インストール後の設定
内容
casp1032jp
内容
OneClick クライアントの制約の設定
クライアントが
CA Spectrum
にアクセスできるようにする場合、OneClick Web サーバのインストールにもアクセスできるようにする必要があります。OneClick クライアントが OneClick Web サーバを接続目的で使用する場合、ホスト セキュリティへの追加は必要ではありません。注:
OneClick Web サーバのホストのセキュリティ設定は、Apache Tomcat の[Remote Address Filter]および[Remote Host Filter]から実行できます。詳細については、http://tomcat.apache.org を参照してください。以下の手順に従います。
- <$SPECROOT>/tomcat/webapps/spectrum/META-INF に移動します。
- XML エディタを使用して、このディレクトリ内の context.xml ファイルを開きます。
- 以下の行を見つけます。<Context path="/spectrum" docBase="spectrum">この行の下に以下の行を入力します。<Valve className="org.apache.catalina.valves.RemoteAddrValve" allow="" deny=""/>
- OneClick アクセスを制限するユーザの IP アドレスを拒否パラメータの値として指定します。たとえば、特定の範囲の IP アドレスの全ユーザから 1 人以上の特定のユーザを除外して許可を与えることができます。
- オプションで、OneClick アクセスを許可する特定の IP アドレスを許可パラメータの値として IP アドレスで指定することができます。たとえば、10.254.*.* と入力すると、「10.254」の IP アドレスの範囲の全 IP アドレスが含まれます。
- ファイルを保存して終了します。これで OneClick クライアントの制約が設定されました。
分散環境での
CA Spectrum
に対するクライアントのアクセスを設定する方法インストール時にホスト システム以外のメイン ロケーション サーバを選択した場合、メイン ロケーション サーバの .hostrc ファイルにホスト システムの名前を入力する必要があります。
注:
インストール時に、ホスト システムの .hostrc ファイルにメイン ロケーション サーバの名前が自動的に入力されます。以下の手順に従います。
- メイン ロケーション サーバとして指定したシステムで SPECTRUM コントロール パネルを起動します。
- [設定]-[ホスト セキュリティ]を選択します。
- [サーバ リスト]にホスト システムの名前を追加し、[OK]をクリックします。これでCA Spectrumに対するクライアント アクセスが設定されました。
OneClick Web サーバ ポートの変更
以下に場合に、OneClick Web サーバのデフォルト サーバ シャットダウン ポートを変更します。
- OneClick Web サーバに、Apache Tomcat の複数インスタンスが含まれている。
- Apache Tomcat のそれらのインスタンスで、デフォルトのサーバ シャットダウン ポート(8005)が使われている。
Apache Tomcat は、別のインスタンスが実行されているシステムでは起動できません。
以下の手順に従います。
- 以下のディレクトリに移動します。<$SPECROOT>/tomcat/conf
- テキスト エディタを使用して server.xml ファイルを開きます。
- 以下の行に移動します。- <Server port="8005" shutdown="SHUTDOWN" debug="0">
- サーバ ポートの値を新しいサーバ シャットダウン ポート番号に変更します。たとえば、「port="8099"」のように指定します。
- 次のように Apache Tomcat を再起動します。
- Windows の場合:
- [スタート]-[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[サービス]を選択します。
- リストから SpectrumTomcat を選択します。
- 左側のウィンドウの[サービスの再起動]をクリックします。
- Linux の場合:
- 以下のパスに移動します。
<$SPECROOT>/tomcat/webapps/spectrum restart.sh- 以下のコマンドを入力します。
Windows Server Scheduled Tasks サービスの設定
CA Spectrum
Scheduler で動作するように Windows Server 2016 または Windows Server 2012 Scheduled Tasks サービスを設定できます。以下の手順に従います。
- [スタート]-[管理ツール]をクリックします。
- [タスク スケジューラ]を選択します。
- [操作]-[AT サービスのアカウントの構成]を選択します。
- [別のユーザー アカウント]オプションを選択し、[ユーザーの変更]を選択します。
- 有効なCA Spectrumユーザのユーザ名(必要な場合はドメインも)を入力します(例: WORKGROUP\jsmith など)。注:デフォルトではこのダイアログ ボックスに現在のユーザが含まれます。デフォルトがCA Spectrumユーザの場合、変更の必要はありません。スケジュール タスクは指定したユーザの代理として実行されます。
- [パスワード]および[パスワードの確認]フィールドにユーザのパスワードを入力し、[OK]をクリックします。
- [AT サービスのアカウントの構成]ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。これで Windows のスケジュールタスク サービスが設定されました。
フォールト トレラント環境でのランドスケープのポーリング間隔の設定
フォールト トレラント
CA Spectrum
環境では、OneClick によってデフォルトで 10 秒おきに各ランドスケープへのポーリングが実行され、SpectroSERVER
のステータスが確認されます。プライマリ SpectroSERVER
がダウンしている場合に頻繁にポーリングを実行すると、セカンダリ SpectroSERVER
へのフェールオーバ時間が短縮されます。このポーリングによって、SpectroSERVER
再起動が見逃されることもなくなります。ランドスケープへのポーリング間隔をあけることで、パフォーマンスを向上させることができます。間隔を設定するには、OneClick Web サーバの context.xml ファイルの domainPollingInterval の値を編集します。domainPollingInterval の値は、
SpectroSERVER
のステータスを判断するためのポーリングの間隔(秒数)です。ポーリング間隔をあけるには、<
$SPECROOT
>/tomcat/webapps/spectrum/META-INF ディレクトリに格納された context.xml ファイル内の domainPollingInterval の値を編集します。たとえば、ランドスケープへのポーリング間隔を 60 秒に変更するには、domainPollingInterval の値を 10 から 60 に変更します。注:
変更を有効にするには、OneClick Web サーバを停止してから再起動します。