ネットワーク デバイス インターフェース
デバイス インターフェースは、パフォーマンスの考慮事項の 2 つの面に関係します。
casp1032jp
デバイス インターフェースは、パフォーマンスの考慮事項の 2 つの面に関係します。
ifTable エントリ
デフォルトでは、
SpectroSERVER
プロセスは、MIB 2 ifTable のすべてのインターフェース、RFC1315 および RFC2115 のすべてのフレーム リレー DLCI インターフェース、および RFC2515 のすべての ATM VCL インターフェースをモデリングします。ifTable では、VoIP コールや仮想ルーティング インターフェースなどの仮想技術が見つかることがよくあります。その結果、初めてデバイスをモデリングするときは、ifTable 内のエントリの数を確認する必要があります。大量のエントリ(千単位または万単位)は
SpectroSERVER
パフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。再設定操作
通常、デバイスのインターフェースが多いほど、インターフェースの再設定操作に時間がかかります。デバイスに 1000 以上の物理インターフェースまたは論理インターフェースがある場合、再設定操作は完了するまでに数分かかる可能性があります。このプロセスにより、CPU 時間が 6 ~ 8 パーセント以上増え、ネットワークのトラフィック レベルが増加します。
効果的な監視に必要ないインターフェースがある場合は、フィルタリング機能を使用してプロセスの速度を上げることができます。次に示すのは、OneClick のコンポーネント詳細の[情報]タブの例です。

インターフェースをフィルタリングする他の方法はより複雑になります。インターフェースの複雑なフィルタ ングを行う前に、CA サポートにお問い合わせください。または、以下のオプションのいずれかを選択してみてください。
- インターフェースがかなり安定していて変更がほとんどない場合は、自動的な再設定を選択的に無効にします。
- Ping 可能モデルとしてデバイスをモデリングします。このようにしてデバイスのステータス情報を取得し、個別のインターフェースからはステータス データを収集しません。
デバイスのインターフェース再設定の頻度はパフォーマンスに影響する場合があります。すべてのポーリング間隔において、デバイス モデルは ifTableLastChange と ifStackLastChange の両方の MIB オブジェクトを読み取ります。ifTableLastChange は、インターフェース テーブルがインターフェースを追加または削除したときを示すタイムスタンプです。ifStackLastChange は、インターフェース スタックの順序が最後に変更されたときを示すタイムスタンプです。どちらの属性もサポートされていない場合、ifNumber(ifTable インターフェース数)の変更が監視されます。これらの MIB オブジェクトのいずれかの値が変化した場合、デフォルトで自動再設定が開始します。
CA Spectrum
が VoIP ルータを監視している場合、問題が発生する可能性があります。一部のベンダーから提供されているそのようなルータは、VoIP コールが行われて閉じられると、インターフェース スタックの順序を絶えず変更します。すべてのポーリング サイクルにおいて、CA Spectrum
はスタック タイムスタンプの変更を認識して再設定を行います。この場合、CA Spectrum
には、再設定とインターフェース テーブルの読み取りの余分なオーバーヘッドによる不要な作業負荷が発生します。この状況はまた、CA CA eHealth
などの設定された製品統合に対しても影響を及ぼす可能性があります。 で発生する再設定に基づいて、CA eHealth
CA Spectrum
側の更新をトリガできます。Spectrum のイベント レート ウィンドウ ルールは、再設定の問題を識別し、
CA Spectrum
オペレータに注意を促します。デフォルトで設定されるルールでは、デバイスで 31 分間に 6 回のインターフェース再設定イベント 0x1001d が発生すると、タイプ 0x10050 のアラームがデバイスで生成されます。影響を受けたデバイスのイベント ログおよびイベント タイプ 0x1001d に対するフィルタを確認します。そのタイプのイベントはそれぞれ、インターフェース再設定の原因を示します。原因インジケータ | Description |
Interface-Stack-Change-Reconfiguration | 再設定の原因は、インターフェースのスタック順序の変更です。MIB オブジェクト ifStackLastChange の値が変わりました。このオブジェクトがポーリング サイクルのたびに変化する場合、Use_If_Stack_Last_Change をオフにすることをお勧めします。属性 Use_If_Stack_Last_Change 0x000130bc を false に設定することで、このトリガを無効にできます |
Interface-Table-Change-Reconfiguration | 再設定の原因は、テーブル内のインターフェースの作成または削除です。MIB オブジェクト ifTableLastChange の値が変わりました。このオブジェクトがポーリング サイクルのたびに変化する場合、Use_If_Table_Last_Change をオフにすることをお勧めします。属性 Use_If_Table_Last_Change 0x00011f7f を false に設定することで、このトリガを無効にできます |
Interface-Count-Change-Reconfiguration | 再設定の原因は、テーブル内のインターフェースの数の変更です。MIB オブジェクト ifNumber の値が変わりました。このオブジェクトがポーリング サイクルのたびに変化する場合、インターフェースの再設定をオフにすることをお勧めします。属性 If_IsAutoCnfgActive 0x00011dd4 を false に設定することで、インターフェースの自動再設定を無効にできます |
SNMP-Contact-To-Device-Re-established | デバイスのイベント ログを見て、デバイス モデルが接続を失ってから回復したかどうかを確認します。そのような状況では、ネットワークに問題がある可能性があります。 |