CA Spectrum での DHCP （Dynamic Host Configuration Protocol、動的ホスト構成プロトコル）のサポート
casp1032jp
DHCP 環境では、特定のデバイスの IP アドレスは DHCP リースに基づいて変わります。10.3 より前では、Spectrum はこれらのタイプのデバイスを正確に監視できませんでした。
CA Spectrum 10.3 からは、DNS 参照を実行し、DHCP 環境でデバイスの元の IP アドレスを解決できます。
DNS 参照
CA Spectrum 10.3 リリースからは、以下の問題について、DNS 参照をトリガして正しい IP アドレスを解決できます。
- デバイスの接続切断
- IP またはモデルの重複
- 管理エージェント ロス
- デバイス IP スワップ（DNS 参照のスケジュール）
CA Spectrum で DNS 参照を有効化するには、以下の手順に従います。
- OneClick コンソールにログインします。
- ［エクスプローラ］タブをクリックします。
- DNS 参照を有効化するデバイス モデルを選択します。
- コンポーネント詳細画面で［属性］タブをクリックします。
- 「do_dns_lookup」属性を検索します。
- 属性値を［はい］に変更します。デフォルト： いいえDNS ルックアップ機能は、選択されたモデルに対して有効です。
注：
「do_dns_lookup」
属性がデバイス上で設定されている場合でも、「IP redundancy」も有効になっていると、DNS 参照はトリガされません。DNS 参照のスケジュール
DNS 参照のスケジュールは、指定した日付と時刻に DNS 参照を実行するために作成します。DNS 参照は、「
do_dns_lookup
」属性値が［はい］に設定されたモデルに対してのみ、スケジュールの一部としてトリガされます。 DNS ルックアップをスケジュールするには、以下の手順に従います。
- OneClick コンソールにログインします。
- ［エクスプローラ］タブをクリックします。
- DNS 参照のスケジュールを作成するデバイス モデルを選択します。
- ［ツール］-［ユーティリティ］-［Schedule DNS Lookup （DNS 参照のスケジュール）］に移動します。
- ［使用可能スケジュール］から選択するか、新しいスケジュールを作成します。使用可能なリソースは、［日単位］、［週単位］、［月単位］、［年単位］です。（指定された時間は、「SpectroSERVER」のローカル タイム ゾーンを基準とします）。スケジュールが作成され、モデルまたはモデルのグループに添付されると、スケジュールがアクティブになったときに、それらのモデル上で DNS ルックアップが実行されます。
- DNS スケジュールに関連付けられているモデルを表示するには、［ロケータ］-［スケジュール］-［すべてのスケジュール］-［情報］タブに移動して、［Items Scheduled for DNS Lookup （DNS 参照がスケジュールされたアイテム）］サブビューを展開します。
DNS ルックアップのイベント
DNS スケジュールが関連付けられる場合、および関連付けが解除される場合、以下のイベントが生成されます。
- 0x11005 - （DNS スケジュールが関連付けられます）
- 0x11006 - （DNS スケジュールの関連付けが解除されます）
DNS 参照後に IP が変更された場合、以下のイベントが生成されます。
- 0x11007
イベント ログ記録の有効化および無効化
イベント ログ記録を有効にするには、コマンド ライン インターフェースから以下のコマンドを実行します。
update action=0x10803 mh=<model handle of the model for which logging has to be enabled>
イベント ログ記録を無効にするには、コマンド ライン インターフェースから以下のコマンドを実行します。
update action=0x10804 mh=<model handle of the model>
この無効化コマンドにより、ログ記録が有効になっているモデルに関係なくログ記録が無効になります。
VNM.OUT へのログ記録の一部としてキャプチャされる上記のイベントを見つけることができます。