アップグレード インストールの問題のトラブルシューティング
casp1032jp
アップグレード後の SDC アラーム相関のトラブルシューティング
10.3 (直接)または 10.2 (間接)から 10.3.1 にアップグレードするときに、SDC (Secure Domain Connector、セキュア ドメイン コネクタ)で管理されているデバイスにアラームが存在すると、それらのアラームはアップグレード後に SDC ロスト アラームに関連付けられず、新しく生成されたアラームのみが関連付けられます。これは既知の動作であり、想定内の動作です。
SDC FT シナリオでは、両方の SDC がダウンしている場合、デバイス ダウン アラームのみが[セキュア ドメインが失われました]アラームに関連付けられます。
アップグレード後実行インストール スクリプトのトラブルシューティング
アップグレード後実行インストール スクリプトをトラブルシューティングできます。
注:
ログ ファイルは、<$SPECROOT
>/Install-Tools/PostInstall/ ディレクトリにあります。Windows では、bash シェルからすべてのスクリプトを実行します。以下の手順に従います。
- SpectroSERVERが実行されていない場合は、これを起動します。
- Windows の場合は、[スタート]、[すべてのプログラム]、[CA]、[CA Spectrumコントロール パネル]を順にクリックします。[CA Spectrumコントロール パネル]が表示されます。[SpectroSERVERの開始]ボタンをクリックします。
- Linux の場合は、<$SPECROOT>/bin/ にある SCP コマンドを実行します。[CA Spectrumコントロール パネル]が表示されます。[SpectroSERVERの開始]ボタンをクリックします。
SpectroSERVERの実行が開始されます。 - 管理者が提供した URL を使用して、web ブラウザで OneClick ホーム ページを開きます。URL のフォーマットは、http://<hostname>:<portnumber>/ です。
- プロンプトが表示されたら OneClick ログイン認証情報を入力します。OneClick ホーム ページが表示されます。
- [コンソールの開始]をクリックします。Oneclick コンソールが開きます。
- メイン ロケーション サーバとして指定されたSpectroSERVERを展開し、ナビゲーション パネルで[ユニバース]をクリックします。存在する場合、ユニバース トポロジに対し、[コンテンツ]パネルの[アラーム]タブにアラーム一覧が表示されます。想定される原因が DIFFERENT TYPE MODEL のマイナー(黄色)アラームがモデルに表示される場合、アラームをクリアします。スクリプトが、検出された適格のモデルをすべて変換したことを確認するには、NewMM.pl スクリプトを再実行します。ログ ファイル NewMM_Log_<DATE> が <$SPECROOT>/Install-Tools/PostInstall/ ディレクトリに作成されます。
- モデルがすべて正常に変換したことを確認するには、ログ ファイル(NewMM_Log_<DATE>)を確認します。注:DIFFERENT TYPE MODEL アラームが繰り返される場合、テクニカル サポートにお問合わせください。これでトラブルシューティングが完了しました。
インストール前ログのエラーによる DDM データベース ロックのため、CA Spectrum のアップグレードを続行できない
問題の状況:
既存の Spectrum バージョンにパッチのインストールを試行すると、以下のエラー メッセージが表示されます。「This installation needs to access the DDM database, which is currently locked. Installation will automatically resume when the database is unlocked. (このインストールでアクセスする必要がある DDM データベースは現在ロックされています。データベースのロックが解除されると、インストールは自動的に再開します。)」
解決方法:
このエラーが表示された場合は、$SPECROOT/SS/DDM ディレクトリに移動し、.DDMDB.LOCK ファイルを削除します。この操作を行うと、インストールは正常に続行して完了します。