択されたデバイスにタスクをアップロードします。[アップロード タスク結果]ダイアログ ボックスが表示され、生成されたタスクは[エクスプローラ]タブのタスク フォルダに表示されます。結果ダイアログ ボックスの詳細については、「リアルタイムでタスク結果を表示」を参照してください。
- [スケジュール]をクリックして、将来の実行に備えてタスクをスケジュールします。スケジューリングについては、「タスクのスケジュール」で説明されます。そのタスクは保存され、そのスケジュールに従って実行されます。
- [閉じる]をクリックしタスクを保存します。これは後日実行できます。設定マネージャの下にある[エクスプローラ]タブの[タスク]から選択することによって、タスクを編集および実行できます。
Enterasys/Riverstone SSR デバイスによるアップロード タスクへの応答の決定
Enterasys/Riverstone SSR デバイスは、設定のアップロードに常時応答するわけではありません。デバイスによっては、ランニング コンフィギュレーションおよびスタートアップ コンフィギュレーションの両方が、アップロードされたコンテンツと置き換えられます。または、アップロードされたコンテンツがランニング コンフィギュレーションおよびスタートアップ コンフィギュレーションの両方にマージされる場合もあります。Enterasys/Riverstone SSR デバイス上で実行された設定キャプチャでは、ランニング コンフィギュレーションではなくスタートアップ コンフィギュレーションが取得されます。そのため、ランニングおよびスタートアップのコンフィギュレーションを確認するために、Enterasys ファームウェアを実行しているデバイスをテストすることをお勧めします。
以下の手順に従います。
- 検索結果または[エクスプローラ]タブ内のコンテナ(ユニバースなど)から、単一の SSR デバイスを選択します。
- コンテンツ画面で[リスト]タブをクリックします。
- コンポーネント詳細画面で[ホスト設定]タブをクリックします。事前にキャプチャされた設定が表示されます。
- 設定のキャプチャ アイコンを選択し、選択されたデバイスの現在の設定をキャプチャします。
- [アップロード]アイコンを選択します。[設定のアップロード]画面が表示されます。現在のスタートアップ コンフィギュレーションのコンテンツが下部ペインに表示されます。
- [設定のアップロード]画面で既存の設定を編集します。たとえば、以下のロケーション行の値を削除(または行を削除)します。system set location "value"
- もう一度[アップロード]アイコンを選択し、変更されたデバイス設定をアップロードします。もう一度設定のキャプチャ アイコンを選択し、デバイスから新しい設定をキャプチャします。この場所が新たにキャプチャされた設定に存在しない場合は、デバイスによってランニング コンフィギュレーションおよびスタートアップ コンフィギュレーションの両方がアップロードされたコンテンツに(マージではなく)置き換えられていることがわかります。
同期タスクの作成
自動同期タスクを作成し、ネットワーク上の選択されたデバイスのポリシーに準拠しているデバイス設定をキャプチャおよび検証し、結果をリアル タイムで表示します。同期タスクがデバイス設定をキャプチャする場合、デバイスに関連するすべてのポリシー、および指定されていれば、デバイス スタートアップ コンフィギュレーションに対して設定を確認します。デバイスはランダムな順序で処理されます。
Network Configuration Manager ポリシーの詳細については、「Network Configuration Manager のポリシー」を参照してください。
バックグラウンド モードでグローバル同期タスクを実行する詳細については、「グローバル同期について」を参照してください。
以下の手順に従います。
- [エクスプローラ]タブで、単一デバイス、デバイス ファミリ、グローバル コレクション、検索結果エントリ、またはコンテナ(ユニバースなど)を選択します。
- コンテンツ画面の[リスト]タブをクリックし、同期タスクに含めるデバイスを選択します。
- ツールバーの[NCM タスクの作成]アイコンから[同期タスク]をクリックします。[デバイスの選択: 同期タスク]ダイアログ ボックスが表示されます。注:選択されたデバイスが[許可]タブに表示されない場合、[禁止]をクリックして、Network Configuration Manager タスクから無効化されているか必要な権限を持たないデバイスを表示させます。
- 以下のようにタスク情報を入力します。
- [名前]フィールドに、固有の名前を入力します。注:Network Configuration Manager ではデフォルトの名前(<タスク タイプ>.YY-MM-DD_HH:MM.<ユーザ名>)が提供されます。たとえば、Sync.2010-09-09_15:48:04.Administrator などです。
- [説明]フィールドに、タスクの説明を入力します。
- [スタートアップが異なる場合にデバイスでアラーム] および適切な重大度を選択し、キャプチャされた設定がスタートアップ コンフィギュレーションと異なる各デバイスでアラームを生成させます。
- [スケジュールの編集]をクリックし、将来の実行に備えてタスクをスケジュールします。スケジューリングについては、「タスクのスケジュール」で説明されます。
- [再利用可能タスク]を選択し、タスクを再利用可能にします。
- 以下のいずれかの手順を実行します。
- [保存]をクリックしタスクを保存します。これは後日実行できます。Configuration Manager の下にある[エクスプローラ]タブのタスクから選択することによって、タスクを実行できます。
- [同期タスクを今すぐ実行]をクリックします。[同期タスク結果]ダイアログ ボックスが表示され、生成されたタスクは[エクスプローラ]タブのタスク フォルダに表示されます。詳細については、「リアルタイムでタスク結果を表示」を参照してください。
スタートアップへの保存タスクを作成
スタートアップへの自動保存タスクを作成し、1 つ以上の選択されたデバイスのスタートアップ コンフィギュレーションに現在のランニング コンフィギュレーションを書き込みます。デバイスの設定は NVRAM(不揮発性ランダム アクセス メモリ)に保存されます。
デバイスはランダムな順序で処理されます。
以下の手順に従います。
- [エクスプローラ]タブで、単一デバイス、デバイス ファミリ、グローバル コレクション、検索結果エントリ、またはコンテナ(ユニバースなど)を選択します。
- コンテンツ画面の[リスト]タブをクリックし、アップロードするデバイスを選択します。
- ツールバーの[NCM タスクの作成]アイコンから[スタートアップへの保存タスク]をクリックします。[スタートアップへの保存タスク]ダイアログ ボックスが表示されます。注:選択されたデバイスが[許可]タブに表示されない場合、[禁止]をクリックし、Network Configuration Manager のタスクから無効化されているデバイスまたは必要な権限のないデバイスを表示します。
- 以下のようにタスク情報を入力します。
- (オプション)[名前]フィールドに一意の名前を入力します。注:Network Configuration Manager ではデフォルトの名前(<タスク タイプ>.YY-MM-DD_HH:MM.<ユーザ名>)が提供されます。たとえば、WriteStartup.2006-10-17_15:48:04.Administrator などです。
- (オプション)[説明]フィールドに、タスクの説明を入力します。
- [再利用可能タスク]を選択し、タスクを再利用可能にします。
- 承認が必要な場合([承認の要求]ボタンで示される)、以下の手順を実行します。
- [承認の要求]をクリックします。[承認必須]ダイアログ ボックスが表示されます。
- ユーザを選択し、[タスク承認者]に電子メール アドレスを入力して、タスクの説明を入力し(オプション)、[OK]をクリックして要求を生成します。確認ダイアログ ボックスは、要求が正常に作成されたことを示します。電子メールはタスク承認者に送信され、生成されたタスクは[エクスプローラ]タブのタスク フォルダに表示されます。注:電子メールの設定については、「OneClick 管理」を参照してください。
- 承認ステータスを確認し、「タスクの開始」の説明に従ってタスクを実行します。
注:承認ワークフロー オプションの詳細については、「ワークフローの設定」を参照してください。 - 承認が必要でない場合は、以下の手順のいずれかを実行します。
- [スケジュール]をクリックして、将来の実行に備えてタスクをスケジュールします。スケジューリングについては、「タスクのスケジュール」で説明されます。
- [保存]をクリックします。タスクは将来の実行に備えて保存されます。
- [スタートアップへの保存タスクを今すぐ実行]をクリックします。[スタートアップへの保存タスク結果]ダイアログ ボックスが表示され、生成されたタスクは[エクスプローラ]タブのタスク フォルダに表示されます。詳細については、「リアルタイムでタスク結果を表示」を参照してください。
注:
タスク デバイス上の「スタートアップとランニングのコンフィギュレーションが異なります」のどのアラームも、このタスクによって自動的にクリアされます。詳細については、「スタートアップおよびランニング コンフィギュレーションの差異の表示」を参照してください。