Linux の前提条件

casp1032jp
Linux の前提条件
CA Spectrum
を Linux システムにインストールする前に、以下の前提条件が満たされていることを確認します。
root 権限
CA Spectrum
 および 
CA Spectrum
 リモート管理(SRAdmin)デーモンをインストールする場合、使用可能なリソースを評価し、カスタム インストール スクリプトを実行するために root 権限が必要です。root でインストールを実行すると、setuid 実行可能ファイルに root 権限が付与され、
SpectroSERVER
 が SNMP ポートに接続できるようになります。最初のインストールで所有者が root であるファイルが生成され、削除されずに残るので、その後のアップグレード インストールでも root 権限が必要になります。
固定 IP アドレス
CA Spectrum
 をインストールするシステムの IP アドレスが固定であることを確認します。変更がない静的なアドレスを DHCP サーバが発行した場合、システム上で DHCP を有効にすることができます。
ホスト ファイル
/etc/hosts ファイルが以下のフォーマットで記述されていることを確認します。
127.0.0.1 localhost localhost.localdomain <external IP> <external names>
  • external IP
    ホストの静的 DNS IP です。
  • external names
    DNS の短縮名です。
最初の行のループバック アドレスの後に、ローカルホストが記述されていることを確認します。ループバック行には、正式なホスト名として localhost を記述する必要があります。
ローカル ホストの後にニックネームを追加できます。以下に例を示します。
127.0.0.1 localhost localhost.localdomain
以下の例は間違っているため、
CA Spectrum
 でホストの解決上の問題およびセキュリティ上の問題が発生することがあります。
127.0.0.1 <external name> localhost localhost.localdomain
NFS-Mounted ファイル システム
CA Spectrum
 インストール ディレクトリが NFS-Mounted ファイル システムである場合、NFS マウント オプションを[Hard]および[Nointr]に設定することを推奨します。これらの設定により、データベースの整合性が確保されます。
ただしこのような設定では、パフォーマンスに対する重大な影響など、多くの問題が存在する可能性があるため、可能であれば、NFS マウントを使用しないことを推奨します。
[Hard]および[nointr] NFS マウント オプションを使用
する必要がある
場合、データベースのバックアップを良好な状態に維持するように注意してください。
どのような場合でも「ソフト」オプションは推奨されません。
RHEL での SE Linux の設定
CA Spectrum のこのリリースを強制モードで 6.x と共に SE Linux 上にインストールできます。デフォルトで、RHEL 7.x を使用すると、SE Linux は強制モードでセットアップされます。
RHEL 5.x のサポートは、CA Spectrum 10.2.1 までです。CA Spectrum 10.2.2 以上では、RHEL 5.x はサポートされません。
 
/etc/selinux/config ファイルを編集することにより、permissive モードに変更できます。
調整可能な行は、SELINUX=permissive です。