CA Spectrum ユーティリティをパックして別のコンピュータに移動する方法
内容
casp1032jp
内容
packtool.pl スクリプトは
CA Spectrum
CLI (Command Line Interface、コマンド ライン インターフェース)、[sslog の値をブックに割り当てます]、AlarmNotifier
、modelinggateway ツール、および sbgwimport ツールをパックして、別のコンピュータに転送することができます。このスクリプトを使用すると、ファイルの移動時に、ユーティリティとサポート ファイルの相対ディレクトリ構造を維持することができます。注:
どちらのコンピュータも同じオペレーティング システムで動作している必要があります。packtool.pl スクリプトを実行する前に、以下の要件を考慮してください。
- packtool.pl スクリプトを実行するには、Linux プラットフォームでは root ユーザ、Windows プラットフォームでは管理権限を持つユーザである必要があります。
- OneClick サーバだけがインストールされているコンピュータにCA Spectrumユーティリティを転送する場合、以下の要件が適用されます。
- 各コンピュータ上の OneClick サーバのバージョンおよびパッチ レベルが一致している必要があります。各パッチをインストールした後、packtool.pl スクリプトを再実行し、再度ユーティリティを転送します。
- ユーティリティの転送先のコンピュータのインストール ユーザは、ファイルをパックしたコンピュータのインストール ユーザと同じ必要があります。
- ターゲット コンピュータにデバッグ パッチまたは PTF がインストールされる場合、ファイル転送後にデバッグ パッチまたは PTF を再インストールします。
- ユーティリティがパッケージ化されているコンピュータ上のCA Spectrumプロセスをすべて停止します。
- tools_bundle ファイルを抽出する前に、ユーティリティを転送しているコンピュータ上のCA Spectrumプロセスをすべて停止します。
- tools_bundle ファイルを解凍するには、Linux プラットフォームでは root ユーザ、Windows プラットフォームでは管理権限を持つユーザである必要があります。
重要:
CA Spectrum
ユーティリティを実行するには、有効な CA Spectrum
ユーザとしてターゲット コンピュータにログオンする必要があります。そうでない場合、エラーが発生します。たとえば、Linux ワークステーションに「ルート」としてログオンし、CA Spectrum
に一致するユーザ モデルが存在しない場合、「NO_USER」というエラーを受け取ります。CA Spectrum
ユーティリティをパックして別のコンピュータに転送するには、以下の手順に従います。CA Spectrum
ユーティリティのパックCLI、SSLogger、AlarmNotifier、modelinggateway ツール、および sbgwimport ツールを別のコンピュータに移す前に、これらをバンドルするスクリプトを実行します。
以下の手順に従います。
- 環境変数 <$SPECROOT> が、ユーティリティをパックするコンピュータ上のCA Spectrumインストール ディレクトリ パスに設定されていることを確認します。
- CYGWIN32 環境変数を cygwin がインストールされているディレクトリに設定します。
- packtool.pl スクリプトを実行して、ユーティリティおよびサポート ファイルをパックします。packtool.pl スクリプトは <$SPECROOT>/SS-Tools ディレクトリにあります。Bash シェルまたは他の UNIX シェルからスクリプトを実行するには、次のコマンドを入力します。<$SPECROOT>/SS-Tools/packtool.pl [-no_notifier | -no_event_alarms][-f file_name]
- <$SPECROOT>CA SpectrumがインストールされているSpectroSERVER上のディレクトリ構造です。
- -no_notifierAlarmNotifierをパックしないように指定します。
- -no_event_alarmsAlarmNotifierEvFormat ファイルまたは PCause ファイルをパックしないように指定します。
- -ffile_name実行可能ファイルの名前を指定します。
CA Spectrumユーティリティとそのサポート ファイルを格納した linux_tools_bundle (Linux)または nt_tools_bundle.exe (Windows)という名前の実行可能ファイルが作成されます。
別のコンピュータへの
CA Spectrum
ユーティリティの移動OneClick サーバを実行しているだけのコンピュータに
CA Spectrum
ユーティリティを移動することができます。以下の手順に従います。
- CA Spectrumユーティリティを解凍するコンピュータ上で、ディレクトリを <$SPECROOT> に変更します。
- バイナリ モードを使用して、linux_tools_bundle (Linux)または nt_tools_bundle.exe (Windows)という名前の実行可能ファイルを現在のディレクトリに FTP 接続します。
- DOS、Bash、または他の UNIX シェルから tools_bundle ファイルを解凍します。CA Spectrumユーティリティとそのサポート ファイルが、適切なディレクトリ構造に解凍されます。
- AlarmNotifierとイベント ファイルおよび pcause ファイルを移動した場合、<$SPECROOT>/SG-Support/CsResource/preferences/*.prf 内のパスにイベント ファイルと pcause ファイルの正しい場所が指定されていることを確認します。また、ui= オプションと lhandle= オプションを確認します。
- <$SPECPATH> 環境変数を、tools_bundle ファイルを解凍したディレクトリのパスに設定します。
- Windows の場合は、以下の変数形式の値を使用してシステム環境変数 <$SPECPATH> を作成します。driveletter:\PATH_TO_SPECTRUM
- Linux の場合は、以下の行を /opt/SPECTRUM/spectrum80.env ファイルに追加します。SPECPATH=PATH_TO_SPECTRUM
- Linux プラットフォームの場合は、/opt/SPECTRUM ディレクトリにある spectrum*.env ファイル内で BES_LIC_DIR を PATH_TO_SPECTRUM/bin/VBNS/license として定義します。
- Linux プラットフォームの場合は、/usr/bin/perl を <$SPECROOT>/bin にコピーします。
- .hostrc ファイルにローカル ホスト名、およびユーティリティの転送元のコンピュータ名が含まれることを確認します。
- メイン ロケーション サーバの .hostrc ファイルに tools_bundle ファイルを解凍するコンピュータのホスト名が含まれていることを確認します。
- .LocalRegFile に正しいメイン ロケーション サーバが含まれていることを確認します。
- CLI ユーティリティを使用するため、シェルに CLISESSID を設定します。Windows:set CLISESSID=<NUMBER>Linux の場合export CLISESSID=<NUMBER>
- NUMBERシェルの一意の番号です。
- Notifier/.alarmrc に SetScript、ClearScript および UpdateScript への正しいパスが設定されていることを確認します。これらのスクリプトは、tools_bundle ファイルを抽出した Notifier ディレクトリに格納されています。
- processd を再起動します。このコンピュータ上でユーティリティを実行できるようになりました。
を実行していないコンピュータに
CA Spectrum
CA Spectrum
ユーティリティを移動することもできます。以下の手順に従います。
- CA Spectrumユーティリティをパックします。
- CA Spectrumユーティリティを解凍するコンピュータ上で、CA Spectrumユーティリティとそのサポート ファイルを解凍するためのディレクトリを作成します。たとえば、以下のディレクトリを作成します。Windows:c:\win32app\spectrumLinux の場合/usr/spectrum注:作業ディレクトリ(chdir)をこれらのディレクトリに変更してください。
- バイナリ モードを使用して、FTP により、実行可能ファイルを現在のディレクトリに送信します。ファイルの名前は、linux_tools_bundle (Linux)または nt_tools_bundle.exe (Windows)のいずれかです。
- DOS、Bash、または他の UNIX シェルから tools_bundle ファイルを実行します。CA Spectrumユーティリティとそのサポート ファイルが、適切なディレクトリ構造に解凍されます。
- PATH 変数が以下のとおりであることを確認します。Windows:<$SPECROOT>/lib が PATH 変数に含まれていることを確認します。Linux の場合
- /opt/SPECTRUM ディレクトリを作成します。
- <$SPECROOT>/lib から /opt/SPECTRUM/lib へのリンクを作成します。
- <$SPECROOT>/bin から /opt/SPECTRUM/bin へのリンクを作成します。
- 以下のように、<$SPECROOT> 環境変数と <$SPECPATH> 環境変数を tools_bundle ファイルを解凍したディレクトリへのパスに設定します。
- Windows の場合は、以下の変数形式の値を使用してシステム環境変数 <$SPECROOT> および <$SPECPATH> を作成します。driveletter:/PATH_TO_SPECTRUM driveletter:\PATH_TO_SPECTRUM
- Linux の場合は、/opt/SPECTRUM/spectrum80.env を作成して、以下の行を追加します。SPECROOT=PATH_TO_SPECTRUM SPECPATH=PATH_TO_SPECTRUM
- AlarmNotifierとイベント ファイルおよび pcause ファイルを移動した場合、<$SPECROOT>/SG-Support/CsResource/preferences/*.prf 内のパスにイベント ファイルと pcause ファイルの正しい場所が指定されていることを確認します。また、ui= オプションと lhandle= オプションを確認します。
- Linux プラットフォームの場合は、/opt/SPECTRUM ディレクトリにある spectrum*.env ファイル内で BES_LIC_DIR を PATH_TO_spectrum/bin/VBNS/license として定義します。
- .hostrc ファイルにローカル コンピュータのホスト名、およびユーティリティの転送元のコンピュータ名が含まれることを確認します。
- .LocalRegFile に正しいメイン ロケーション サーバが含まれていることを確認します。
- vnmsh/.vnmshrc に正しいメインSpectroSERVER名が含まれていることを確認します。
- 以下のように、processd サービスをインストールします。Windows:
- SRAdmin がインストールされていない場合は、以下のようにインストールします。shell> cd %SPECROOT%\Install-Tools\sdic\nt shell> .\sradmin --install shell> .\sradmin --start
- 以下のように、processd サービスをインストールします。shell> cd %SPECROOT%\lib\SDPM shell> .\processd.exe --install --username USERNAME --password PASSWORD shell> .\processd.exe --start注:processd が起動しない場合は、コンピュータを再起動してください。
Linux の場合- <$SPECROOT>/lib/SDPM/processd_init.sh を /etc/init.d/processd にコピーします。
- <$SPECROOT>/lib/SDPM/processd.pl を /etc/init.d にコピーします。
- /etc/init.d/processd から /etc/rc2.d/S99processd へのリンクを作成します。
- /etc/init.d/processd start を使用して、processd を起動します。
- メイン ロケーション サーバの .hostrc ファイルに tools_bundle ファイルを解凍するコンピュータのホスト名が含まれていることを確認します。
- CLI ユーティリティを使用するため、シェルに CLISESSID を設定します。Windows:set CLISESSID=<NUMBER>Linux の場合export CLISESSID=<NUMBER>
- NUMBERシェルの一意の番号です。
- Notifier/.alarmrc に SetScript、ClearScript および UpdateScript への正しいパスが設定されていることを確認します。これらのスクリプトは、tools_bundle ファイルを抽出した Notifier ディレクトリに格納されています。
- Windows プラットフォームでAlarmNotifierスクリプトを使用する場合は、http://www.cygwin.com から Cygwin をインストールします。PATH 変数に Cygwin の bin ディレクトリが含まれていることを確認してください。このコンピュータ上でユーティリティを実行できるようになりました。