デフォルトのポート設定

内容
casp1032jp
内容
プロセスがファイアウォール環境で正しく動作するように、
CA Spectrum
 プロセスが使用するデフォルトのポートまたはソケット番号を変更できます。
以下のプロセスのポート番号またはソケット番号を変更することができます。
注:
リモート管理デーモン、sradmin、および
SpectroSERVER
経由の Telnet のポートは変更できません。
SpectroSERVER
 ポート番号の変更
SpectroSERVER
 が CORBA 要求に使用するポート番号は変更可能です。
テキスト エディタを使って .vnmrc ファイルを編集し、新しいポート番号を反映することができます。このファイルは、<
$SPECROOT
>/SS/ に格納されています。以下のコマンドを入力します。
orb_args=-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=<new port number>
アーカイブ マネージャのポート番号およびソケット番号の変更
アーカイブ マネージャが特定の要求に使用するポート番号およびソケット番号を変更することができます。
テキスト エディタを使って .configrc ファイルを編集し、新しいポート番号を反映することができます。このファイルは、<
$SPECROOT
>/SS/DDM に格納されています。以下のコマンドを入力します。
orb_args=-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=<new port number>
アーカイブ マネージャが VNM クライアントおよび SSAPI クライアントからの要求のリスンに使用するソケット番号を変更するには、テキスト エディタを使用して、.configrc ファイルを編集します。このファイルは、
<$SPECROOT>
/SS/DDM に格納されています。以下の変数を変更します。
ARCH_MGR_SOCKET_NUMBER=<new port number>
ロケーション サーバのポート番号およびソケット番号の変更
ロケーション サーバが特定の要求に使用するポート番号およびソケット番号を変更することができます。
ロケーション サーバが CORBA 要求に使用するポート番号を変更するには、テキスト エディタを使用して、新しいポート番号を反映するように .locrc ファイルを編集します。このファイルは、
<$SPECROOT>
/LS に格納されています。以下のコマンドを入力します。
orb_args=-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=<new port number>
ロケーション サーバが VNM および SSAPI の要求に使用するソケット番号を変更するには、テキスト エディタを使用して、.locrc ファイルを編集します。以下の変数を変更します。
LOC_SERVER_SOCKET_NUMBER=<new port number>
Visibroker ネーミング サービスのポート番号の変更
Visibroker ネーミング サービスが使用するポート番号を変更できます。
注:
デフォルトのポート番号は 14006 です。
以下の手順に従います。
  1. [マイ コンピュータ]を右クリックして[プロパティ]を選択します。
    [システムのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
  2. [詳細]タブをクリックし、次に[環境変数]ボタンをクリックします。
  3. NAMING_SERVICE_PORT を選択して、新しいポート番号を反映するよう、以下のとおり編集します。
    NAMING_SERVICE_PORT=<new port number>
Visibroker ネーミング サービスのポート番号を変更するには、spectrum60.env ファイルで環境変数を設定します。このログ ファイルは、/opt/SPECTRUM ディレクトリにあります。以下の変数を変更します。
NAMING_SERVICE_PORT=<new port number>
リモート コピー プロセス デーモン(rcpd)のポート番号の設定
以下の構文で示すように、「.vnmrc」リソース ファイル内のリモート コピー プロセス デーモン(rcpd)のポート番号を設定します。
rcpd_comm_port=<port number in hex>
 
CLI デーモン(vnmshd)のポート番号の設定
CLI デーモン(vnmshd)のポート番号は、vsh_tcp_port パラメータから設定可能です。
注:
vsh_tcp_port パラメータの詳細については、「」を参照してください。
ポート競合の解決
別のアプリケーションとのポート競合を回避するため、
CA Spectrum
 のプロセスとサービスが使用するデフォルト ポート番号を変更できます。
以下のテーブルでは、
CA Spectrum
 のプロセスとサービス用のデフォルト ポートについて説明します。
注:
「リモート接続には使用しない」と記載されている場合は、この表のポートについて言及したものです。一般的に、
CA Spectrum
 がリモート接続に使用しないポートでは、ファイアウォール設定の問題はありません。
ポート(10 進数)
ポート(16 進数)
CA Spectrum
 コンポーネント
プロトコル
注記
80
0x0050
OneClick/SRM
HTTP
なし
162
0x00A2
SpectroSERVER
UDP
SNMP トラップのリスンに使用するポート
3306
0x0CEA
SRM データ用 mysql
ArchMgr(アーカイブ マネージャ)
TCP/ODBC/JDBC
Windows から Linux に SRM データベースを移行する場合にのみリモート接続に使用
3307
0x0CEB
Linux の BOXI 用 mysql
TCP
リモート接続には使用しない
6844
0x1ABC
SDC
TCP
なし
6400
0x1900
BOXI CMS
TCP
リモート接続には使用しない
7777
0x1E61
CLI vnmshd
TCP
CLI デーモン(vnmshd)」を参照してください。
14001
0x36B1
OneClick サーバ
TCP/CORBA
OneClick Web サーバ ホスト」を参照してください。
14002
0x36B2
SpectroSERVER
TCP/CORBA
SpectroSERVER」を参照してください。
14003
0x36B3
ArchMgr
TCP/CORBA
アーカイブ マネージャ」を参照してください。
14004
0x36B4
LocServ
TCP/CORBA
ロケーション サーバ」を参照してください。
14006
0x36B6
ネーミング サービス
TCP/CORBA
なし
31415
0x7AB7
SpectroSERVER
 による Telnet
 
なし
46517
0xB5B5
sradmin
TCP
リモート管理デーモン。
注:
sradmin プロセスの詳細については、「」セクションを参照してください
47870
0xBAFE
ArchMgr
TCP/SSAPI
アーカイブ マネージャ」を参照してください。
48879
0xBEEF
SpectroSERVER
TCP/SSAPI
SpectroSERVER」を参照してください。
51966
0xCAFE
rcpd
TCP
56063
0xDAFF
LocServ
TCP
ロケーション サーバ」を参照してください。
61904
0xF1D0
processd
TCP
このポートは設定できません。
64222
0xFADE
TL1d
TCP/EPI
TL1 ゲートウェイ エージェント
65259
0xFEEB
processd
TCP
このポートは設定できません。