HTTP および HTTPS 要求を中継する Web プロキシ サーバ（iPlanet、Microsoft プロキシ サーバなど）を使用する場合、OneClick は Java Web Start が使用するプロキシ設定を継承します。OneClick は、HTTP および HTTPS プロキシの両方をサポートし、プロキシ認証もサポートします。管理者は、OneClick Web サーバがプロキシ サーバを通じて通信するよう設定する必要があります。

プロキシを通じて接続するクライアントはすべて、Java Web Start 設定コンソールでプロキシ設定を行う必要があります。Java Web Start プロキシ設定の詳細については、「新規インストール」セクションを参照してください。HTTP 1.1 プロキシを介して接続するには、変更が必要な設定はそのコンソール設定だけである可能性があります。

HTTP 1.0 プロキシ サポートについては、プロキシ サーバを介して通信するように OneClick Web サーバを設定します。

プロキシを使用した OneClick クライアントの起動に失敗した結果、以下の手順 1 と 2 の状態は正常で、手順 3 は失敗になります。

OneClick クライアントは起動に長い時間がかかります。クライアントが起動した後も、マウスのクリックやナビゲーションの操作に反応するまで、ユーザは長時間待たなければなりません。動作は非常に低速なため、ほとんど使用できません。

この動作は、「javaws.reuseConnections」 Java System プロパティのデフォルト設定（「false」）に起因するものです。CA Spectrum の旧バージョンでは、デフォルト値は「true」でした。環境内で Web プロキシやロード バランサを使用するユーザが標準設定のまま、簡単に接続を確立できるようにするため、変更を行いました。接続を再利用せずに、SSL 証明書の確認が、クライアントからサーバへのすべてのリクエストで実行されます。この作業は、ラウンドトリップの観点から見ると、コストがかかります。

「javaws.reuseConnections」 Java Runtime System プロパティの値を「true」に変更します。

プロパティ設定を変更するには、oneclick.jnlp ファイルを編集します。