負荷分散

内容
casp1032jp
内容
負荷分散を実現するには、複数の OneClick Web サーバを同等に構成し、ホスト/セッション維持および負荷分散モードを備えた外部負荷分散デバイスを通じてアクセスするようにします。
以下の図に、複数の OneClick サーバをサポートする負荷分散構成を示しています。
spec--ocadmin_loadbalancers_OTH
OneClick Web サーバのステータスの確認
サーバの定期的なヘルス チェック実行時に、以下の HTTP GET ステートメントを使って、各 OneClick サーバのステータスを確認するように、ロード バランサを設定することができます。
http://<hostname>:<portnumber>/spectrum/stable
GET が正常に実行されると、「安定した」ファイルの内容が返されます。安定したファイルの存在は、SpectrumTomcat プロセスが安定状態にあることを示します。ファイルの取得に失敗した場合、SpectrumTomcat プロセスが実行されていないか、不安定な状態であることを示しています。
負荷分散環境で実際のクライアント IP アドレスをログ記録する方法
負荷分散環境で、ロード バランサは SNAT (Source Network Address Translation)を実行します。その結果、ログには実際のクライアントではなく、ロード バランサの IP アドレスとホスト名が表示されます。OneClick で[クライアント ログ]を選択すると、ログを表示できます。
HTTP リクエスト ヘッダ フィールド [X-Forwarded-For]に実際のソースの IP アドレスを挿入するように、ロード バランサを設定します。これで、ロード バランサの代わりに、ユーザの OneClick コンソールにログインしている実際のクライアントの IP アドレスとホスト名を参照できます。
ロード バランサのセットアップ詳細については、インターネットで入手できます。たとえば、「F5 BIG-IP ロード バランサの設定」や「Cisco ACE ロード バランサの設定」 を参照してください。