CA Spectrum と CABI JasperReports サーバの統合

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JasperReports Server をインストールしたら、JasperReports Server と Spectrum Report Manager の統合を設定する必要があります。この統合を有効にするには、統合ページで Jasper Server 接続の詳細を指定します。
注:
 CA Spectrum 以外の製品以外に付属している JasperReports Server を使用している場合、サポートされている Web サーバとの統合の前に以下の手順に従います。
SpectrumProxy.war ファイルを $SPECROOT\Spectrum\Install-Tools\SRM-Tools\jasper\ から Japserserver\tomcat\webapps フォルダにコピーします。Jasper Tomcat サーバを再起動します。
以下の手順に従います。
  1. [OneClick 管理]ページを開きます。
  2. [Report Manager]タブをクリックします。
  3. [Report Manager 管理ツール]から[Jasper 統合]オプションを選択します。
  4. 統合コンポーネント
    」をダウンロードしてインストールします。インストール手順については、「統合コンポーネントのインストール」を参照してください。
    重要:
    統合コンポーネントは JAR ファイルであり、JasperReports サーバを CA Spectrum と統合し、レポートを実行するために必要なバイナリ ファイルから構成されています。統合コンポーネントをインストールすると、Jasper サーバにバイナリが展開され、レポートが生成されます。
  5. JasperReports サーバとの通信に使用されるパラメータを指定します。
    • Jasper サーバ ホスト名
    • CABI JasperReports Server インスタンスが CA Spectrum Tomcat と同じサーバ上に存在しない場合、そのホスト名を指定します。
    • Jasper Tomcat ポート
      Jasper Tomcat が稼動しているポートを指定します。デフォルトのポート値は 8080 です。
      Jasper と OneClick が同じサーバに存在する場合、Tomcat ポートは、CA Spectrum Tomcat が使用するポートと同じにできません。
    • JasperServer Web アプリ名
      Jasper サーバのインストール時に付けられる Jasper サーバ Web アプリケーション名を指定します。デフォルトは、「jasperserver-pro」です。
    • Jasper 管理者ユーザ
    • Jasper 管理者ユーザ ID を指定します。
      デフォルトのユーザ ID は、「superuser」です。 
    • Jasper 管理者パスワード
      Jasper の管理者ユーザ ID のパスワードを入力します。 デフォルトのパスワードは、「superuser」です。
    • Jasper 統合
      [有効]ラジオ ボタンを選択します。
      [無効]を選択して保存すると、それ以降 CA Spectrum Tomcat は CABI Jasper インスタンスと統合されません。
    • SSO の有効化
      JasperReports Server からのシングル サインオン ソリューション(SSO)を有効にするには、このチェック ボックスを選択します。これにより、Spectrum Report Manager と Jasper コンソールの間でセッションが確立されます。SSO を有効にした場合、ログイン認証情報を指定せずに、OneClick Web コンソールから Jasper コンソール セッションを開くことができます。
      注:
       シングル サインオン ソリューションは、[Use SSL with Jasper Server (Jasper サーバで SSL を使用)]オプションを有効にした場合は機能しません。
    • Jasper サーバで SSL を使用
      Secure Sockets Layer (SSL)対応 JasperReports Server と統合するには、このチェック ボックスを選択します。Secure Sockets Layer (SSL)の詳細について、および JasperReports Server で SSL を有効にする方法については、「Web サーバでの SSL の使用」を参照してください (JasperReports Server が Windows 2012 上で実行されている場合にのみサポートされます)。
  6. [保存]をクリックして統合を有効化し、ページを更新します。
  7. OneClick ホーム ページで、[Jasper コンソール]をクリックして JasperReports Server を起動します。 
    重要:
     このプロセスには時間がかかります。 このプロセス中、すべての Spectrum Report Manager レポートの内容が OneClick サーバから CABI JasperReports Server にエクスポートされます。 そのため、成功メッセージが表示されるまで処理をキャンセルしたりページから移動したりしないでください。
統合を設定したら、Spectrum Report Manager レポートの内容がインストールされ、CABI JasperReports Server レポート データベースに接続できます。メニュー バーの[JasperConsole]リンクで、指定した CABI インスタンス上の CABI JasperReports Server Web アプリケーションを起動できるようなりました。
注:
統合を無効にした場合、レポートおよびレポート管理機能が無効になります。ただし、統合を無効にしても、Spectrum Report Manager による監視対象 SpectroSERVER からのデータの収集と管理が停止するわけではありません。
統合が成功したら、Jasper で以下の Spectrum 組織およびデフォルト ユーザを表示できます。
  • jasperadmin/jasperadmin 
    ROLE_ADMINISTRATOR
  • joeuser/joeuser 
    ROLE_USER 
  • spectrum/spectrum 
    ROLE_ADMINISTRATOR
    ROLE_USER 
再展開
既存のレポートを修復するか、または新しいバージョンに更新するには、レポートを再展開します。 CA Spectrum の新しいバージョンにアップグレードしたら、[再展開]ボタンをクリックして、Jasper レポートと Spectrum のアップグレード修正プログラム、拡張機能、および新しいレポートを同期します。 
このリリースでサポートされない機能
このリリースでは、限られたレポートおよびカスタム レポート機能がサポートされています。