Windows の前提条件

内容
casp1032jp
内容
CA Spectrum
Windows
システムにインストールする前に、以下の前提条件が満たされていることを確認します。
  • 管理者権限
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 をインストールするには、管理者または管理者権限を持つユーザとしてログインします。
注: 
管理者以外のユーザとして 
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 をインストールする場合は、UAC (ユーザ アカウント制御)を無効にします。
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 インストール ソフトウェアには、使用可能なリソースを評価し、カスタム インストール スクリプトを実行するための管理者権限が必要です。最初のインストールでは、所有者が管理者であるファイルが生成され、削除されずに残ります。以降のアップグレード インストールでも管理者権限が必要です。
 
  • ユーザ アカウント コントロール(UAC)
管理者以外のユーザとして 
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 をインストールするには、ユーザ アカウント制御(UAC)をオフにする必要があります。UAC は、管理者権限を必要とするタスクを実行する場合、ユーザに許可を求める Windows セキュリティ コンポーネントです。
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のインストール中に、インストール ユーザは
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リモート管理(SRAdmin)で管理者に昇格されます。その後、UAC は、ユーザに権限を求めますが、SRAdmin が非対話型サービスであるので、これは可能ではありません。UAC を無効にすると、インストールは連続的に実行されます。
注:
UAC の無効化は、管理者以外のユーザとして
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のインストールを実行する場合のみ必要です。インストール後、
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の通常操作時に、UAC を有効にすることができます。
Windows Server 2012 で UAC を無効にする方法
管理者以外のユーザとして 
CA Spectrum
 をインストールするには、UAC をオフにする必要があります。以下の手順では、Windows Server 2012 で UAC を無効にする方法について説明します。
以下の手順に従います。
1. [スタート]メニューから、[コントロール パネル]-[ユーザー アカウント]を選択します。
2. [ユーザー アカウント制御設定の変更]をクリックします。
3. スライダを最下部行の[通知しない]まで下へ移動し、[OK]をクリックします。
4. ローカル セキュリティ ポリシーで UAC を無効にします。これで、UAC が無効になりました。
Windows Server 上のローカル セキュリティ ポリシーで UAC を無効にする方法
UAC 設定に加えて、以下の手順で説明されているように、UAC のローカル セキュリティ ポリシー オプションを無効にする必要があります。
以下の手順に従います。
      1. [ファイル名を指定して実行]ダイアログ ボックスで、secpol.msc を入力し、[OK]をクリックします。
      2. [ローカル セキュリティ ポリシー]ウィンドウで、[セキュリティ設定]、[ローカル ポリシー]、[セキュリティ オプション]フォルダを選択します。
      3. [ユーザー アカウント制御: 管理者承認モードですべての管理者を実行する]ポリシーを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
      4. [無効]を選択し、[OK]をクリックします。
        UAC をオフにするために必要なローカル セキュリティ ポリシー オプションが無効になりました。
  • Windows の固定 IP アドレス
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 をインストールするシステムの IP アドレスが固定であることを確認します。変更がない静的なアドレスを DHCP サーバが発行した場合、システム上で DHCP を有効にすることができます。
  • システム修復ディスク
インストールによりファイルを破損することがあるため、
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 をインストールする前に ERD (Emergency Repair Disk、緊急時修復ディスク)を作成することをお勧めします。ERD を使用すると Windows 構成ファイルを回復できます。
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 のインストールが正常に終了した後に、ERD を作成することをお勧めします。
注:
Windows のヘルプ ファイルには、ERD の作成方法に関する詳細が記載されています。
  • ネットワークおよびセキュリティ設定
電子メールをアプリケーション(
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エンタープライズ アラーム マネージャなど)に使用するには、
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にログインして実行し、サポートするサービス プロバイダを使って電子メールを送信するように、ユーザ プロファイルを設定します。
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 をインストールするディレクトリに必要なセキュリティを設定します。インストール前にセキュリティを設定した場合、
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 はディレクトリ階層へのセキュリティの変更を保持します。
注:
何らかの変更を行った場合は、システムを再起動する必要があります。
  • ユーザの監査
Windows でユーザ監査が有効な場合、すべてのアクションが監査されるため、Windows イベント ログに大量のエントリが記録されます。
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 システム パフォーマンスが低下するため、Windows ユーザ監査機能は無効にすることをお勧めします。
  • ファイル システムの NTFS への変換
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 を NTFS ファイル システム パーティションにインストールすることをお勧めします。ディスク ドライブが FAT パーティションとしてフォーマットされている場合は、Windows ファイル システムを NTFS に変換します。
以下の手順に従います。
1. コマンド プロンプトで、以下の構文に基づいて CONVERT ユーティリティを実行します。
CONVERT C: /FS:NTFS
注:
変換ユーティリティは、既存のデータを破損または削除することなく実行できます。ハード ディスクがすでに変換されている場合、メッセージが表示されます。コマンド ライン インターフェースで「help convert」と入力することにより、convert コマンドの詳細なヘルプを確認することができます。
2. システムを再起動して、フォーマットの変更を有効にします。
これでファイル システムが変換されました。