CA Spectrum の Docker 化
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注: Spectrum 10.3.1 で Spectrum DSS の自動インストール
が利用できるようになりました。
Spectrum の Docker 化について
Docker 化した Spectrum は Spectrum ユーザに有益です。Docker 化した CA Spectrum コンポーネントは、spectrum-one-click-server-image、spectrum-ss-image、spectrum-sdc-image などのように、個別に展開できます。時間をかけずに、複数のコンテナをスピンして分散 Spectrum 展開をセットアップするのに役立ちます(数分*)。 Docker 化によって、さまざまなデータセンターのさまざまな環境で、アプリケーションの動作、ステージング、および実行中の問題を解決できます。Spectrum の Docker 化によって、すべての必要な設定ファイルとライブラリ、および任意の環境で Spectrum を実行するのに必要なその他の依存関係をパッケージ化できます。 Spectrum の Docker 化によって、自動的に展開される継続的インテグレーションを保証できます。1 つのコンテナを複数の環境で使用できるため、開発から実運用への移行時間を大幅に削減できます。Docker イメージは、あるサーバから別のサーバに簡単に移動できます。Docker コンテナは、ユーザの要求に応じて簡単にスケーリングできます。 コンテナ アプリケーション プラットフォーム上で Spectrum を実行することで、シームレス サービス抽象化レイヤが提供されます。コンテナ プロパティへの変更(ホスト名/IP の変更など)は、現在の展開に大きく影響を与えません。
注:
Spectrum は Red Hat® (7.4) OpenShift 上で Docker 化でき、prem またはクラウド アプリケーションの開発、展開、ビルドが簡単になります。 推奨ソフトウェア要件
Docker エンジンおよび OpenShift インストールのための推奨ソフトウェア要件は以下のとおりです。
Docker エンジンの場合
- RHEL - v7.4 (Docker-engine のインストールおよびコンテナ作成は RHEL 7.4 VM でテストされています)。「yum install docker」コマンドを使用して Docker の最新バージョンをインストールします。
OpenShift の場合
- OpenShift - v3.6
- RHEL - v7.4
- Ansible - v2.5.4
- Git 1.5
Spectrum 事前構築済み ISO イメージのロード プロセス
Docker イメージを手動で構築したくない場合は、以下の手順に従います。
- 必要な tar.gz ファイルを support.ca.com から Linux Rhel 7.4 VM にダウンロードします。CA-Spectrum-SpectroSERVER-Docker-10.3.tar.gzCA-Spectrum-OneClickServer-Docker-10.3.tar.gzCA-Spectrum-SDC-Docker-10.3.tar.gzCA-Spectrum-OneClickServer-And-SRM-Docker-10.3.tar.gz
- tar ファイルを解凍するには、以下のコマンドを実行します。gzip -d <filename>.tar.gz
- 解凍した上記の tar ファイルが利用可能になったら、それぞれの docker イメージを展開するため以下のコマンドを実行します。docker load -i CA-Spectrum-SpectroSERVER-Docker-10.3.tar
- ロードした docker イメージを表示するには、以下のコマンドを実行します。docker images
次に
ネイティブ Docker コンテナの作成と実行 か Openshift インストールについて学習します。